受診しておきたい!乳児健診
乳児期には健診を受ける機会が何回かあります。
保健センターなどで実施される集団健診では、医師、保健師、栄養士、歯科医師などさまざまなジャンルの専門スタッフが対応してくれます。
赤ちゃんの発達や発育状況だけでなく、予防接種や離乳食の進め方、発達など子育てに関する不安や疑問を質問することもできます。
健診当日は待ち時間が発生することもありますので、余裕を持ったスケジュールで行動しましょう。
今回は、乳児健診に必要な持ち物、服装、そして会場までの交通手段についてポイントをお伝えします。
何が必要?乳児健診に役立つ持ち物
必要な持ち物は、事前に健診の案内の手紙などで通知されます。
直前になって慌てたり忘れ物のないように準備しておくと安心ですね。
【必ず持参するもの】
〈母子健康手帳〉該当月齢のページに目を通しておきましょう。
〈健康保険証、乳幼児医療証〉産院などで個別健診の際は必要。診察券がある場合は持参します。
〈おくすり手帳〉処方されている薬がある場合は持参しましょう。
〈問診表、健診無料券、補助券〉自治体から交付されたものです。
〈おむつ〉3~4枚用意します。お尻拭きや持ち帰り用ビニール袋も必要ですね。
〈おくるみ、バスタオル〉おむつだけの状態の赤ちゃんをくるんで抱っこします。
〈着替え〉ミルクを吐き戻したりおむつで汚れた時のために1組あると安心です。
〈筆記用具〉質問内容をメモしたり、アンケートに記入する場合もあります。
【あると便利なもの】
〈ミルク、湯冷まし〉水分補給のために持参しましょう。
〈おやつ〉お腹が空いて機嫌が悪くなったときのために。
〈おしぼり、ウェットティッシュ〉汗、よだれ拭き、手拭き用に。おしりふきでも代用できます。
〈おもちゃ、絵本〉健診会場にも用意されていることが多いですが、お気に入りがあると安心です。大きな音の出るものは避けましょう。
【必要に応じて】
〈歯ブラシ〉虫歯指導のあるとき
〈離乳食の食器〉離乳食指導のあるとき
何を着せよう?乳児健診当日の服装
健診当日、ママや赤ちゃんはどのような服装で出かけるのが最適でしょうか。
【赤ちゃん】
身長、体重、頭囲などの身体測定や医師の触診など、おむつ1枚の状態で過ごす時間があります。
混雑した会場で素早く着替えさせるため、肌着の上に前開きのロンパースやツーウェイオールなどのスタイルがおすすめ。少しゆとりのあるサイズなら着替えやすいですよ。
暑い時期は下着を省略しても良いですが、汗をかいているようなら健診の帰りには着替えさせてあげましょう。
【ママ】
ママ自身も産後の健診を受ける場合はパンツスタイルよりスカートが便利です。
母乳チェックがある場合は、ワンピースではなく上下別れたスタイルのほうが良いですね。
赤ちゃんを抱っこしたりキッズスペースで遊ばせたりすることもあるため、ヒールのある靴は避け、履き慣れたスニーカーなどで出かけましょう。
かばんは、リュックか斜め掛けバッグを選んで両手を空けるようにしましょう。
どうする?乳児健診会場までの交通手段
健診会場までの交通手段や経路、所要時間などを調べておき、受付時間に遅刻することのないようにしましょう。
【公共交通機関】
公共交通機関を使って出かける時は、時間と気持ちに余裕を持ちましょう。
混んでいたら快速電車は使わず普通電車で行く、空いている車両に乗る、など、赤ちゃんとママが快適に過ごせるよう工夫したいですね。
電車やバスの中では、感染症にかかるリスクもゼロではありません。特にインフルエンザなどの流行時期には気を付けたいですね。
【自家用車】
パパや他の家族に運転してもらえる場合は、ぜひお願いしましょう。そのまま健診にも付き添ってもらえれば、ママも心強いですね。
ママが自分で運転をしてもかまわないのですが、途中で赤ちゃんが泣いたときなどに気が散らないようにしましょう。
また、低月齢の場合でもチャイルドシートは必要です。
【徒歩、ベビーカー】
健診会場が自宅の近くなら、ベビーカーや抱っこ紐を使って徒歩で出かけるのも良いですね。
ただ、健診は時間がかかり、緊張もあって意外と疲れるものです。無理はしないようにしましょう。
雨や風など、天候の悪い日は徒歩は避けたほうが良いでしょう。
傘を差しながらの抱っこは足元が見えにくく、滑ったり転倒の危険があります。
天候の悪い日は、少し贅沢に感じるかもしれませんがタクシーがおすすめです。
健診会場は近隣で開催されることが多いので、タクシー費用もあまりかからないかもしれませんね。
なお、タクシーではチャイルドシートの着用が免除されています。
まずママがシートベルトを締めて、そのあとに抱っこ紐で赤ちゃんをしっかり抱っこしましょう。
抱っこした赤ちゃんの上からシートベルトをすると危険です。気を付けてくださいね。
まとめ
乳児健診は平日に実施されるため、赤ちゃんとふたりきりでお出かけするママが多いと思います。
健診会場では、着替えさせたり、あやしたり、医師たちの説明を聞いたり、とママは大忙し。
帰宅後にどっと疲れが出てしまうこともあるようです。
でも、前もってきちんと準備をしておくことで慌てずに済むこともあるかもしれません。
まずは健診の案内をよく読んで健診内容を理解し、必要な持ち物リストを揃えることから始めてみましょう。