赤ちゃんの卒乳が寂しい時
いつかは訪れる、赤ちゃんの卒乳時期。
いつかは必ず卒乳する日が来るのがわかっていても、卒乳が寂しいと感じることもあるでしょう。
授乳期間はママと赤ちゃんの2人きりの幸せな時間です。
赤ちゃんとの別れではないものの、授乳がなくなるのは、やはり心に穴がポカンと空いたように寂しくなるものです。
そんな寂しさをどのように乗り越えるといいでしょうか。
赤ちゃんの卒乳が寂しい時の乗り越え方
赤ちゃんの卒乳が寂しい時には、次のように考えたり、行動してみましょう。
【寂しい感情と向き合う】
「卒乳が寂しい」「卒乳するのがつらい」と思うのは、けっしてマイナスな感情ではありません。
ママにとって、それは自然な感情であり、それほど授乳タイムを大切にしていたこと、赤ちゃんとの時間を幸せに感じていた証拠でもあります。
その感情を認識し、自分自身で受け入れ、寂しいという気持ちと向き合ってみましょう。
「卒乳が寂しいなんて思ってはいけない」「卒乳が寂しいなんておかしい」などと感情を否定することはせず、受け入れることで感情が整理されることもあります。
また、1人で向き合うのではなく、パパや他の家族、またはママ友達などと感情を共有するのもいいでしょう。
中でも同じように卒乳を経験したママ同士であれば、その感情が共有でき、心の支えになるかもしれません。
どうやって乗り切ったのか、いつ頃から寂しさが癒えたのかを聞いてみてもいいですね。
その他、日記に書いたり、SNSなどで共有したりなどする中で、気持ちの整理につながることもあります。
【赤ちゃんの成長を喜ぶ】
赤ちゃんが卒乳すると、どうしても「ママの役割」が1つ終わったように感じるママもいます。
しかし、赤ちゃんの卒乳は、赤ちゃんの成長のしるしです。
マイナスに捉えすぎず、赤ちゃんの成長を心から喜びましょう。
今後も赤ちゃんはどんどん成長していきます。
卒乳だけでなく、ママの手がから1つ1つ離れ、いろんなことが自分でできるようになります。
最後にはママの元から巣立つ日もやってきます。
その度に寂しいと感じるかもしれませんが、それはママとして赤ちゃん(子ども)に向き合い、一生懸命だった証拠。
それぞれの過程が赤ちゃんの成長の第一歩であり、終わりではなく、ママとしても次のステップに入るスタートだと、ポジティブに考えてみましょう。
【赤ちゃんとのスキンシップを大切にする】
授乳はママと赤ちゃんのスキンシップの一つの形であり、絆のようなものでしたが、卒乳後もスキンシップをとることは十分できます。
授乳だけがスキンシップではないからです。
抱っこやおんぶ、手をつないで歩くことなど、日常的に触れ合う時間を意識して大切にしてみてください。
ママにとってはもちろん、赤ちゃんも安心して、ママとの絆を感じてくれるでしょう。
【自分自身をケアする】
自分自身をケアしてあげることも大切です。
卒乳後は母乳トラブルなどがある方もいます。
まずはしっかりとおっぱいケアし、そこから体の他の部分、肌のケア、体調管理など、自身をケアする時間を作っていきましょう。
授乳中は授乳しやすい服装、下着しか着られなかったという方も、おしゃれを楽しむこともできるでしょう。
また、軽いストレッチやヨガ、アロマテラピーなどに挑戦するのもいいかもしれません。
そうする中で、寂しさが紛れることがあります。
その他、卒乳はママとしての役割が一段落する瞬間でもあります。
これまで赤ちゃんに精一杯授乳し、尽くしてきた自分を褒めてあげましょう。
自分を労わり、大切にすることで自己肯定感を高め、メンタル面もケアしていけるといいですね。
【新しいことを始める】
赤ちゃんが卒乳したら、新しいことに挑戦するのもおすすめです。
これまでは授乳のタイミング等を考えると、出掛けられなかった場所や、授乳中だからと我慢していた食べ物などがあるかもしれません。
そんな方は思いっきり行きたいところへ行き、食べたかったものを食べ、やりたかったことに挑戦してみましょう。
卒乳をすれば、ママ1人でもお出かけしやすくなりますね。
美容院やショッピングなど、授乳のタイミングなどの時間を気にせず楽しめますね。
いろいろとやりたいことをこなしているうちに、寂しい感情も忘れるかもしれません。
また、卒乳すると家族旅行などにも行きやすくなることもあります。
パパと相談して、卒乳旅行を計画してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
赤ちゃんの卒乳を「寂しい」と感じるママも多いものですが、卒乳は「赤ちゃんの成長のしるし」でもあります。
これまで一生懸命授乳に向き合ってきたからこそ、寂しいと感じるものです。
赤ちゃんの成長を喜び、赤ちゃんと新たな親子関係を築いていけることに目を向けてみてください。
また、おっぱいのケアとともにママ自身の心身のケアをしてみたり、これまで授乳中だからと我慢していたこと、諦めていたことがあれば、どんどん挑戦してみましょう。