パパになつかない赤ちゃんは多い?
パパに抱っこされたら泣いてしまう…
パパの顔を見るだけで泣いてしまう…
そんなパパにとったら悲しい状態に、悩んでいる方はいませんか?
ママにとってもその状態は、赤ちゃんのお世話を代わってもらえず、さらには泣いた赤ちゃんをなだめなければいけなくなり、大変ですよね。
実はパパに赤ちゃんがなつかないというのは、珍しい話ではありません。
その状態に困っているパパも、悩んでいるママは他にもいるんですよ。
今回はパパに赤ちゃんがなつかない理由を考えてみるとともに、その状況を打破するためにはどうすればいいのかについてまとめました。
パパになつかない理由
なぜ赤ちゃんがパパになつかないのかは、本当のところは赤ちゃんにしか分かりません。
しかし、次のようなことが理由として挙げられるのではないでしょうか。
【理由①パパと関わる時間が少ない】
まずはパパと赤ちゃんが関わる時間が関係しているかもしれません。
赤ちゃんの記憶力は生後4ヵ月頃までほぼないのだそうです。
さっきあったことも忘れてしまうことがあり、いつも一緒のママは覚えていても関わる時間の少ないパパは忘れてしまっているのかも。
朝一緒に遊んだとしても、パパが帰宅するころには忘れているということもあるでしょう。
また、やはり赤ちゃんが最初に認識するのはママ。
ママの声やにおいでママを覚えます。
その次に認識するのが、「ママではない人」だそうです。
ママであるか、ママではないかが分かるようになってくると、自然とママではない人に抱っこされたときに違和感を覚えて泣いてしまう…ということもあるようです。
個人差はありますが生後半年頃になると、少しずつ記憶力が育ち、生後8ヶ月頃になってようやくママではない人が誰なのかを覚え始めるので、少しずつパパになついてくれるかもしれませんね。
【理由②パパがお世話に不慣れ】
パパがお世話に不慣れなところが、赤ちゃんを不安にさせているのかもしれません。
抱っこするのも毎回ドキドキ、おむつを替えるのにも時間がかかる…
そのような状態では、お世話されている方の赤ちゃんも安心できませんよ。
【理由③パパの声のトーンが怖い】
ママの声は普段から聞き慣れているものの、急にパパに話しかけられてびっくりしてしまうこともあるかもしれません。
ママよりも大きい声、早口、低い…それらに違和感があり、怖いと泣いてしまうことも。
しかし、男性の低いトーンの声が好きな赤ちゃんも多いようです。
赤ちゃんに話しかけるときは優しく、ゆっくりと落ち着いたトーンで話しかけてあげてください。
【理由④パパはママじゃない】
赤ちゃんはたくさん関わってくれるママが大好き。
また母乳育児中のママからは、おいしい母乳の香りがして、それを赤ちゃんも感じ取っています。
そのため、パパが嫌いなのではなく、ママが大好きすぎるため、パパが来ると泣いてしまうのかもしれません。
パパと赤ちゃんが仲良くなるには
では、赤ちゃんがパパになついてくれるのにはどうすればいいのでしょうか。
【家族みんなで過ごす時間を増やす】
パパと赤ちゃんが関わる時間が少ないなら、2人で過ごす時間を増やせばいいと思うかもしれませんが、赤ちゃんにとっては急に「ママではない人と2人きりにされた!」となると不安でいっぱいです。
そのため、ママ、赤ちゃん、パパの家族みんなで過ごす時間を増やしてみましょう。
赤ちゃんは大好きなママが楽しそうな顔をしていると安心します。
安心できる空間で、パパと一緒に過ごすことで、次第にパパにもなついてくれるようになるでしょう。
お世話もママとパパが一緒にしながら、パパもお世話に慣れていけるといいですね。
【ママがパパの話をする】
仕事でなかなか赤ちゃんと関わる時間が取れないパパの場合は、ママが赤ちゃんにパパのことをお話ししてあげましょう。
パパの写真などを見せて、「これが〇〇ちゃんのパパだよ。今日もお仕事がんばっているよ。」などとパパのことを普段から話題に出すのです。
その際には決してパパの悪口は言わないようにしてくださいね。
まだ言葉を理解していない赤ちゃんも、ママの表情やトーンから、直感的にママが写真の人のことをどう思っているかというのを感じ取ります。
ママの大切な人だということをお話ししてあげたら、赤ちゃんもきっとパパを好きになってくれますよ。
【今だけだと諦める】
先述したように、赤ちゃんの記憶力は少しずつ育っていきます。
パパのことを「パパだ」と認識するのは生後8ヶ月以降。
それまではパパはパパとして精いっぱい赤ちゃんと触れ合い、お世話にも慣れていきましょう。
いつかはきっとパパのことも大好きになってくれますよ。
まとめ
赤ちゃんとパパ、仲良くしたいけどうまくいかない…
そんなこともあるかもしれませんが、ずっとは続かないものです。
赤ちゃんもだんだんパパの顔は覚えますし、ママが大好きな人のことをきっと赤ちゃんも大好きになってくれるはず。
「パパが抱っこしたら泣いたこともあったよね!」なんて、笑い話にできる日がくるので、その時まで泣かれてもたくさん赤ちゃんと関わってみてくださいね。