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お餅が母乳に与える影響

お餅は母乳に影響を与える?

母乳育児をしていると、気になるのが食べ物からの母乳への影響です。

中でもお餅は、母乳が多く出るようになると言われ、昔の人は特に、母乳に良い食べ物だと言う方もいます。

一方で、お餅は母乳が詰まる原因となってしまう食べ物とも言われることもあります。

 

お餅はお腹の持ちが良く、好んで食べているというママもいることでしょう。

母乳に影響を与えると考えられるお餅ですが、現在ではお餅が直接的に母乳に影響を与えるというとこはないと考えられています。

お餅を食べる時も、バランスの良い食事を摂取していれば、母乳が詰まることもありません。

 

ではなぜ、お餅を食べると母乳の出が良くなったり、母乳が詰まったりすると言われることがあるのでしょうか。

安心して母乳育児を行えるよう、お餅と母乳の関係性について、しっかり押さえておきましょう。

 

母乳育児中お餅を勧められる理由は?

お餅ですが、母乳育児中のママには良い食べ物と言われることもありますよね。

特に、赤ちゃんから見て祖母に当たる年代の方は、産後にお餅やもち米から作られる赤飯などを食べるように言う方もいるかと思います。

 

昔は産後の女性をねぎらう意味や縁起がいいという意味から、お餅を食べさせてあげようという傾向がありました。

カロリーが高く腹持ちの良いお餅を食べることでパワーが付き、産後の肥立ちが良いと感じたり、母乳にも変化が感じられたのでしょう。

その時代は和食中心の質素な食生活だっため、母乳が詰まるといったトラブルが起きにくかった可能性も考えられます。

 

お餅自体は体に害のない食べ物ですから、母乳を与えているママが食べることには、何の問題もないものです。

母乳が詰まりやすい人やトラブルが起こりやすい人は、お餅と一緒にバランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。

 

お餅を食べると母乳が多くなる?

母乳の出が悪く、母乳育児に悩んでいる方はお餅で母乳量を増やしたいと考えているかもしれませんね。

もち米を使った食べ物べることで、母乳の出が良くなったと実感するママは、実際にいるようです。

中には、お餅を食べた後に授乳用の下着が濡れてしまうほど母乳が出たというママも。

 

お餅を食べることで、母乳の出が良くなったと感じるのには、以下の理由が考えられます。

 

【お餅から多くのカロリーが摂取できるため】

赤ちゃんに母乳を与える時にママは多くのカロリーが消費されます。

お餅を食べると母乳が多くなると感じる理由としては、お餅がそのカロリーを補ってくれることから、母乳を作る時のエネルギーをサポートしてくれるためと考えられます。

 

人によっては母乳の出が良くなると感じる方もいる一方で、お餅を食べると痛みを感じるほど、胸が張りすぎるというママもいます。

 

【お餅を食べる=母乳の出が良くなるわけではない】

お餅を食べると母乳の出が良くなることを実感する方も中にはいますが、お餅を食べたから母乳の出が良くなるという訳ではありません。

それは、お餅が原因なのではなく、あくまでカロリーを多く摂取したことなどが原因です。

母乳の出が悪いという方は体質もありますが、もともと小食で母乳を作る分までの栄養が摂取できていなかったという可能性も考えられます。

その場合は、普段の食事にプラスして、カロリーを多く摂取できるお餅を食べてみてもいいでしょう。

 

お餅を食べると母乳が詰まる?

お餅などのもち米を使ったものは、腹持ちがいいと言われていますよね。

お餅のように腹持ちがいいものは、血糖値を急上昇させ、血糖値の高い状態にしてしまいやすいため、授乳期のママが食べると母乳がドロドロになり、詰まりやすいという聞いたことがある方もいるかもしれません。

 

しかし、実際にはお餅のGI(血糖値上昇指数)は85であり、日常的に主食として食べられる食パンやお米より低いと言えます。

そのため、血糖値が高い状態にはなりにくく、血液がドロドロの状態になることもありません。

お餅を少し食べたからと言ってすぐに母乳トラブルに繋がる訳ではないので、過度に心配しすぎず、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。

 

まとめ

お餅から摂取されるカロリーがママのエネルギーを作ってくれることは考えられますが、お餅を食べることで、直接母乳へ与える影響はありません。

 

そのため、母乳の出が悪いからといって、今は母乳のためにあえてお餅を食べる必要はありません。

 

 

バランスの良い食生活を心がけることが大切です。

もし胸の張りや痛みを感じたら、母乳トラブルにならないよう、搾乳して母乳を出し切るようにしましょう。

それでも母乳トラブルになってしまったら、早めに母乳外来を受診したり、助産師へ相談してくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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