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授乳中に辛いものを食べても影響はない?

授乳中に辛いものを食べても母乳に影響はないの?

出産前は、ピリっと辛い食事を好んできたけれど、赤ちゃんが生まれてからは、母乳への影響を考えて控えてしまっていたというママもいるのではないかと思います。

ときどき無性に辛いものを食べたいと思うことも、あることでしょう。

ママが食べたものは母乳へ移行するという説もあり、母乳を飲んでいる赤ちゃんへの影響が心配になるかもしれませんね。

しかし、近年ではママが食べた食事は、赤ちゃんが飲む母乳へは影響がないということが分かっています。

つまり、授乳中のママが辛い食べ物を食べても大丈夫ということ。

とは言っても、辛い味が母乳に移ってしまわないか、母乳が詰まってしまうのではないかと心配は尽きないですよね。

 

授乳中に食べても大丈夫な辛い食べ物ですが、実は食べ方には気を付けなければならないものでもあります。

辛いものは本当に食べてもいいのかその理由や、食べる際の注意点などを押さえていきましょう。

 

授乳中に辛いものを食べても良い理由

授乳中のママは、辛いものは食べられますが、過剰に食べすぎるのは好ましくないと考えられます。

後に詳しく記しますが、激辛の香辛料をたくさん使ったような料理は避けるべきでしょう。

 

多くの人が美味しくいただける範囲の辛さと量であれば、辛い食べ物も楽しく味わうことができます。

 

【母乳の味に影響はない】

ママが食べたものは、母乳の味や質に変化はないと言われています。

ママが食べたものが母乳に影響を与えるという科学的な根拠もないと言われています。

従って、授乳中のママが辛い食べ物を摂取しても、母乳が辛く感じるということもないので、安心して食事を摂ってくださいね。

 

【乳腺炎の心配もない】

辛いものを食べると母乳が詰まるとも言われていますが、辛いものが直接的に母乳が詰まる原因になるということもありません。

 

しかし、辛い食事には塩分も多く含まれていることがあります。

過剰に摂り過ぎると、むくみや高血圧の原因になることがあり、それが原因でおっぱいの張りに変化を感じさせている可能性はあります。

また、発汗作用によって血流もよくなるため、おっぱいが良く出たり張ったりしたように感じるかもしれませんね。

 

辛いものは食べられますが、1日を通して食事のバランスをよく考え、あとの2食は塩分を控えめにした献立にするなど、工夫するのが望ましいです。

 

【辛い食べ物にはママの体に嬉しい効果も】

あくまで常識的な量の辛い食事には、ママの体に嬉しい効果も期待できます。

辛い食べ物を摂取することでアドレナリンの分泌が多くなり、発汗作用が期待できます。

冷えや疲労を感じているママは、適度に辛い食べ物を取り入れてみるのが良いでしょう。

それに、ママが好きな食べ物を楽しく食べられるということは、精神的にもとても良いことですから、時々献立に取り入れていきたいですね。

 

【常識的な範囲で辛い食べ物を楽しもう】

一般的に家庭のメニューに並ぶような麻婆豆腐やエビチリ、担々麺などでしたら、授乳中でも食べることができそうですね。

お寿司のわさびなどの薬味も、ほどほどに食べる分には問題はないと言えるでしょう。

ママが食べてみて口が痛く、涙が出るほどの辛さでしたら、無理はせずに避けた方がいいというケースも考えられます。

 

授乳中に辛いものを食べる時の注意

授乳中でも辛い食べ物を楽しむことができますが、気を付けたい注意点がいくつかあります。

 

【辛いものを食べると体臭が変わる】

辛い食べ物は直接的には母乳には影響を与えません。

しかし、中にはママが辛いものを食べたことによって、母乳を飲む赤ちゃんの反応が変わったというママの声も聴きます。

それは、香辛料やニンニクを食べたことによる発汗作用で、体臭がきつくなることが原因に考えられます。

また、辛い食べ物を食べた後は口からも刺激臭がしますから、母乳というよりは赤ちゃんが感じているにおいによって、ママと赤ちゃんの関係に影響を与えている可能性があります。

 

においが気になるほどの辛いものを食べる際は、食べる量にも注意が必要です。

 

【体調が悪くなる】

辛い食べ物には常識を超えた量を好む人もいますが、食べた後には下痢の症状を引き起こすことが多々あります。

これは、唐辛子に含まれるカプサイシンというものが、消化されずに体外に排出されるために、下痢が引き起こされるのです。

胃や肛門を辛い食べ物が通る際は、香辛料がかなりの刺激になるため、下痢だけではなく胃痛や痔の症状に発展することも珍しくありません。

ママが体調を崩すと赤ちゃんのお世話にも影響を及ぼしかねないため、過剰に辛い食べ物は避けた方が無難と言えるでしょう。

 

まとめ

授乳中も、ママは辛い食べ物を美味しく食べることが可能です。

 

辛さや量を誤ると、ママの体調を崩すだけでなく、体臭や口臭が赤ちゃんにとって刺激になってしまう可能性があります。

ママの体調が不調になるほどの激辛の食べ物は、残念ですがもう少しの間控えた方が良いと言えるでしょう。

 

ママが食事を楽しむことは、育児の時間を楽しむためにも大切なことです。

食事のバランスや健康も考慮しつつ、辛い食事を上手に取り入れていきましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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