ママっ子、パパっ子とは?
赤ちゃんを育てていると、その子によって「ママっ子」になることもあれば、「パパっ子」になることもありますよね。
ママっ子、パパっ子とは、赤ちゃんがどちらか一方に集中して甘えてしまうような現象のこと。
ママといつも一緒にいるため、ママの方が安心できるという子は「ママっ子」になりますし、逆に休みの日だけしか会えないその貴重さから「パパに会いたい」という思いが強く「パパっ子」になることもあるでしょう。
ママっ子でもパパっ子でも、両親からの愛情がたっぷり注がれている証拠です。
しかしここで問題なのが、ママっ子、パパっ子どちらが家庭円満なのか?ということ。
わが子がママっ子であることは嬉しいですが、あまりに「ママ~」とべったりなのが苦痛に感じたり、パパになつかないことを心配したりすることも。
そこで今回は、ママっ子、パパっ子どっちが幸せなのか、考えてみたいと思います。
ママっ子になるメリットデメリット
まずはママっ子になるメリットとデメリットについて見ていきましょう。
【ママっ子になるメリット】
わが子がママっ子ということは、それだけママへの信頼度が厚いという証。
ママが寝る間も惜しんで授乳をしたり抱っこをしたりおむつを替えたりと献身的に子育てをしてきたからこそ、赤ちゃんもママの想いに応えてくれているような気がしますよね。
ママじゃなきゃダメ…というのは大変なこともありますが、ママを一番に信頼してくれているというのは、子育てを頑張っている甲斐があります。
「パパよりママが好き」なんて、なんだか優越感に浸れますよね。
【ママっ子になるデメリット】
ママを信頼してくれているというのは嬉しいですが、その一方で負担になってしまうことも。
たとえば、
・ママ以外の人に赤ちゃんを預けられない
・ママにべったり過ぎてリフレッシュする時間がない
など。
あまりに「ママ、ママ~!」というわが子の対応に疲れてしまうこともあるかもしれません。
また、ママっ子の場合、赤ちゃんがママ以外を受け付けないため、パパの育児介入が消極的になるというデメリットもあります。
「どうせママの方がいいから」とパパが赤ちゃんとの距離を縮めてくれないことも。これにより、ますますパパとの距離が生まれてしまう…なんてこともあるかもしれません。
パパっ子になるメリットデメリット
では次に、パパっ子になるメリットデメリットを見ていきましょう。
【パパっ子になるメリット】
パパっ子になると、ママの子育てがとても楽になりますよね。
ママが赤ちゃんをパパに預けてリフレッシュしたり、家事をしたりしやすくなります。
「ちょっと2人で公園で遊んできて」など気軽に頼みやすくなるでしょう。
パパも育児が楽しくなり、父性が芽生えて赤ちゃんのことをより愛おしく感じるかもしれませんね。
【パパっ子になるデメリット】
パパっ子になると、ママは楽な一方で、少し寂しさを感じることも。
日ごろ一生懸命お世話をしているのはママなのに、「ママっ子じゃないの?」と不満に思うこともあるかもしれません。
しかし、たとえ赤ちゃんがパパっ子になったとしても、決して「ママが嫌」というわけではないので気にし過ぎないようにしましょう。
パパっ子になるのもママが好きなことが大前提です。その上で赤ちゃんがパパにも安心感を抱いているということですから、むしろパパの頑張りを褒めてあげてくださいね。
ママっ子、パパっ子どっちが幸せ?
ママっ子、パパっ子それぞれのメリットデメリットをご紹介しましたが、結局どちらが家庭円満でいられるのでしょうか?
【赤ちゃんにとってはどちらも幸せ】
ママっ子でもパパっ子でも、赤ちゃんから見ればどちらも幸せなことですよね。
ママが赤ちゃんを可愛いと思い、大事に育てることはもちろんですが、パパっ子であれば、パパも普段から赤ちゃんとのコミュニケーションをしっかりとっているということ。
ママからもパパからも愛情をたくさん注がれているわけですから、そんな赤ちゃんはとても幸せです。
大事にしてくれているママやパパの存在は、将来的に赤ちゃんの自己肯定感を高めてくれるはずですよ。
【パパっ子の方が家庭円満であることも】
ママっ子だと、パパが育児に関わろうとするキッカケが失われてしまうこともありますよね。
パパも自分になついてくれないわが子を見て、面白くないと感じるかもしれません。
逆にパパっ子であれば、パパも育児が楽しいと感じ、積極的に関わろうとしてくれます。
ママも少し育児の手が離れて楽だと感じるので、もしかしたらパパっ子の方が家庭円満かもしれませんね。
まとめ
ママっ子、パパっ子というのは、赤ちゃんが成長するにつれ、少し変化が見られることもありますから、今はどちらであっても、あまり気にしないようにしましょう。
ママっ子でもパパっ子でも赤ちゃんへの愛情は変わりないはず。
2人で協力し合い、大切な命を育んでいってくださいね。