授乳中には乳頭保護クリームがおすすめ
母乳育児を頑張るママの大きな悩みのひとつが、授乳中の乳首の痛みではないでしょうか。
授乳は赤ちゃんとの幸せな時間を想像していたのに、あまりの乳首の痛みに苦痛に感じてしまうこともありますよね。
痛みを我慢しながらする授乳がつらくなり「母乳育児をやめたい」と思うママもいるようです。
そこでおすすめなのが、今回のテーマの乳頭保護クリーム。
乳頭保護クリームを使ってケアをすると、授乳中の乳首の痛みを和らげられるかもしれません。
使い方や選び方も併せてご紹介しますので、授乳中の乳首の痛みに悩むママは、是非参考にしてくださいね。
【授乳中のケア】乳頭保護クリームとは?
乳頭保護クリームは、授乳期のデリケートなママの乳首に潤いを与えて乾燥から守り、乳頭トラブルを防ぎます。
また、傷の保護や乳首を柔らかく保つ役割もあり、母乳育児中のママには欠かせないアイテムです。
おっぱいを吸う赤ちゃんの力強さに、驚いたママは多いのではないでしょうか。
授乳時期のママのおっぱいは、ただでさえデリケート。
赤ちゃんの吸う力はとても強く、ママの乳首にはかなりの負担がかかっています。
また赤ちゃんに吸われた乳首は、乾燥してとても傷つきやすい状態です。
1日に何度も授乳をすることで乳首へのダメージが重なると、乳首が傷つき、ひどい時には裂けてしまう「乳頭亀裂」になることもあります。
そのような状態になると乳首から出血したり、下着に触れるだけで痛みを感じたりするため、授乳をするのが怖くなってしまいますよね。
傷口から細菌に感染し、乳腺炎を引き起こしてしまうことも。
そうなる前に乳頭保護クリームを使ってケアをし、守ってあげましょう。
【授乳中のケア】乳頭保護クリームの使い方
乳頭保護クリームは、産後すぐから使えます。
授乳後や乾燥、痛みを感じた時に清潔な指に適量取り、指先でクリームを柔らかくしてから乳首全体に塗りましょう。
乳頭保護クリームにはさまざまな種類がありますが、多くの場合赤ちゃんの口に入っても安全な成分で作られているため、次に授乳をする際も拭き取る必要はありません。
また乳頭保護クリームは、産前の授乳準備としても使えます。
産後の頻回授乳でのトラブルを防ぐには、事前にママの乳首や乳輪を柔らかくしておくことが大切です。
柔らかくよくのびる乳首は赤ちゃんが深くくわえて飲みやすく、授乳の摩擦にも強くなって傷がつきにくくなりますよ。
乳頭保護クリームを使って妊娠中から少しずつケアをしておくと、スムーズに母乳育児を始められるかもしれませんね。
しかし妊娠中に乳首を刺激すると、お腹が張りやすくなることがあります。
妊娠中から乳首のケアをする場合は、必ず医師や助産師に相談し、妊娠38週を過ぎた頃に体調を見ながらはじめましょう。
【授乳中のケア】乳頭保護クリームの選び方
ドラッグストアなどでも手に入りやすく、塗るだけと手軽な乳頭保護クリームは、母乳育児中のママの強い味方です。
選ぶ際のポイントをまとめてみました。
【赤ちゃんの口に入っても安全か】
授乳の度に拭き取る必要があるものだと、使うのが面倒になってしまいますよね。
こまめに塗ってケアを続けられるよう、赤ちゃんの口に入っても安全なものを選びましょう。
乳頭保護クリームに使われている成分で多いのは、ラノリンや馬油といった天然由来成分です。
ラノリンとは羊毛から抽出した羊毛脂のこと。
馬油は文字通り、馬の脂肪を原料としたものであり、どちらも赤ちゃんが舐めても問題のない安全な成分です。
成分表示をチェックして、安心できるものを選んでくださいね。
【匂いが気にならないもの】
匂いがきついものだと、赤ちゃんが授乳を嫌がってしまうことがあります。
ママも嫌な匂いだと、使いづらいですよね。
ママも赤ちゃんも気にならない匂いのものがおすすめです。
【好みのテクスチャーか】
乳頭保護クリームにもさまざまな商品があり、かためのものや柔らかいものなど、テクスチャーにも違いがあります。
頻繁に使うものなので、使いやすいものを選びましょう。
【乳頭保護以外にも用途があるか】
乳頭保護クリームの中には、乳頭の保護以外にも用途があるものもあります。
赤ちゃんやママのリップや乾燥肌、ハンドクリームとしても使えると便利ですよね。
【続けられる価格か】
乳頭保護クリームでのケアは、毎日続けることで乳首を刺激や傷から守り、柔らかく丈夫な乳首をつくります。
また頻回授乳の時期だと使う頻度も高くなるため、続けやすい価格かも重要です。
【手に入りやすいか】
近くのお店で売っているものなら、必要になった時にすぐに手に入って安心ですよね。
まとめ
授乳中の乳首の痛みには、乳頭保護クリームを使ってみてはいかがでしょうか。
クリームでケアすることで、授乳期のママのデリケートな乳首をトラブルから守ってくれます。
乾燥や傷を防いで赤ちゃんが吸いやすい乳首にしておけば、母乳育児もスムーズに進むかもしれませんよ。
ただし痛みや傷がひどいときは、無理せず医師や助産師に相談してみましょう。
授乳の時間は、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間です。
乳首の痛みで母乳育児を諦めてしまう前に、是非試してみてくださいね。