お七夜に祖父母は招待すべき?
お七夜というと、赤ちゃんが生まれて7日目の夜に行うイベント。
赤ちゃんの健やかな誕生と成長をお祝いし、それと同時に赤ちゃんに名前を授ける「命名式」も行うのが一般的ですね。
そんなお七夜のお祝いは、祖父母まで招待するべきなのでしょうか?
ひと昔前までは、赤ちゃんのお披露目のために家族や親せきを招待して盛大にお祝いするのが習わしだったようですが、現在では核家族化が進み、両家の祖父母が近所に住んでいないこともあることから無理に祖父母を招待せず、夫婦だけで執り行うことも多いようです。
今回は、そんなお七夜のお祝いに祖父母を招待するかどうかお悩みの方に向けて、招待する場合・しない場合のメリットデメリットや、それぞれのお祝いの方法についてご紹介します。
生後7日目というと、意外とあっという間に来てしまいますから、こちらを参考に、お七夜のお祝いに祖父母まで招待するかどうか、夫婦であらかじめ相談しておいてくださいね。
お七夜に祖父母を招待しない場合…
まずはお七夜に祖父母を招待しない場合からご紹介します。
【祖父母を招待しないメリットデメリット】
お七夜に祖父母を招待しない場合のメリットデメリットから見てみましょう。
《メリット》
・ママが赤ちゃんのお世話に集中できる
・ママが体をゆっくり休めることができる
《デメリット》
・赤ちゃんのお披露目の機会がなくなる
生後7日目というと、まだ出産して間もない時期。
初めての育児に不安なママにとって、赤ちゃんのお世話だけで手一杯ということもあるでしょう。
そのうえ、お七夜に祖父母を招待する準備をするなんて「到底、無理!」という気持ちになってしまうことも。
ママが赤ちゃんのお世話に集中し、ママ自身の体を休ませるという意味でもお七夜は夫婦だけで執り行うのが良さそうですね。
しかしその場合、せっかく赤ちゃんをお披露目できる機会が失われてしまうというデメリットがあります。
そんなときは、お七夜ではなくお宮参りなどに祖父母を招待するといいでしょう。
まだ赤ちゃんの成長を祝う機会はたくさんありますから、焦らずママと赤ちゃんの体調を優先し、無理のないタイミングでお披露目・お祝いをするのがおすすめです。
【祖父母を招待しないときのおすすめのお祝い方法】
祖父母を招待しない場合は夫婦だけでお七夜をお祝いしますが、招待しないからと言って祖父母をないがしろにするのは寂しいですね。
・記念写真を撮って祖父母へ送る
・ビデオ通話などで命名式の様子を伝えたり赤ちゃんをお披露目する
など工夫し、すぐに会えない祖父母にもきちんと報告するようにしましょう。
お七夜に祖父母を招待する場合…
では次に、お七夜に祖父母を招待する場合についてご紹介します。
【祖父母を招待するメリットデメリット】
祖父母を招待する場合のメリットデメリットは次のとおりです。
《メリット》
・両家の祖父母に赤ちゃんのお披露目ができる
・両家の交流が深められる
・家族みんなで記念撮影ができる
・命名書を書いてもらえる
《デメリット》
・食事会などの準備が必要
・遠方に住んでいる場合は新幹線や飛行機などの手配も必要
両家の祖父母がそろうことで、みんなで赤ちゃんを囲んで楽しい時間を過ごせるというのが最大のメリットですが、その一方で、お祝い膳など食事会の準備が面倒なことも。
特に出産後すぐは、ママも赤ちゃんのお世話で精一杯ですから、あれこれ準備をする余裕がないこともあります。
それだけで負担に感じたり疲れたりしますね。
祖父母を招待してお七夜をお祝いすることは素晴らしいですが、ママと赤ちゃんの無理のない範囲で行うことが一番でしょう。
【祖父母を招待するときのおすすめのお祝い方法】
祖父母を招待する場合は、家族みんなで楽しめるお祝い膳を用意します。
一般的にはお赤飯や尾頭付きの鯛など和食を用意することが多いでしょうが、産後すぐのママにとってこれらをしっかり用意するのは大変なこと。
最近では、ケータリングサービスを利用する家庭も増えていますから、無理のないやり方でお祝い膳を用意するのがおすすめです。
また、せっかくの機会ですから食事だけでなく家族みんなで記念撮影をするのもいいですね。
赤ちゃんが成長したときに見せられる良い思い出となるでしょう。
ほかにも、昔の風習にならい、パパ方の祖父が命名書を書くというのもいいかもしれません。
たくさんの人に喜ばれて生まれてきたんだよ…という気持ちが表れる素晴らしいお祝いになることでしょう。
まとめ
今回ご紹介したように、現在のお七夜のお祝いは各家庭によって様々。
必ずしも祖父母を招待しなければならないわけではありません。
また、必ず生後7日目にお祝いしなければいけないわけでもありません。
ママと赤ちゃんの体調を考えて日にちをずらしたり、お宮参りと一緒にお祝いしたりと、各家庭にあったお祝いの仕方で構わないのです。
昔ながらの風習と言うと難しく捉えてしまいますが、大事なことは赤ちゃんをお祝いする気持ち。
無理のないスタイルで、赤ちゃんの誕生と健やかな成長をお祝いしましょう。
もちろん、祖父母への感謝の気持ちは忘れないようにしてくださいね。