ママっ子になるのは愛情不足が原因って本当?
ママっ子とは、ママの姿が見えなくなると不安になったり泣いたりと、ママにばかり甘える子のことです。
抱っこも遊ぶのも寝るのも、とにかくなんでもママがよく、パパや他の人のことを拒否することも。
小さな子どもにはよくあることともいえますが、ママは困ってしまいますよね。
また「ママっ子になるのは愛情不足が原因」といわれることもあるようです。
ママにべったりと甘える姿はかわいいですが、もしこれが愛情不足が原因だとしたら、と思うと心配になるでしょう。
そこで今回は「ママっ子と愛情不足の関係」について調べてみました。
ママっ子に困っているママや、愛情不足?と不安になっているママは、ぜひ参考にしてくださいね。
ママっ子と愛情不足の関係
ママっ子は大きく分けて「単にママっ子」な場合と「愛情不足でママに執着している」場合の2つがあります。
ママっ子はもちろん、愛情不足だけが原因とは限りません。
【単にママっ子な場合】
子どもにとってママは特別な存在。
ママを大好きなのは当たり前といえるでしょう。
小さな頃はどうしてもママと過ごす時間が長くなるため、自然とママっ子になることが多いようです。
パパが忙しく育児への参加が少ないと、余計にママに依存しやすくなりますよね。
ママっ子には
・ママとの信頼関係が深まることで情緒が安定する
・愛されている実感から自己肯定感が高まる
・社会性や対人関係の基盤が育まれる
などのメリットがある反面、ママの負担が増えたり、パパが育児に参加しづらくなり、育児への意欲が低下したりといったデメリットがあります。
【愛情不足でママに執着している場合】
愛情が足りないと感じると、子どもは特にママに過度に執着し、愛情を確認したり気を引こうとさまざまな行動をしたりします。
・ママに過度に甘える
・わがままやいたずら、暴力などの問題行動
・爪を噛む、チック症状などの無意識の癖
ママへの執着以外にもこのような行動が見られたら、愛情不足のサインかもしれません。
愛情不足が原因でママっ子になっている場合、放置すると自己肯定感が低く感情のコントロールができない、対人関係を築きにくい、といった問題を引き起こす可能性があるようです。
ママっ子はいつまで続くの?
一般的にママっ子は、3歳~5歳位になると徐々に落ちつくと言われています。
この頃になると言葉を話せるようになり、保育園や幼稚園に通うなど、友だち関係が広がりますよね。
成長に併せて環境が変わることで、ママへの興味や甘えたい気持ちも、少しずつ変化していくようです。
しかし個人差が大きいので、5歳をすぎてもママっ子の傾向が強かったり、不安を感じた時にまた「ママがいい」と言い出すこともあります。
【愛情不足が原因の場合は?】
愛情不足が原因の場合も、落ち着く時期の目安は変わりません。
しかし放っておかずにしっかりと対処することで、早めに落ち着いたり、その後の子どもの情緒や対人関係などにも影響が出てくる可能性があるでしょう。
ママっ子への対処法
まずは「単にママっ子」なのか「愛情不足でママに執着している」のか、見極めることが大切です。
【単にママっ子な場合】
・心配しすぎない
・パパに積極的に育児に参加してもらう
・ママ以外の大人との関わりをもつ
・ママのストレスがたまらないように
・ママ友と情報交換をする
ママっ子は悪いことではありません。
単にママっ子な場合、まずは心配しすぎず思いっきり甘えさせてあげましょう。
それと同時にパパにももっと育児参加してもらったり、他の大人との関わりを増やしたりと、ママと一緒以外の時間でも楽しめるようにすると、ママの負担も少しは減るかもしれません。
しかし無理にすると余計にママっ子になることもあるので「焦らず少しずつ」大らかな気持ちで見守ることが大切です。
【愛情不足が原因と感じた場合】
・子どもの気持ちに寄り添う
・スキンシップをたくさんする
・子どもの話を聞く
・言葉で愛情を伝える
・子どものペースに合わせる
・過度な場合は専門家へ相談する
愛情不足が原因だと感じた場合も、ママが悪いわけではありません。
ママが愛情を注いでいても、その時の子どもの気持ちや環境、さまざまな要因が重なって子どもにとっては不足だと感じ、ママっ子になっていることもあります。
たくさん話を聞いてスキンシップをして「大好き」を伝え、子どもが安心するまでママっ子でいさせてあげてくださいね。
子どもには子どもの成長スピードやペースがあります。
焦らずに愛情を伝え続けましょう。
深刻な場合や不安な時は、専門家へ相談するのもひとつの方法ですよ。
まとめ
ママっ子は悪いことではなく、成長過程ではよくあることといえます。
ママとの強い信頼関係は、子どもの発達にも良い影響を与えるようです。
しかし単にママっ子なのか、愛情不足によるママっ子なのかの見極めは、必要かもしれません。
それぞれに合った関わり方をすることで、子どもの気持ちも落ち着きやすくなるでしょう。
どちらにしても「ママ大好き」の気持ちをしっかり受け止め、たくさん抱きしめてあげてくださいね。
ママっ子に悩むママの、参考になれば幸いです。