育児中は引きこもりになりやすい?
「赤ちゃんが生まれたら、おしゃれをしてたくさん一緒にお出かけをしたい」と、楽しみに妊娠中を過ごしていたママもいるのではないでしょうか。
でも実際は赤ちゃんと家で2人きりの毎日で「引きこもり状態」ということは少なくないようです。
もちろん元々家で過ごすのが好きで、ママ自身がその生活を楽しんでいるなら問題ありません。
赤ちゃんが小さいほど、家で過ごす時間が多くなるのは当たり前といえます。
また育児中に引きこもりになるのは一時的なことであり、赤ちゃんが成長して保育園や幼稚園に通うようになったり、ママが仕事復帰したりと、状況が変われば自然と解消していく場合もあるでしょう。
しかし「引きこもりの状態がつらく、今すぐ脱したいけどどうして良いかわからない」というママも多いようです。
そこで今回は育児中の引きこもりについて、原因や注意点、解消法などをご紹介します。
引きこもりに悩むママの、小さなきっかけになれば幸いです。
育児中に引きこもりがちになる原因
育児中に引きこもりがちになるのはなぜでしょうか?
よくある原因を挙げてみました。
【出かける元気が出ない】
出産による体のダメージはもちろん、慣れない育児、24時間体制の赤ちゃんのお世話、寝不足などで疲れ、出かける元気も出ませんよね。
【身支度がめんどう】
家ではノーメイクで髪の毛はボサボサ、服も授乳しやすく汚れても良いもの、というママは多いでしょう。
出かけるには身なりを整える必要があるため、めんどうになってしまうことも。
【荷物が多い】
赤ちゃん連れの外出は、おむつに着替えにミルクにと、とにかく荷物が多くなります。
その荷物をママ1人で持ち、もちろん赤ちゃんも抱っこするとなると、大変すぎてお出かけを避けてしまいますよね。
【赤ちゃん連れの外出が大変】
荷物の多さに加え、おむつ替えや授乳できる場所の確保、抱っこ紐やベビーカーでの移動など、赤ちゃん連れでの外出の大変さも、引きこもりになる大きな原因でしょう。
【周りに気を使ってしまう】
「外出先で泣きやまなくなったら?」「電車やバスでベビーカーが邪魔にならない?」など、周りへ迷惑がかからないかと心配になり、ママ1人だと出かけづらいこともあります。
【出かけなくても済む】
今は宅配サービスが便利になり、買い物も自宅にいながらインターネットで済んでしまいます。
出かける必要がなくなると、つい家にこもってしまいますよね。
引きこもりがちな育児の注意点とは?
引きこもりがちな育児の注意点としては、以下のようなことが挙げられます。
【ママのストレスが溜まる】
いくら我が子との生活が幸せでも、ずっと家で2人きり、大人と話すこともなく1日を終える毎日だと、ストレスが溜まりますよね。
ひどい場合は産後うつや、育児ノイローゼになってしまうことも。
【ママが社会から孤立してしまう】
赤ちゃんのお世話に専念していると、社会との繋がりが希薄になり孤独を感じてしまいます。
【赤ちゃんが人見知りしやすい?】
赤ちゃんの個性にもよりますが、家族以外と触れ合う機会がないため、人見知りをしやすくなることもあるかもしれません。
【赤ちゃんの成長や発達に良くない?】
外の世界に触れることは、赤ちゃんの体や心の成長に良い影響を与えます。
もちろん「引きこもり=赤ちゃんに悪影響」ではありませんが、そういう意見もあるようです。
育児中の引きこもりの解消法
育児中の引きこもりを解消するコツを、ご紹介します。
【育児の負担を減らす】
育児の負担を減らして心身ともに余裕を作ることで、出かける元気が出るかもしれません。
パパはもちろん、おじいちゃんおばあちゃんやベビーシッター、ファミリーサポートなど、頼れる所は遠慮なく頼りましょう。
まずはパパに相談し、状況を理解してもらうと良いですよ。
【社会との繋がりを保つ】
人と話したり集まるのが苦ではないママなら、子育てサークルやイベントに参加するのもおすすめです。
みんな同じ境遇なので気を使うことなく、悩みなども相談できて気分転換になりますよ。
また友達と電話で話したりSNSなどで交流したりと、どのような形でも社会との繋がりを保つのも大切です。
状況によっては、予定より早く職場復帰するのも良いかもしれませんね。
【適度な外出】
「お出かけ」までしなくても、家の庭やベランダで風や日の光を感じたり、近所を散歩したりするだけでも十分ではないでしょうか。
ハードルを下げ、なにも持たずにちょっと外に出てみることからはじめましょう。
あえて宅配サービスをやめて、簡単な買い物の用事を作るのもひとつの方法です。
【心配な時は専門家へ相談を】
「今の生活がつらい」「育児に支障が出ているかも」と感じたら、迷わず専門家へ相談してくださいね。
早めにSOSを出すことで、悩みも解消しやすくなるはずですよ。
まとめ
育児中の引きこもりは、多くのママが経験するようです。
1人では改善できないこともあるので、まずはパパに相談し、周りに協力してもらいましょう。
お出かけも引きこもりも、バランスが大切です。
どちらも楽しめるよう赤ちゃんの為と無理をせず、ママ自身の「楽」を考えて、できることから試してみてくださいね。