子育て中の仕事は在宅ワークで
子育て中の主婦が家でできる仕事といえば、お菓子などの袋詰めや梱包、シール貼りなどのいわゆる内職のイメージがありました。
しかし今、パソコンやインターネット環境の普及によって求人数が増えているのが在宅ワークです。
在宅ワークとは、インターネット環境を使って企業や個人事業主などのクライアントから仕事を受注し、納品するという仕組みの働き方のことです。
ほとんどの場合出社の必要はなく自宅の環境で仕事を始められます。子育て中の主婦から人気が高まっているのもうなずけますね。
企業に在籍しながら自宅で仕事をする在宅勤務とは異なり、基本的にはフリーランスの立場でクライアントと直接やり取りを行う必要があります。
納期、報酬、時間管理など、ある意味クライアントとの契約全て自己責任となります。
しかし逆に言えば、自分の裁量ひとつで生活リズムに合わせることができるので、自由度の高い働き方とも言えますね。
在宅ワークの代表的な仕事内容
実際に在宅ワークにはどのような求人があるのか、代表的な仕事内容をご紹介します。
【ライティング】
クライアントから指示されたテーマに沿って記事を書く仕事です。
雑誌などの紙媒体よりも、WEBコンテンツ記事の求人が多いようです。個人ブログの管理者が実は記事を発注している、というケースもあります。
文章を書くのが好きな人、物事を調べるのが好きな人はやりやすい仕事でしょう。
【Webデザイン】
企業のホームページや個人のSNSなど、Webサイトのデザインをする仕事です。
デザインだけでなく、サイトの企画設計段階から参画したり運用まで依頼される場合もあります。
Webデザインに必要な画像ソフトなどを用意する必要があったり、使いこなすスキルが求められることが多いようです。
【事務代行】
最近は事務スタッフを持たない企業も増えています。メール返信代行や電話代行、秘書業務代行、各種イベントの事務局代行など、在宅で一般事務全般または一部業務を請け負います。
10時〜16時など、在宅ワークでありながら勤務時間が決められている場合もあります。
【データ入力】
事務の中でもデータ入力に特化した仕事も多くあります。こちらは好きな時間に作業OK。
入力内容やデータ形式などはさまざまですが、タイピング経験のある人なら比較的始めやすい仕事です。
【音声起こし】
テープ起こしとも呼ばれ、音声データから会話内容を聞き取り、文章に起こす仕事です。
パソコンとイヤホンがあれば、どこでもできますが、比較的静かな環境が好ましく、子育て中の賑やかな環境では少し難しいかもしれません。
【オークションサイト、フリマサイト関連】
オークションやフリマサイトでの販売代行を行う仕事です。
商品の説明文や写真撮影などを行うこともあるので、もともとそれらのサイトの利用経験がある人なら始めやすいかもしれませんね。
在宅ワークのメリットデメリットとは
上で紹介した以外にも在宅ワークには様々な仕事内容があります。
子育て中の主婦にとって、在宅ワークにはどんなメリットがあるのでしょうか。デメリットも合わせて確認しておきましょう。
【在宅ワークのメリット】
・通勤が不要(時間を有効に使えます)
・働く量、時間を自分で決められる(時期によって増減も可能です)
・子どもとの時間を大切にできる(昼間一緒に遊んだり園の行事に参加したり)
・上司や同僚を気にしなくてよい(子どもの体調不良にも対応しやすい)
・夫の転勤や引っ越しに影響されない(インターネット環境さえあれば、外国でも仕事を続けられます)
【在宅ワークのデメリット】
・単価が安い(データ入力やライティングなど、コツをつかむまでは単価が安く感じる場合があります)
・継続的に仕事があるとは限らない(単発の仕事も多く、次の仕事につながらない場合も)
・Webスキルを求められる(報酬の良い仕事はそれなりのスキルが求められます)
・納期管理や入金確認なども自分で交渉(中にはルーズなクライアントもあります)
・発送前の商品を置くスペースが必要(フリマサイトなどでは売れるまで商品を預かる必要がある場合も)
まとめ
在宅ワークの魅力は、仕事内容、仕事量、仕事の期間などを自分で決められることでしょう。
たとえば、夏休みなど幼稚園の長期休みは仕事量を減らす、などの融通も効かせることができます。「小1の壁」も避けて通れるかもしれませんね。
子どもが小さいうちだけの働き方のつもりだったのに、気付けばクライアントとのお付き合いや仕事内容、在宅ワークという仕組みにすっかり慣れ、自由度の高さからずっと在宅ワークを選ぶ人も多いです。
また、初めは簡単なデータ入力の仕事だけであったものが、他の仕事にも興味が出て自分をスキルアップさせてどんどん仕事範囲を広げていく人もいます。
最初の一歩がなかなか踏み出せない人は、クライアントとワーカーを引き合わせてくれるサイトに登録してみましょう。
実際にどんな求人があるのか、どんなスキルが求められているのかを確かめてみるのも良いかもしれません。