赤ちゃんがパパを嫌がって困っている…
「パパイヤ期」という言葉もあるように、赤ちゃんがパパを嫌がるというのは、ママのよくある悩みのひとつ。
実はパパを嫌がるのは成長の証とも言われており、珍しいことではないようです。
しかし日中赤ちゃんに付きっ切りのママは、パパがいる時はお世話を任せたいと思うのではないでしょうか。
また仕事が忙しくなかなか赤ちゃんとの時間が取れないパパは、休日や帰宅後は我が子と触れ合いたいと思うもの。
赤ちゃんがパパを嫌がるとママの負担はその分大きくなり、嫌がられたパパもショックを受け困ってしまいますよね。
そこで今回は、パパを嫌がる理由とその対処法についてご紹介します。
パパを嫌がる理由とは?
パパを嫌がるのには、きちんと理由があるようです。
【人見知り】
生後7ヶ月位になると、人見知りがはじまる子がいます。
赤ちゃんにとって、ママは特別な存在。
ママではない人の顔が認識できるようになると、仕事などで接する機会が少ないパパも人見知りの対象になってしまい、抱っこしたり近づいたりすると泣いて嫌がることがあるようです。
【ママがいい】
パパが本当に嫌いな訳ではなく「ママがいい」という気持ちが強いと、パパを嫌がることもあります。
まだ語彙が少ない時期だと、ママ以外はすべて「嫌い」になることも。
【パパと関わる時間が少ない】
当たり前ですが普段の関わりが少ないと、パパを嫌がる大きな原因になってしまいます。
【いつもと(ママのやり方と)違う】
いつもしているママのやり方と違うと、パパがお世話をするのを嫌がる子も多いようです。
この場合もパパが嫌いというより「いつものやり方がいい」という理由かもしれませんね。
【イヤイヤ期】
イヤイヤ期にパパを嫌がるのは、自己主張の一環ということもあります。
深い意味はないことも多いかもしれません。
【ママのマネをしていることも】
子育て中の忙しい毎日にパパの協力がないと、不満やストレスも溜まってしまいますよね。
子どもの前で、ついパパの愚痴を言ってしまうことはないでしょうか?
ママが何気なく言っていることや行動が原因で、パパを嫌がっている可能性もあります。
パパを嫌がるときの対処法
パパを嫌がる理由や対処法を知ることで、今後のパパと赤ちゃんの関係も変わってくるはずですよ。
【まずは受け止める】
まずは否定せず「そうだね、ママがいいよね」と共感してあげましょう。
気持ちを受け止めてもらえると、嬉しさや安心感で「パパでもいいかも」に繋がりやすくなります。
【パパは大好きだと伝える】
子どもも、本当の意味でパパが嫌いな訳ではありません。
気持ちを受け止めたうえで「パパは大好きだよ」と伝え続けましょう。
【パパとの時間を作る】
パパとの時間を意識して作り、遊んだりお世話をしたりする機会を増やします。
「パパとしかできない遊び」を作るのもおすすめです。
パパ嫌が落ち着いているタイミングで、ダイナミックな遊びで思いっきり遊んであげましょう。
1日の中でパパが担当するお世話を、ひとつ決めてみるのも良いかもしれません。
嫌がるようなら、まずはママと一緒にやってみてくださいね。
【ママと仲良くしている姿を見せる】
大好きなママが仲良くしている人は、赤ちゃんにとっても信頼できる人になります。
普段からパパとママが楽しく話をしたり、スキンシップをしたりしていれば、パパにも安心感を抱きやすくなりますよ。
【ママのやり方でお世話をする】
自己流でせずママに細かく普段のやり方や流れを聞き、その通りにしてみるのも方法のひとつです。
<パパを嫌がるときのNG対応>
NG対応についても抑えておいてくださいね。
【気持ちを否定する】
「パパでもいいよね」「ママばっかりではだめだよ」など、気持ちを否定されたと感じる言葉は言わないようにしましょう。
【怒る】
「嫌い」を真に受け、感情的に怒るのは逆効果です。
怖いと感じ、余計にパパに近づきにくくなってしまいます。
【無理にかまう】
嫌がっているのに、しつこくかまうのも良くありません。
パパを嫌がる時期は向こうから来るのを待ち、つかず離れずそっと見守ることを心がけましょう。
【関わらないようにする】
パパにとってはショックですが、関わらないようにするのもNG対応です。
接点が減るほどに、余計に距離が広がってしまいます。
パパを嫌がるのはいつまで続く?
4歳位になり、成長によってママ以外の人とも良い関係を築けるようになったり、語彙が増えて「嫌い」以外で気持ちを表現できるようになったりすると、パパを嫌がることも減ってくるようです。
またこの頃には、自分が言った言葉で相手が傷つくことも分かってきます。
もちろんそれまでの関わり方にもよるため、一緒に過ごす時間が多いほど早い段階で落ち着くことも。
短い時間でも、毎日の積み重ねを意識すると良いかもしれませんね。
まとめ
パパを嫌がるのは成長の証であり、いつまでも続くものではありません。
本当は赤ちゃんもパパのことが大好き。
ママにしかできないこともあるかもしれませんが、パパにしかできないことだってもちろんあります。
今はそういう時期だと割り切り、理由と対処法を知ったうえで、自信を持って「パパ嫌」と向き合ってくださいね。