保育園でのお弁当は子どもにとって楽しい時間
保育園のお昼ごはんは、給食ですか?それとも、お弁当ですか?
園によっては、普段は給食でも週に数回お弁当を持って行く園もあれば、月に数回お弁当の日がある園もあるでしょう。
給食にも良さはありますが、家庭の味を園で楽しめるという意味では、お弁当を食べる時間は子どもたちにとってはとても楽しいものです。
しかし、ママにとってお弁当作りは悩みのタネにもなりがちですよね。
子どもにお弁当を持たせるときの注意点はどのようなものがあるでしょうか。今回は乳幼児のお弁当を作る際に気をつけたいことをまとめました。
注意点①安全に配慮する
お弁当で最も大切なことは、やはり安全に食べられることではないでしょうか。作るときには安全に配慮しながら作りましょう。
【1.食中毒予防】
特に梅雨の時期や夏場は直中毒が怖い時期ですね。小さい乳幼児の場合は死に至る危険性もありますので、食中毒予防はしっかりと行いましょう。お弁当の場合は作ってから時間がたってから食べるので、傷みやすいという点も怖いですね。
食中毒の予防には次のことを徹底するのがおすすめです。
①作る前に丁寧に、ハンドソープおよび消毒液等を使って手洗いする
②清潔な調理道具を使う(使う前に除菌する)
③作り置きのおかずは極力使わない
④食材は必ず中まで火を通す
⑤冷めてからお弁当箱に詰める
⑥水分はできる限り取り除く
特に傷みやすい時期は、生野菜や加工食品も避けましょう。
子どもは喜ぶかもしれませんが、キャラ弁なども作るのに時間がかかったり、つい素手で触れてしまったりすることなどがあるため、おすすめしません。
その他、酢を使った料理は傷みにくいので、味が変わらない程度に少量混ぜるなどの工夫も付け加えるといいでしょう。
【2.のどに詰まらせないような配慮を】
幼児が食べやすいおかずを作ることも大切です。大きめのおかずだと、ふいにそのまま飲み込んでしまった時に詰まらせて窒息してしまうことも。
例えばミニトマトは彩りに良さそうですが、そのまま入れず、入れる場合は4分の1にカットするなど工夫が必要です。
他にも、魚の骨や噛み切れない固さのおかずなども注意です。
また、気をつけたいのが小さなピックや爪楊枝です。
小さなものや割れた破片などを子どもが誤飲してしまうと大変です。園によっては使用することを禁止されていることもあります。できるだけ使わないように気をつけましょう。
注意点②量や色合い
お弁当を食べる時間は保育園で決まっています。
時間内に子どもがすべて食べられるようにするためには、どのような工夫が必要でしょうか。
【1.子どもが食べられる量】
まずは子どもが時間内に食べきれる量を詰めましょう。そのため、お弁当箱を成長に合わせて調整するなどの工夫も必要です。
保育園に通い始めたばかりの頃は、緊張で多く食べられないこともあるので少なめにした方がいいでしょう。
また、朝の体調によっても食べられる量は変わります。
朝の様子を見て、普段より少し元気がないなと思う時には減らしてあげたり、消化に良いおかずを入れてあげたりすると子どもは食べやすいですよ。
【2.彩りがあると楽しい気分に】
食事の彩りは食欲増進につながります。特に子どもはカラフルなものを見ると楽しい気分になる子も多いです。赤、緑、黄色の3色だけでも彩りを意識しながらメニューを考えるといいでしょう。
【3.味は家庭で食べているものを】
いつもおうちでも食べているものがお弁当に入っていると、子どもは安心して食べられます。
お弁当用に変わったメニューを用意しなくても、いつも家庭で食べている味付けのもの、また一品は子どもが大好きなものを入れてあげるといいですね。
注意点③保育園ルールに従う
他にも大切なこととして、保育園独自のルールに従うことが大切です。入園時などにお弁当に関してのルールが説明されることが多いので、しっかり聞いておきましょう。
【1.入れてはいけないもの】
よくあるお弁当のルールとして、フルーツは水分が多く、腐りやすいのでダメというものがあります。
その他にも家庭の味を保育園でもしっかり思い出し、味わえるようにするために冷凍食品の使用を禁止している園も。
他には汁もれするものはNGなどというルールも多いようです。
【2.すべてのものに名前を】
紛失トラブル予防のために、小さなバランやピックひとつひとつにも名前を書くように言われることもあります。使い捨てのものにまで、ひとつひとつ書くのは面倒なこともありますが、トラブルが起こらないようにするためです。
このようなルールがある場合は、きちんと記名するように気をつけましょう。
【3.華美なお弁当禁止】
食中毒の所でも書きましたが、キャラ弁は衛生面上問題があることも多い上、園児間で差が出ることがあるため禁止にする園も増えているようです。
子どもにせがまれることもあるかもしれませんが、ルールで決められている場合は家族でのお出かけの日に持って行くなど、保育園以外の場面で作ってあげられるといいですね。
まとめ
お弁当を作るときには、さまざまなことに配慮しながら作るようにしましょう。子どもの喜ぶ顔を想像しながら作るお弁当。楽しくおいしく食べてくれるといいですね。