育児が苦手っておかしい?
育児は楽しいことばかりではなく、時には「こんなに難しいとは思わなかった」「うまくいかない」と感じることもありますよね。
特に、初めての子育てや慣れない環境での育児は、戸惑いや不安がつきものです。
そのため、「育児が苦手」と感じることはおかしいこと、変なことではありません。
もちろん程度には個人差がありますが、育児において1つも悩みがないというママはいません。
今回は「私って育児が苦手かも・・・」と感じている方に向けて、心が少しでも軽くなるコツやアドバイスをご紹介します。
育児が苦手なのは変じゃない!苦手だと悩んだら
先述したように、「育児が苦手」と感じることはおかしいことではありません。
一筋縄ではいかない育児だからこそ、いろんな悩みがあるので、どんなに経験豊富な親でも、日々の中で「どうすればいいのか分からない」と悩む瞬間はあります。
しかし、一度苦手意識を持つと、なかなか育児に前向きになれないことがあるかもしれません。
苦手とは言え、これからも続く育児に少しでも前向きになれるよう、次のような考え方を意識してみるのはどうでしょうか。
【①完璧な親を目指さない】
SNSや育児本などを見ると、完璧な親や育児の方法が紹介されていて、思わず自分と比較して落ち込んでしまうこともありますよね。
でも、育児に「完璧」はありません。
むしろ、「いい加減」くらいがちょうどいいこともあります。
赤ちゃんのペースに合わせながら、自分自身の心と体も大切にすることを忘れず、完璧を目指すのはやめましょう。
【自分を責めずに「休むこと」を許す】
育児が苦手と思うほどに悩んでしまう理由の1つは、何かミスなどがあれば「自分を責めてしまうこと」です。
「ちゃんとお世話できていないかも」「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでいませんか?
でも、育児は仕事のように何か課題を達成したら終わり、というわけではありません。
もちろん、成長すれば今の悩みは解決することも多いですが、また次の課題に悩み、心配になるもの。
そのため、ずっと頑張っていては息切れしてしまいます。
時には立ち止まり、深呼吸して、自分を休ませることも大切です。
例えば、以下の方法を試してみてください。
・お昼寝タイムは自分も一緒に休む
・家事の手を抜いて、心のゆとりを優先する
・周りにうまくサポートを求める
【小さな成功体験を積み重ねる】
「私って育児が苦手なのかも」と感じた時こそ、小さな成功を意識してみましょう。
できなかったことに目を向けるのではなく、できたこと、幸せだったことに目を向けるのです。
例えば、
・一緒に遊んでいたら、たくさん赤ちゃんが笑ってくれた
・新しい離乳食を少しでも食べてくれた
・赤ちゃんと一緒に楽しくお出かけできた
こんな日には、自分を褒めましょう。
小さな成功をたくさん感じることで、自信が少しずつ増えていきます。
【育児の「苦手」な部分は周りとシェアする】
一人で悩んでいると、「自分だけがうまくいっていないのでは?」と思いがちです。
しかし、他のママも同じような悩みを抱えていることが多いものです。
相談してみたり、失敗したことなどを軽く話してみたりすることで、肩の力が抜けてリラックスできるかもしれません。
また、育児サークルやオンラインコミュニティで相談するのもおすすめです。
「自分だけじゃないんだ!」と感じることで、心強くなれるかもしれません。
「育児が苦手」でもOK!
「育児が苦手」と感じることがあっても、まったく問題ありません。
そもそも育児に正解はなく、多くのママたちは試行錯誤しながら進んでいるものなのです。
周りのママたちが育児を楽しんでいるように見えても、それぞれが不安や戸惑いを抱えているはずです。
だから、「苦手」と感じていることに対して落ち込んだり、「私ってダメな親かも。赤ちゃんに申し訳ない。」と思う必要はありません。
得意か苦手かは問題ではなく、赤ちゃんにとって本当に大切なのは、自分のことを心から大切にしてくれる人がそばにいるということ。
赤ちゃんは、ママに対して完璧な育児を求めているわけではありません。
ママの温かい抱っこや優しい声、そしてそばにいる時の安心感なのです。
つまり、育児が得意かどうかよりも、赤ちゃんが安心してくれる存在になることを優先的に考えてみましょう。
赤ちゃんが楽しそうにしているのを見ると幸せな気分になるように、赤ちゃんもママが幸せそうなのを見ると嬉しくなるはず。
悩むことも多い育児ですが、今しかない赤ちゃんとの時間です。
日々の小さな成功や笑顔を大切にし、肩の力を抜いて子育てを楽しみましょう。
まとめ
育児の中で感じる戸惑いや不安は、決して弱さではなく、赤ちゃんのことを真剣に考えているからこその悩みです。
その悩みこそが、ママとしての成長の証。
焦らず、自分のペースでゆっくりと進んでいきましょう。
完璧な親なんていないし、完璧になる必要もありません。
時には自分自身を甘やかし、無理せず過ごす時間も大切にしながら、日々の中で楽しい瞬間を見つけながら過ごしていきましょう。
育児の道のりは長いですが、その一歩一歩が未来の思い出になります。
大切な赤ちゃんとの素敵な時間を、楽しんでください。