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パパママ育休プラス制度って?

パパママ育休プラス制度

「パパママ育休プラス制度」という制度をご存知ですか?

これはママだけでなくパパも育休を取得することで受けることのできる制度で、条件を満たすことで1歳までの育休を2ヶ月延長することができます。

 

育休期間中は、どうしても子育てはママ中心となってしまいがちですよね。

パパママ育休プラス制度を上手に活用すると、ママに偏りがちな育児にパパも一緒に参加することができ、ママの負担が軽くなるだけでなく、可愛い赤ちゃんの時期の成長を夫婦で喜び合うことができる機会がぐんと増えますよ。

 

今回は、パパママ育休プラス制度について、具体的な利用例や条件もあわせてご紹介します。

 

パパママ育休プラス制度って何?

女性の社会進出が進んでいる中、日本の男性の育休取得率は7.48%で(2019年度)、まだ決して高いとは言えない数字ですね。

そんな父親の育休取得をあっせんするために2010年からスタートした制度が、パパママ育休プラス制度です。

 

パパママ育休プラス制度では、ママだけでなくパパも育休をとることで、本来1歳までの育休期間を1歳2ヶ月まで延長することができます

しかし、夫婦そろって1年2ヶ月間育休を取得できるわけではありません。夫婦それぞれが育休を取得できる期間は、今まで通り原則1年間。

夫婦がお互いに・もしくはどちらかが育休を分割して取得することで、プラス2ヶ月間の育休延長が可能となるのです。

 

パパママ育休プラス制度の申請条件

それでは、パパママ育休プラス制度の申請条件を見ていきましょう。

 

◆パパとママが両方育休を取得すること

◆利用者の配偶者が子どもの1歳の誕生日の前日までに、育休を取得していること

◆制度利用者本人の育休開始予定日が、子どもの1歳の誕生日前であること

◆制度利用者本人の育休開始予定日が、配偶者の育休の初日以降であること

 

ここでの「利用者」というのは、パパもしくはママに該当し、どちらでも構いません。

 

一方で、

 

◆ママ(パパ)が専業主婦(夫)である

◆育休を取得する権利がない(入社1年未満等)

 

こちらに該当する人たちはパパママ育休プラス制度を受けることができません。

 

パパママ育休プラス制度の利用例

パパママ育休プラス制度は、それぞれの家庭に合わせた、様々なパターンで制度を利用することができます。

 

【利用例①ママの産後と職場復帰後にパパが育休をとる】

ママ:産後~1歳になるまで育休→1歳になったら職場復帰

パパ:ママの産後(産後8週間まで)の育休→職場復帰→1歳~1歳2カ月までの育休

 

通常、育休は分割して取得することができませんよね。

しかし、パパママ育休プラス制度を利用することにより、育休の分割取得が可能となるのです。

ただしパパが育休を分割して取得する場合は、ママの産後8週間までの産休期間には必ず育休をとるのが条件。この期間にパパが育休を撮っていれば、特別な事情がなくても再度、家庭の都合に合わせて育休を分割して取ることができます。

 

産後は、慣れない育児に加え、ママも出産のダメージから回復していない時期。

特にママが里帰りをしない場合、パパがいてくれるととても助かり、今後の育児のイメージもつかみやすいですよね。

 

また、上記の制度利用例のように、1歳になってママが職場復帰した後にパパが育休に入ることで、生まれたての赤ちゃんとはまた違った可愛さのある1歳児と一緒に過ごす時間を持つことができます。

1歳を過ぎると卒乳をする赤ちゃんも増えてくるので、パパもぐっとお世話しやすくなりますし、パパママ両方が職場復帰後の育児家事分担のイメージもつきやすいというメリットもありますよ。

 

【利用例➁ママと合わせて育休をとる】

ママ:産後~1歳になるまで育休→1歳になったら職場復帰

パパ:1歳になる前~1歳2ヶ月まで育休

 

本来であれば利用例①のように、ママの産後からパパが育休を取ることが望ましいですが、2回分割して育休を取るのはパパの仕事の都合上まだまだ現実的ではないことが多いですよね。

また、ママが里帰り出産をしている場合は、パパがいなくても実家の家族が面倒を見てくれることも。

その場合は、パパと赤ちゃんの3人の生活がスタートしてからや、ママが職場復帰でバタバタしている期間の方が、パパがいてくれると何かと助かるという人もいるので、この方法で活用するのもいいですね。

 

【利用例③ママが早めの職場復帰をする】

ママ:1歳を待たずに職場復帰

パパ:ママの職場復帰とバトンタッチで育休取得

 

ママの仕事の都合上、赤ちゃんが1歳になる前から職場復帰をしなければならないこともありますよね。

その場合、パパがママとバトンタッチで育休を取得するというパターンもあります。

 

まとめ

育休はママだけでなくパパも取得する権利があるものの、やはり「育休は母親がとるもの」という風潮が強いせいか、パパの取得率はまだまだ低いのが現状です。

パパ自身は育休を取る気があったとしても、会社から理解を得られないこともあると思います。

 

しかし、子育てはママだけでなくパパも参加するべきもの。今しかない赤ちゃんの成長の瞬間に夫婦で立ちあえる時間はかけがえのないものになるし、夫婦の絆も一層深まりますよ。

ぜひパパママ育休プラス制度を利用して、夫婦で子育てを楽しんでくださいね。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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