パパになる準備・心構えは必要?
妊娠が分かり、パパになることになっても、男性は女性と違って体に変化が起きないため、なかなかパパになることが実感できない人も多いです。
しかし、だからと言って赤ちゃんが産まれたら、急にパパの自覚が出てくるのかというと、そう簡単にはできません。
そのことでママとパパの育児に対する考え方に差が出てしまい、摩擦となってしまうことも少なくありません。
そうならないためには、ママが体の変化と共に赤ちゃんを育てる準備をしていくのと同じように、妊娠期間にパパにも準備と心構えをしてもらうことは、赤ちゃんが産まれた後の生活においてとても重要なこと。
パパ自身が自ら自覚を持とうとすることが一番良いかもしれませんが、ママからも働きかけ、少しずつ時間をかけて、一緒にパパとママになっていくのもいいですね。
今回はパパになる準備のために、できることを紹介していきます。
パパになるための準備としてできること
パパになるという自覚を持つには、ママの妊娠中からどのような準備を進めていけばいいでしょうか。
【妊婦健診に一緒に行く】
まずは妊婦健診には、できる限り一緒に行ってみましょう。
感染症などが流行している時期は、パパは一緒に病院内へ入れないこともあるかもしれませんが、入れる場合は一緒に赤ちゃんの様子を聞いたり、心配なことや不安なことを尋ねたりしていると、だんだんと実感が湧いてくる場合も。
病院内へ入れない場合でも一緒に病院の外まで行き、すぐに話をママから聞き、赤ちゃんのことを話し合ってみましょう。
エコー写真を見せたり、先生からどんなことを言われたか伝えたりなど、ママの記憶の新しいうちにパパに話すと、その時の気持ちを共有しやすいです。
気持ちを共有しておくと、パパ自身の体には変化がなくても、ママのお腹の中で赤ちゃんが育っていることが徐々に実感できるかもしれません。
【両親学級に一緒に参加する】
また、産院や自治体で行われている両親学級へパパとママで一緒に参加してみましょう。
両親学級の内容はその講座で様々ですが、パパとして出産前に知っておくといいこと、赤ちゃんのお世話の仕方などを教えてくれます。
先輩パパからのアドバイスがもらえることも。
身近に先輩パパがいないパパにとっては、とてもいい機会になるはずです。
その他、立ち会い出産を希望している場合は、立ち会い方やママへのサポートの仕方を教えてくれる場合も。
【赤ちゃん用品を一緒に選ぶ】
赤ちゃん用品もパパとママで一緒に選ぶようにしましょう。
赤ちゃん用品店に2人で出向き、店員から話を聞きながら、一緒に情報収集をして選んでみてください。
ママがいつの間にか選んで買っておき、家にあった赤ちゃん用品よりも、パパ自身も一緒に考えて選んだグッズには愛着も持てるはず。
産後の赤ちゃんのお世話も、愛着のあるグッズで積極的にしてくれるかもしれません。
【お腹の赤ちゃんに話しかけてもらう】
ママは妊娠6ヶ月ごろ以降、赤ちゃんの胎動を感じるようになります。
その胎動に返事するように、赤ちゃんに話しかけるママは多いですが、パパはその胎動を感じることができないためか、なかなか赤ちゃんに話しかける機会がつかめないことも。
そんなとき、ママから、
「今赤ちゃん、動いていて起きてるから、話しかけてみて」
などと伝え、話しかけてもらいましょう。
タイミングよくその声に赤ちゃんが反応したら、パパもきっと嬉しくなるはず。
パパとママ、そしてお腹の赤ちゃんとの時間を妊娠中から持つことで、産後家族3人で過ごす時間も自然に持てるようになるかもしれませんよ。
【夫婦で思い出作りも大切】
妊娠中、体調が良ければ夫婦2人で、どこか思い出作りに出かけるのもいいでしょう。
産後は夫婦だけで出かける機会が減ってしまうかもしれません。
そのため、今のうちに2人の思い出を作っておき、絆を深めることは、産後のパパとママの関係に大きく関わってくるでしょう。
また、非日常を味わうことで、普段の生活の中ではなかなか話に出せないようなことを、楽しい気分で気軽に話し合えることもあります。
赤ちゃんが産まれ、新しい家族が増えると、それまでの大人だけの生活がガラッと変わります。
最初はママもパパもどれだけ心構えができていても、いくら準備していても戸惑うもの。
その不安や心配事なども話し合っておくと、産後の忙しい時期も、お互いに協力し合い、理解し合いながら、2人で育児を乗り越えていけることでしょう。
まとめ
赤ちゃんは夫婦2人の子どもなのだから、ママから働きかけなくても、「パパが自分で自覚を持てるようになってほしい!」というのが本音ではありますね。
しかし、やはり妊娠期はパパ自身に変化は少ないので、パパになることを実感するのは難しいところがあります。
そのため、ママの方から妊娠中の困ったこと、嬉しかったこと、何でもパパに話してみてください。
そして妊婦健診や両親学級などを一緒に楽しむようにしてみましょう。
少しずつ、ゆっくりと時間をかけ、ママもパパも一緒に親になる準備をしながら、夫婦の絆も深めていけるといいですね。