赤ちゃんの予防接種後の過ごし方

赤ちゃんの予防接種後の過ごし方って?

赤ちゃんの予防接種が無事終わり、ホッと一息つくママも多いですよね。しかし、予防接種は受けた後もしっかりと赤ちゃんの様子を観察する必要があります。

それは、稀に「副反応」が起きる場合があるからです。

 

そのため、赤ちゃんが予防接種を受けた直後は、しばらく落ち着いて過ごすように心がけことが大切です。では具体的に、どのような点に注意して過ごせば良いのでしょうか?

今回は、赤ちゃんが予防接種を受けた後の過ごし方や副反応についてご紹介します。

 

予防接種後の過ごし方①なるべく安静に

予防接種を受けた後は、病院によっては30分ほど、院内で待機するよう指示されることがあります。これは、接種後に重大な副反応が現れることがあるからです。

もし、院内で待機することができない場合は、接種後30分は、医師とすぐに連絡とれる場所で安静に過ごすようにしましょう。何かあればすぐに病院へ戻れる場所にいると安心です。

 

なるべく安静にし、赤ちゃんに異常がないか、ママがよく観察するようにします。もし、発熱や発疹、呼吸が荒いなどの症状が見られたら、すぐに予防接種をした病院へ連絡をしてくださいね。

 

予防接種後、30分を経過し、特に問題がなければ自宅で過ごしますが、この時もなるべく激しい運動や遊びは避けるようにしましょう。

赤ちゃん自身も、慣れない注射や病院で疲れていること思います。当日はゆっくりママとおうちで過ごすのがおすすめですよ。

 

予防接種後の過ごし方②お風呂の入り方

副反応などの症状がなければ、接種当日でもお風呂に入ることは可能です。

ただし、体を洗う時に、予防接種をした場所を強くこすったり、圧迫したりしないように気をつけましょう。

 

赤ちゃんが疲れて機嫌が悪いようであれば、無理にお風呂に入れなくても大丈夫です。様子を見てママが判断してあげてくださいね。

 

予防接種後の過ごし方③外出は控える

基本的には、予防接種後も30分~1時間すれば、普通通りの生活を送っても問題ありません。

ただし、接種後24時間以内に副反応が現れることが多いため、念の為、長時間の外出や宿泊を伴う外出は避けるようにした方が良いでしょう。

 

帰省などのお出かけの予定は、予防接種前後には入れないようにした方が安心です。

 

予防接種後に起こる副反応とは?

予防接種後に発熱をしたり、接種部位が赤く腫れたりすることは、赤ちゃんだけでなく大人でもよくあることですよね。このように、ワクチン接種後に起こるワクチンが原因の様々な体の抗体をつける目的以外の反応を「副反応」と言います。

 

副反応の症状は、人によって様々です。

接種部位だけが腫れたり、熱を持ったり、体のだるさや熱っぽさなどの症状を感じることもあります。ひどい場合は、おおよそ0.0001%の頻度(100万人に一人)で、呼吸困難になったり痙攣を起こすなど命にかかわる重度の症状が現れる場合もあります。

 

赤ちゃんの場合は、言葉ではっきりと伝えることが難しいため、ママがきちんと様子を見てあげることが大切です。

 

【軽度な副反応の主な症状】

接種したワクチンの種類にもよりますが、よくある副反応の例は以下のとおりです。

 

・接種した部位が赤く腫れて熱をもっている

・接種した部位がしこりになっている

・熱っぽいが元気である

など。

 

もし、接種した部位が赤く腫れて熱をもっている場合は、保冷剤などで冷やしてあげるといいでしょう。少し腫れや熱が治まることがあります。

 

【重篤な副反応の主な症状】

主に以下のような症状が現れたらすぐに病院を受診しましょう。

 

・38℃以上の発熱が24時間以上続く

・意識が朦朧としている

・ぐったりして元気がない

・呼吸が苦しそう

・蕁麻疹が出る

・接種部位の腫れが広範囲に広がっている(肘を超えて前腕まで腫れている場合)

 

など。

 

予防接種後に副反応が出たら?

予防接種後に、副反応と思われる症状が出た場合は、再度、予防接種をした病院で診てもらうようにします。

どんな症状が出ているのか、しっかり医師に伝えることで適切な処置をしてもらうことができるので、落ち着いて赤ちゃんの様子を伝えるようにしてくださいね。

 

予防接種は受けないといけないの?

副反応が不安で予防接種を受けさせたくない…というママもいるかもしれませんね。

確かに、予防接種後に副反応が起こる可能性というのは、全くないとは言い切れません。しかし、それは私たちが普段、体調の悪い時に飲む薬も同じこと。

どんな薬でも、副作用というのは存在しますよね。

 

多くの場合、副反応は軽いもので、重篤な症状というのは稀なこと。もともと重度のアレルギー体質だったり、免疫に対する病気を持っている場合を除けば、重篤な副反応の症状はほとんど見られないそうです。

 

どうしても予防接種を受けることに不安な時は、かかりつけ医に相談をしてから、受ける・受けないを判断するといいでしょう。

 

まとめ

予防接種は、赤ちゃんを様々な感染症から守ってあげる役割があります。それぞれのワクチンにより、副反応のリスクは異なりますので、正しく理解をしてから受けるようにしてくださいね。

また、予防接種後は、こまめに赤ちゃんの様子を見て、なるべく安静に過ごすよう心がけましょう。痛い注射を頑張った赤ちゃんを、たくさん褒めてあげてくださいね。

この記事を書いたライター

たけだ あおい
たけだ あおい

東京都出身、埼玉県在住。 現在、パートにて事務職の仕事をしながら、在宅ライター、幼稚園児の娘の母と3つの顔を持っています。 毎日ちょっぴり反抗期の娘の子育てに奮闘中!! 働くママという目線から、同じように子育てに悩み、楽しんでいるママたちのためになる情報をお届けしたいと思っています。

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