画数にこだわる名づけと姓名判断
画数にこだわって名づけをする方法は、主に2通りです。
まず、どんな名前にするか決めてから画数の良い漢字を当て込む方法と、最初から画数の良い漢字の中から選んで名づける方法です。
画数のこだわりを優先して考えるなら、先に画数の五格の配置を選んでから、漢字を当て込み、その後、名前の呼び方や音の響きを当てはめるようにします。
このように、画数にこだわって名づけをした場合、気になるのが姓名判断です。
姓名判断とは、名前の画数によって運勢を鑑定します。姓名判断にはいろいろな流派があり、流派によって見方が変わるので、こちらでは良い結果なのに、こちらでは悪い結果という場合もあります。そのため、姓名判断を行う場合は、自分がこれと決めた方法のみで考えると一貫性があるでしょう。
五格(ごかく)による姓名判断
画数にこだわった名づけをするには、まず、名前の画数の数え方を知らなければなりません。ここでは、主流といわれる「五格」の鑑定方法にのっとった画数の見方をご紹介します。
五格とは、「天格」「人格」「地格」「外格」「総格」の5つで鑑定する姓名判断です。占う名前の基本の形は、苗字2文字、名前2文字です。姓名の文字数が同じであれば良いとされているので、4文字の名前でない場合は、足りない文字数を画数1と考え、足りない方にプラスし、対応します。
例えば「橘 恵美子」の場合、名前3文字に対して姓1文字なので、姓に足りない文字数2を足して考えます。
以下のとおり、五格それぞれの画数によって運命を占っていきます。
・天格…姓(苗字)の画数です。主にその人の宿命や晩年の運勢を判断します。
・人格…姓の最後の文字と名の最初の文字の画数を足した画数です。主に数え年で36~55歳までの運勢を判断しますが、幼年期からも影響があります。
・地格…名の画数です。主に0~35歳までの運勢を判断します。地格は、名前の半分を担っているため、非常に重要な箇所となります。
・外格…総格から人格を引いた画数です。主に人間関係・信用度・健康運を判断します。
・総格…姓名すべての画数の合計です。総体的な運勢を判断しますが、健康・家庭・金銭運にも影響を与えます。総格は20画以上が理想的です。
・家庭運…総格から1番上の姓の文字の画数を引いた数で判断します。
・社会運…総格から1番下の名の文字の画数を引いた数で判断します。
陰陽五行による姓名判断
陰陽五行は、世の中の全てのもの(森羅万象)は「木、火、土、金、水」という5つの気の要素でできていると考える姓名判断の方法です。
上記でもご紹介した「天格」「人格」「地格」の3つをまとめて三才と呼び、これら三才のそれぞれの画数の下一桁を「木、火、土、金、水」の五行の要素に当てはめ、その人の吉凶を占います。
【五行の性質】
木…1,2画
火…3,4画
土…5,6画
金…7,8画
水…9,0画
【吉凶の見方】
《大吉・半吉》
五行では、5つの要素を五角形に並べたとき、隣り合う性質は相性が良いとされています。
「木→火→土→金→水→木」といった関係のとおり、隣り合う「木」と「火」は良い相性、「火」と「土」も良い相性です。
「木→火」ではなく、「火→木」のように順番が逆の場合は半吉です。
その他にも、「木→木」と同じ要素が続く場合は大吉、「火→火」と「土→土」の場合は半吉です。
《大凶・半凶》
悪い関係性も見ることができます。 「木→土→水→火→金→木」の関係のとおり、「木」と「土」は相性が悪く、「土」と「水」も相性が悪いとされています。
「木→土」ではなく、「土→木」のように順番が逆の場合は半凶です。
その他にも、「水→水」と同じ要素が続く場合は大凶、「金→金」の場合は半凶です。