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赤ちゃんの旅行の記憶は残る?

赤ちゃんに旅行の記憶は残るの?

人間は、赤ちゃんだったころの記憶をほとんど覚えていません。

赤ちゃんが旅行に行っても覚えていないのであれば、果たして行く意味はあるのかな…と考えるママもいるかもしれませんね。

実際、赤ちゃんの時期に行った旅行の記憶が、後々残っているということは、ほとんどないと思います。

しかし、記憶が残らない可能性がある赤ちゃんと旅行に行くことが無意味かと言うと、そんなことは決してないですよ。

今回は赤ちゃんの時期に旅行するのは意味があるのかどうか、考えていきましょう。

 

赤ちゃんは本当に旅行の記憶は覚えていないの?

成長途中の赤ちゃんは、言葉はどんどん覚えていきますよね。

これは、言葉は繰り返し耳にすることで、赤ちゃんの中に蓄積されて学習していくため覚えることができるのです。

 

しかし、旅行のような一度だけの体験は、同じように繰り返されることがないため、言葉のように定着はしづらいもの。

いつ、どこで、何をしたかということを少しずつ記憶するのは、個人差は大きいですが、一般的に3歳頃からだと言われています。

 

【赤ちゃんは実は体験を忘れていないかも?】

ところが、実は赤ちゃんは、一度体験したことを完全に忘れてしまっているわけではないようです。

例えば、赤ちゃんは一度食べた苦手なものは2回目以降も嫌がることがありますよね。

これは、赤ちゃんは1度体験したことを忘れていないためと言えるでしょう。

 

赤ちゃんは、体験を忘れてしまうのではなく、思い出せなくなっている状態なのです。

赤ちゃんは次々と新しい体験に触れるため、古い記憶はどんどん新しい物の中に埋もれていき、成長すればするほど昔の記憶が思い出せなくなっている状態にあるのです。

 

旅行の記憶も完全に消えてしまうのではなく、成長と共に記憶に埋もれて思い出せない状態になっていると考えられます。

 

記憶が残らない赤ちゃんと旅行に行くのに意味はある?

記憶に残らない赤ちゃんと旅行に出かけるのは、無意味だと考える方もいるでしょう。

しかし、決して「無駄」というわけではないかもしれません。

理由は、次の通りです。

 

【赤ちゃんは記憶を忘れていないから】

先述したように、幼いころの記憶というのは忘れているわけではなく、記憶の中に埋もれてしまっているだけです。

インパクトの強い体験は、赤ちゃんの頃の物でも覚えていることがあります。

例えば、大好きな新幹線に初めて乗ったこと、アミューズメントパークで大好きなキャラクターに会ったこと、初めての温泉でびっくりしたこと…といった体験が挙げられるでしょう。

具体的には思い出せなくても、なんとなく楽しかった思い出は、潜在的に残ります。

写真や動画を見返した時に、その旅行がなんとなく楽しかったなという気持ちは思い出せることがあります。

 

【いつもと違う刺激を受けられるから】

蓄積された体験や潜在的に残っている思い出は、赤ちゃんを形成していく土台となります。

幼い時期は1度の旅行で人格の形成に至るような影響はないかとは思いますが、少なからず赤ちゃんにとっての刺激にはなることでしょう。

旅行をきっかけに、乗り物に興味を持ったりキャラクターが好きになったりすることもあるかと思います。

旅行先で買ったぬいぐるみやおもちゃがお気に入りになって、ずっと大切にするということもよくある体験です。

もちろん、赤ちゃんにとっては毎日が新しい出来事だらけですので、十分と言えるだけの刺激は日常でも受けているはず。

それでも、このような旅行でしか味わえない体験はさせてあげたいですよね。

 

【パパとママのための旅行でもあるから】

旅行は何も、赤ちゃんのためだけのものではありません。

「パパとママが赤ちゃんと一緒に旅行をした思い出を作りたいから」という理由で旅行に行くことも、十分に価値があると思います。

ただし、幼い赤ちゃんと旅行に行くには配慮が不可欠。

赤ちゃんが負担にならない場所や時間、季節なども考慮しながら計画を立てましょう。

 

【パパとママの思いは伝わるから】

旅行を通して楽しい時間を過ごしてもらいたいというパパとママの気持ちは、赤ちゃんにも十分に伝わる日がやってきます。

幼いうちは分からなくても、大きくなって写真を見たり話を聞いたりしたときに、親の愛情が伝わるのではないでしょうか。

 

赤ちゃんとの旅行を思い出に残すために

繰り返しになりますが、赤ちゃんは旅行の記憶が完全になくなる訳ではありません。

インパクトのあることは、もしかしたら覚えていることもあるかもしれませんし、なんとなく楽しかったという気持ちは、きっかけ次第で思い出せるかと思います。

 

【思い出を形に残しておく】

旅行の記録は、ぜひ形に残しておいてください。

赤ちゃんが成長した時に鮮明な画像や動画が残っていると、楽しかったという気持ちが蘇ってきます。

赤ちゃんの中に潜在的に残っているぼんやりとした記憶も、写真や動画を見ることで鮮明に思い出すきっかけになるかもしれませんね。

 

【体験を話してあげよう】

赤ちゃんが大きくなった時、パパやママの口からあの時こんなことがあったよねと話をしてあげてみてください。

「○○に旅行にいった」というより、具体的に「○○に言ってこんな体験をして笑ったよね」など教えてあげると、思い出すきっかけを作りやすくなります。

 

まとめ

幼い赤ちゃんと旅行をしてもその記憶がなくなるなら、意味がないと思われているかもしれません。

しかし、赤ちゃんは潜在的に記憶が残っていて、旅行の記憶を思い出せないというだけの状態。

全く忘れているというわけではありませんし、旅行で得たものは、少なからず赤ちゃんの良い体験として蓄積されているはずです。

パパとママの良い思い出にもなりますし、無駄とは思わずに赤ちゃんとの旅行を計画してみてくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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