赤ちゃんの風邪に市販薬は飲ませる?

赤ちゃんの風邪に市販薬は飲ませる?

赤ちゃんの急な風邪!薬はどうする?

大人と違って、赤ちゃんは急に体調を崩すものです。
さっきまで元気に笑っていたのに、夕方に突然熱が上がったり、咳き込んだりすることがありますよね。
ところがそんな時に限って病院が休みだったり、診察時間外だったりすることもあり、どうすればいいか困ってしまうこともあるでしょう。

 

体重の変化が著しい赤ちゃんの場合は、前回処方された薬が余っていたとしても、使えないこともあり、安易に自己判断で飲ませることは危険です。
では市販薬はどうでしょうか?
大人であれば急な風邪に、市販薬を飲んで様子を見ることもありますよね。しかし、まだ体の小さな赤ちゃんの場合は、市販薬を飲ませることに少し不安が残るでしょう。

 

そこで今回は、赤ちゃんの市販薬の利用について詳しくご紹介します。処方薬との違いや市販薬を飲ませる際のポイントをおさえ、適切な対処をしてください。

 

市販薬と処方薬の違いは?

市販薬は、風邪のいろいろな症状に対応するために、大衆向けに一般的な風邪症状に効く成分が含まれています。場合によっては不必要な成分まで服用することになってしまうこともあるでしょう。

 

一方、病院で処方される処方薬は、医師が診察を行い、その赤ちゃんの症状や体質に合った薬を処方してくれます。
市販薬に効果がないわけではありませんが、処方薬の方が安全に薬の効果を得ることができると言えるでしょう

市販薬の利用はいつから?

ドラックストアなどで売られている小児用の風邪薬には、対象年齢が記載されています。
市販薬の中には生後3ヶ月以上からと記載されたものもありますので、対象年齢に達していれば利用することは可能です。しかし、2歳未満の赤ちゃんは、症状がわかりにくく、症状が急に悪化することもあります。

 

特にまだコミュニケーションが十分に取れない赤ちゃんから、正確な症状を読み取ることはママでもなかなか難しいでしょう。ただの風邪だと思っていたら、実は深刻な病気だったということもあるかもしれません。
そのため、自己判断で市販薬を飲ませるよりは、なるべく病院を受診して適切な対処をした方が安心です。

市販薬を利用しても良い時とは?

前述したとおり、赤ちゃんが風邪かな?と思った時は、病院を受診して処方薬をもらうのが1番です。
しかし、病院に行くことが難しいときもありますよね。

 

深夜や休日など病院が開いていないときは、やむを得ず市販薬に頼るのも1つの方法です。ただし、症状が重い場合は、夜間や休日であっても救急で受け入れてくれる病院を受診しましょう

市販薬を利用するときのポイント

体が未熟な赤ちゃんに市販薬を飲ませるときは、特に注意が必要です。市販薬を利用するときのポイントをご紹介します。

 

【薬剤師に相談する】
赤ちゃんの市販薬を買うときは、なるべく薬剤師に相談して購入しましょう。
赤ちゃんの症状や体質など赤ちゃんに関することを詳しく話して、症状に合った薬を選んでもらえば、薬の専門家に相談することで安心して利用することができます。

 

【注意書きの確認】
赤ちゃんに市販薬を飲ませる場合は、よく注意書きを確認してから利用するようにしましょう。特に小さな赤ちゃんは、用法用量を間違えると危険です。
副作用のリスクやアレルギーのある赤ちゃんの場合は、成分表示なども気を付けましょう。

 

【服用後の体調チェック】
市販薬が体に合わず、副作用を起こしたり、症状が悪化して合併症を起こす可能性もあります。薬を飲ませて安心するのではなく、その後もこまめに赤ちゃんの体調を確認するようにしましょう
市販薬を飲み、2~3日しても症状が改善しないときや、症状が悪化した場合はすぐに病院へ連れていきましょう

こんな時は市販薬でも安心!

赤ちゃんは風邪以外にも、便秘や肌荒れなど様々な体の不調を訴えるものです。以下のような時は、市販薬でも比較的安心して利用することができます。忙しくて病院に行く時間が取れない時のために常備薬として持っておくといいかもしれません。

 

【肌荒れ・あせも】
肌荒れやあせもの原因となる乾燥予防には保湿が有効です。そのため、ベビーローションやクリーム、ワセリンなどを市販で対応することもあるでしょう。特に大きな副作用はありませんので、市販薬でも安心して使えます。

 

【おむつかぶれ】
おむつかぶれによる肌荒れも、軽度であれば市販薬で様子を見ても良いでしょう。ただし、市販の塗り薬で対応してもなかなか症状が改善されない・悪化するという場合は、早めに病院で診てもらうようにしてください

 

【便秘】
大人と同じように、赤ちゃんも便秘をします。赤ちゃんが便秘がちで悩んでいるママは意外と多いものです。習慣的に便秘になってしまうという場合は、整腸剤などの市販薬を飲ませて様子を見ても良いでしょう。また、マルツエキスなど腸の働きを活性化させる作用のあるものもおすすめです
ただしこちらも、症状が改善されない場合は、病院で診てもらった方が安心です。

まとめ

赤ちゃんが風邪を引いたときは、原則として病院を受診するようにしましょう。場合によっては市販薬でも対応できることもありますので、症状によって上手に使うことができるといいですね。

 

薬以外にも自宅でできることはたくさんあります。早く元気になってもらうために、食事やお部屋の加湿などをして、症状緩和に努めていきましょう

この記事を書いたライター

藤田 ゆか
藤田 ゆか

東海地方在住の主婦です。 以前は事務職をしていましたが、夫の転勤に伴い在宅ライターを始めました。 現在妊娠中で、記事を執筆することで自分の情報収集にもなっています。 記事を読むママさんにより近い目線で、役に立つ情報を届けていきたらと思っています。

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php