赤ちゃんの夜中のミルクはいつまで必要?
赤ちゃんを育てるママ達の大きな悩みのひとつが、寝不足ではないでしょうか。
その寝不足の原因の一つにあるのが、夜中の授乳といわれています。
月齢が低い赤ちゃんはまだ昼夜の区別がつかず、夜も日中と同じ間隔で起きて泣きます。
その度に起きてミルクを作るママが、寝不足になるのは当たり前。
寝不足が続くと体力的にもつらくなり「いつまでこの生活が続くの?」と悩んでいるママもいるでしょう。
しかし安心してください。
赤ちゃんが夜中にも起きてミルクを飲む必要がある時期は、限られています。
今回は「赤ちゃんが夜中にミルクを必要とするのはいつまでか?」ということについて調べてみました。
悩んでいるママは、是非参考にしてくださいね。
赤ちゃんの夜中のミルクがいつまで必要かは個人差あり
夜中のミルクがいつまで必要かはさまざまな意見がありますが、生後7ヶ月~1歳半の間に卒業する赤ちゃんが多いようです。
赤ちゃんがいつまで夜中にミルクを欲しがるかは「夜にどのくらいまとまって眠れるか、また1回に飲むミルクの量はどのくらいか?」が関係し、個人差が大きい問題。
寝る前にたっぷりミルクを飲んでぐっすり寝てくれる赤ちゃんは、その分夜に空腹で起きることも少なく、早い段階で夜中のミルクから卒業するかもしれません。
反対に眠りが浅くすぐに起きてしまう、1回にたくさん飲まずにちょこちょこ飲む赤ちゃんだと、なかなか夜のミルクもやめにくいでしょう。
また離乳食の進み具合や、食べる量も関係します。
しかしそれは赤ちゃんの個性であり、どちらが悪いという訳ではありません。
夜中のミルクはいつまでにやめなければいけない、という決まりもないですよね。
やめるタイミングについては周りと比べず、赤ちゃんとママに無理のないように計画するのが理想ではないでしょうか。
【赤ちゃんの夜中のミルクはいつまで?】月齢別の変化
夜中のミルクは、赤ちゃんが元気に成長していれば起こしてまで飲ませなくても良い、という考え方が主流です。
しかし月齢によってはまだ飲ませた方が良い、という意見もあり悩んでしまいますよね。
ここでは月齢別に、夜中のミルクの変化や対応の仕方についてご紹介します。
【新生児~生後2ヶ月頃】
生まれて間もない赤ちゃんはまだ胃が小さく、1回に飲める量が少ないためすぐにお腹が空きます。
昼夜の区別もなく眠りが浅い時期でもあり、夜中であろうと頻繁に起きますよね。
そのためこの時期は、まだ夜中のミルクは必要です。
ミルクで育つ場合、なかには早い時期から夜に長く眠る赤ちゃんもいるかもしれません。
どうしたら良いか不安に思うときは助産師さんや小児科医に相談してみましょう。
【生後3ヶ月~生後4ヶ月頃】
体内時計がはたらきはじめて少しずつ生活リズムができ、夜はしっかり寝てくれる赤ちゃんも出てきますが、実際には夜中も何回か起きてミルクを欲しがる赤ちゃんが多い時期です。
赤ちゃんが寝ていれば、起こしてまでは飲ませる必要はないでしょう。
【生後5ヶ月~生後11ヶ月頃】
離乳食がはじまってしばらく経つと、また夜中の授乳にも変化が起きます。
日中にしっかりと離乳食を食べてたくさん動いて遊ぶようになると、夜に起きる回数が減り、夜中のミルクが必要なくなる子が少しずつ増えるようです。
食事のリズムをつけるためにも、赤ちゃんの様子を見ながら夜中のミルクを減らしたり、やめたりする良い時期でしょう。
またこの頃になると、夜に起きる原因がミルクではない場合も多くなります。
起きた=ミルクではなく、違う方法でまた寝かしつけるようにしても良いかもしれませんね。
【1歳~】
栄養のほとんどを離乳食から摂るようになり、多くの赤ちゃんが1歳半頃までに日中のミルク同様、夜中のミルクも卒業するようです。
【赤ちゃんの夜中のミルクはいつまで?】やめる目安
赤ちゃんにどのような様子が見られたら、夜中のミルクをやめるタイミングなのでしょうか。
もちろん個人差がありますが、おおよその目安をまとめました。
・夜中にあまり起きなくなった
・日中に必要な栄養と水分がしっかりと取れている
・体重や身長が増え、順調に成長している
・離乳食が3回食になる、おおよそ生後9ヶ月を過ぎている
・医師から夜間授乳をするよう指導がない
以上の条件が揃ったら、夜中のミルクの卒業を考えても良いタイミングかもしれません。
「〇ヶ月になったら」ということに縛られすぎず、自分の赤ちゃんの様子や個性をよく見て時期を決めるのが、スムーズに卒業するコツでしょう。
ちなみにママからなにもしなくても、1歳を過ぎると自然に夜中のミルクを欲しがらなくなる赤ちゃんが増えるようです。
一緒に起きるママの考えや負担の程度によっては、自然にやめるのを待つのも良いかもしれませんね。
まとめ
夜中のミルクは、生後7ヶ月頃~1歳半の間にやめる赤ちゃんが多いようです。
しかし個人差が大きいため、赤ちゃんの日中のミルクや離乳食の量、発達具合を考え、無理なくやめる時期を計画しましょう。
夜中のミルクを飲まなくなり、朝まで寝てくれる日はいつかきます。
ミルク育児のメリットのひとつは、ママじゃなくても授乳ができること。
寝不足でつらい時は遠慮なく周りに声をかけ、ママ自身の体と心の健康を大切にしてくださいね。