赤ちゃんの熱中症予防のための服装

熱中症を予防する赤ちゃんの服装は?

気温が高くなってくると、熱中症が怖いですよね。

赤ちゃんの場合は特に体温調節機能が未熟なため、熱中症の危険が大人よりも高いと言われています。

赤ちゃんが熱中症にならないために、気温の高い日に着せる服も重要なポイントです。

どのような服装がいいのでしょうか。

 

今回は、赤ちゃんの熱中症予防のための服装についてまとめました。

 

熱中症対策になる赤ちゃんの服装

近年、猛暑日と言われる日が続くことも多くなりました。

また、夏だけでなく、5月前後から暑くなることも多く、秋ごろまで熱中症の危険がある日も多いです。

危険な熱中症から赤ちゃんを守るために、まず大切にしたいのが着せる服装。

まだ「暑い」「寒い」と言葉で伝えることができない赤ちゃんだからこそ、着せる服装を以下のように注意してみましょう。

 

【通気性のよい服を着せる】

まず、服の通気性がとても大切です。

熱中症は熱が体内にこもって起こる病気なので、服と肌の間に熱がこもりにくいようメッシュ素材や綿素材、フライス生地の服を選ぶようにしましょう。

 

【吸湿性・速乾性の服を着せる】

また、暑い日はたくさん汗をかきますね。

服が汗を吸い、ベタベタすると肌触りが気持ち悪いだけでなく、汗で服が重くなると通気性も悪くなってしまいます。

熱がこもりやすい状態になるので、できる限り汗を吸っても重くならない吸湿性の高い素材、またすぐに乾く速乾性のある服を着せましょう。

先ほどと同じく、メッシュ素材、綿素材、フライス生地は速乾性があり、汗をかく日でも着ていて心地よいです。

 

それらの素材の服を着ていても、新陳代謝が活発な赤ちゃんは、もっと汗をかくことが考えられます。

汗取りガーゼを背中などに入れておくことで、服だけでなく、ガーゼも汗を吸い取ってくれるでしょう。

また、汗をかいたままにしておくと、汗冷えの心配もあります。

汗をたくさんかく日は小まめに着替えさせたり、汗を拭き取ったりしてあげましょう。

 

【外出時は帽子をかぶせる】

外出時には必ず帽子をかぶせるようにしましょう。

頭や顔に直接日光が当たらないよう、つば付きのものがおすすめです。

ただし、帽子も通気性、速乾性があるものにしないと、頭に熱がこもってしまうこともあります。

最近では接触冷感素材の帽子も多くあります。

 

頭や顔に汗をかいたときも、すぐに拭き取ってあげましょう。

 

【屋外・室内に対応できるものを持ち歩く】

夏は屋外は暑く、室内はエアコン等が効いていて寒いということもよくあるでしょう。

屋外と室外の気温差で、大人も夏バテしてしまうこともありますよね。

赤ちゃんは特に体温調節機能がまだ未熟です。

できるだけその気温差に対応できるよう、屋内での冷房対策として薄手のカーディガンや肌掛けを用意しておきましょう。

 

家ではガンガンにエアコンを効かせず、少しずつ気温に慣れていけるよう、エアコンの温度を調節してあげましょう。

扇風機もエアコンも、風を赤ちゃんに直接あてず、間接的に室内の温度を快適にしてあげられるといいですね。

 

【紫外線対策のできる服を着せる】

熱中症も怖いですが、紫外線も強いと、肌のバリアが未熟な赤ちゃんは肌がかぶれたり腫れたりすることがあります。

上記のような通気性があり、吸湿性、速乾性がある上、UVカット効果付きの服装ならベストでしょう。

 

熱中症対策!寝る時の服装は?

熱帯夜の夜は、寝ているときにも熱中症になってしまうこともあります。

エアコンなどで室温を調節しながら寝るのが一番ですが、赤ちゃんの寝る時の服装はどのような物を着せるといいでしょうか。

 

【吸湿性の良い肌着・パジャマで寝かせる】

夜寝ている時は知らず知らずのうちに汗をかいていることが多いですが、夏は特にたくさんかきます。

吸湿性、速乾性のある寝具を使うのはもちろん、肌着やパジャマも速乾性のあるものを使い、毎日取り換えてあげましょう。

汗をかいたままにすると、汗冷えをしますが、夜中は起こしてまで汗を拭いたり、着替えさせたりするのは大変ですよね。

そのため、夜着せる服装には特に吸湿、速乾性の高いことを重視したものを着せるようにしましょう。

 

【腹巻付きのズボン】

夜中寝苦しいため、エアコンや扇風機をつけっぱなしで寝ることもあるかと思います。

小まめに温度を調節してあげられたらいいですが、大人も寝ているので、調節が難しいこともあるでしょう。

エアコンや扇風機の風が直接赤ちゃんに当たらないように気を付ける他、赤ちゃんのお腹が冷えないように腹巻付きのズボンをはかせてあげるのもおすすめです。

 

腹巻付きのズボンなら、お腹の位置からずれることもほぼないので、お腹を守ってあげられます。

 

まとめ

赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、熱中症には十分気を付ける必要があります。

気温の高い日はできる限り室内で過ごすことはもちろん、どうしても出かけなければいけない日には服装にも気を付けましょう。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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