赤ちゃんの熱中症を防ぐ温度管理術

赤ちゃんの熱中症予防は温度管理が大切

暑くなってくると、赤ちゃんの熱中症が心配になってきますね。

熱中症は真夏だけでなく、気温や湿度が上がる6月位から気を付けた方が良いようです。

 

熱中症と言えば炎天下の屋外が思い浮かびますが、室内でもなる可能性は十分にあります。

家の中にいると、つい安心して油断してしまいますよね。

気が付くと赤ちゃんが汗びっしょり、なんてことも。

暑い時期は室内でも外と同様にきちんと温度管理をし、気を付けてあげましょう。

 

今回は、赤ちゃんの熱中症と温度について考えてみます。

熱中症予防に温度管理が重要な理由や、室内と外出時の温度管理のポイントについてもご紹介しますので、これからの暑い季節、赤ちゃんの熱中症対策の参考にしてくださいね。

 

熱中症予防に温度管理が大切な理由

赤ちゃんの熱中症予防に温度管理が大切なのはなぜでしょうか?

赤ちゃんは大人に比べて熱中症になりやすいと言われています。

まだ体が小さく、体温調節機能も未発達な赤ちゃんは熱がこもりがち。

気温や室温に影響を受け、すぐに体温が上昇してしまいます。

大人に比べて暑さを感じやすく、熱中症になりやすいのです。

 

大人は少しくらい暑くても体調不良にはなりませんが、暑さに弱く温度変化に敏感な赤ちゃんは違います。

ママと同じようにしていても、赤ちゃんだけ熱中症になってしまうこともあるかもしれません。

 

また赤ちゃんはまだ自分で暑さを訴えることができません。

暑いと感じていても、それをママに伝えることができないのです。

こまめに赤ちゃんの様子を見て、しっかりと温度調節をしてあげましょう。

 

熱中症は対策をすれば、防げる場合も多くあります。

赤ちゃんが暑い夏を快適に過ごせるように、しっかり対策をして熱中症から守ってあげたいですね。

 

赤ちゃんを熱中症から守る温度管理方法

赤ちゃんを熱中症から守るには、赤ちゃんにとっての快適な温度を知ることが大切です。

大人が快適だと感じる温度とは少し違う場合もあります。

 

新陳代謝が活発な赤ちゃんは暑がりで汗っかき。

暑いときはまず服装で調節するのが基本ですが、それ以外ではどのような方法があるのでしょうか。

室内と外出時、それぞれのポイントをまとめました。

 

 

【室内のときの温度管理方法】

季節によって変わりますが、熱中症が起こりやすい夏場であれば室温は26~28℃度を目安にすると良いでしょう。

外との温度が違いすぎると外出時に赤ちゃんの負担になるため、外気との差は3~5℃程度にするのがおすすめとされていますが、昨今は猛暑になる時もあるので、その場合は室温を26−28度を目安にしましょう。

 

また熱中症は気温と湿度が高いときに起こるため、湿度もチェックしましょう。

湿度は45~60%が最適です。

同じ温度でも湿度が下がるだけで体感温度が変わり、快適になりますよ。

 

このように室内で赤ちゃんの熱中症予防に温度管理をする際は、冷房器具がおすすめです。

節約を考えてエアコンをつけるのを我慢してしまうママもいるかもしれませんが、30℃を超えると室内でも熱中症になる危険性が高くなるため、赤ちゃんのためにも我慢せずエアコンをつけましょう。

 

エアコンを就寝時にも使うときも同様の室温になるようにしましょう。

熱帯夜にはつけっぱなしでも構いません。

また扇風機と併用すると、エアコンの風が弱めでも室内の空気が循環するので涼しく感じます。

体が冷えすぎて体調を崩すこともあるため、エアコンや扇風機の風が直接赤ちゃんに当たらないように工夫しましょう。

 

赤ちゃんと過ごす部屋での冷房の使い方

 

 

【外出時の温度管理方法】

赤ちゃんの熱中症を防ぐため、外出時の温度には特に注意が必要です。

猛暑の日は1日の中でも最も暑い午前10時から午後2時の間は外出を控えるようにしましょう。

外出時に欠かせない抱っこ紐やベビーカー、チャイルドシートは思った以上に暑く、赤ちゃんに負担がかかることもあります。

暑い日のお出かけは、以下のような暑さ対策グッズを活用し、温度管理をするのがおすすめですよ。

 

~抱っこ紐の場合~

■抱っこ紐の背中部分に保冷剤や冷却シートを入れる

■小型扇風機やうちわで風を送る

■ママが日傘をさす

■熱がこもりにくいメッシュ素材の抱っこ紐を使う

 

 

~ベビーカーやチャイルドシートの場合~

■大きめのサンシェードで直射日光を防ぐ

■小型扇風機やうちわで風を送る

■日除けのブランケットを掛ける

 

加えて外出時は赤ちゃんの様子を頻繁にチェックし、こまめに休憩をとることも忘れないでください。

ベビーカーは、地面からの跳ね返りの熱(輻射熱)があるため、大人が感じてる温度よりもずっと暑くなっています。

時々抱っこ紐やベビーカー、チャイルドシートから降ろし、風を通してあげるだけで一気に涼しくなりますよ。

 

まとめ

体温調節が苦手で暑さを感じやすい赤ちゃんの熱中症を防ぐには、温度管理が大切です。エアコンの設定温度ではなく、部屋の温度が26−28度になるように設定しましょう。

言葉が話せない赤ちゃんは暑くても訴えられないため、温度や様子をしっかりチェックしましょう。

 

家でも外でも、暑い時期にしか経験できないこともあります。

熱中症に気を付けながら、赤ちゃんにも夏の楽しさをたくさん教えてあげたいですね。

赤ちゃんにとって初めての夏を元気に過ごせますように。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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