0歳で受ける赤ちゃんの予防接種

0歳児受ける赤ちゃんの予防接種

赤ちゃんの予防接種は種類がたくさん

赤ちゃんが産まれて、多くのママが驚くのが、摂取が推奨されている予防接種の種類の多さではないでしょうか。たくさんあって、どれから受けて、どのくらいの間隔をあけて打てばいいのか、スケジュールを組むところから悩んでしまいがちですよね。推奨摂取期間も決められていて、焦ってしまう方もいるかもしれません。

 

また、種類が多いだけに、多くの赤ちゃんが数種類の予防接種を同時にする、同時接種を勧められることが多いでしょう。その同時接種は本当に安全なのかも気になる方もいるのではないでしょうか。

 

予防接種を計画的に受けているかどうかは、健診や就学時に確認されることも多く、しっかり忘れずに打っておきたいですよね。
今回は0歳の赤ちゃんが受ける予防接種についてや、同時接種のメリットデメリットについてご紹介します。

 

※予防接種を打つ接種間隔については2020年10月より改定される予定となっていますので、今回のコラムでは改定前の予防接種を受けるスケジュール目安として参考にしてみてください。

 

赤ちゃんの予防接種は0歳で10回以上

赤ちゃんは0歳代の間に、市区町村が実施する定期予防接種だけでも10回以上の予防接種を受けることが推奨されています。赤ちゃんはママのお腹の中にいる時に、さまざまな病気の免疫はもらって産まれてくるのですが、産まれた後1年間の間にそれを失ってしまいます。

 

そのため予防接種を受けることで、病気に対する免疫をつけていくのです。定期予防接種の推奨時期は、免疫が切れる時期、その病気に感染しやすい時期、重症化しやすい時期などを考慮し、設定されています。だからこそ、できる限り推奨時期内に受けることが望ましいのです。

 

【定期予防接種と推奨時期】
具体的にどの予防接種をいつ受けるのか、また数回受けるものは間隔をどのくらいあけるのを推奨されているのか見ていきましょう。

 

・Hib(ヒブ)
生後2ヶ月から受けられる予防接種で、全4回のうち3回を0歳代で受けることが推奨されています。1回目、2回目、3回目の間には4週~8週の間をあけることが望ましいので、生後2ヶ月になればすぐに受けておきたい予防接種です。

 

・肺炎球菌
Hibと同じく、生後2ヶ月から受けられ、全4回のうち3回を0歳代で受けます。1回目、2回目、3回目は4週以上の間をあけることが推奨されています。Hibと同時摂取することが多いです。

 

・B型肝炎
生後2ヶ月から受けられ、全3回受ける中、全ての3回を0歳代で受けます。1回目、2回目の間は4週間以上あけ、3回目は1回目を接種した日から20週以上あけて受けます。1回目と2回目をHibや肺炎球菌と同時接種すると、効率的に摂取できるでしょう。

 

3回目は生後2ヶ月に1回目を打ったとすると、生後9ヶ月~10ヶ月くらいになっています。9ヶ月10ヶ月健診などの際に接種しておくと効率的です。

 

・4種混合
生後3か月ごろから受けられ、全接種回数4回のうち、3回を0歳代で受けます。1回目、2回目、3回目は3週~8週の間で受けます。Hibや肺炎球菌の2回目と4種混合の1回目、Hibや肺炎球菌の3回目と4種混合の2回目を同時接種すると効率がいいでしょう。

 

・BCG
0歳代で受ける定期予防接種の中では唯一の生ワクチンの予防接種で、1回のみ受けます。生後5ヶ月~7ヶ月くらいに接種が推奨されています。4種混合の3回目と同時接種される方もいます。

同時接種のメリットデメリット

同時接種とは2種類以上の予防接種を同日に受けることです。先ほど予防接種の推奨時期のところでもご紹介した通り、基本的にどのような予防接種の組み合わせでも、接種推奨時期が重なれば同時接種できます

 

同日に受けることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、デメリットはあるのでしょうか。

 

【同時接種のメリット】
予防接種を同時接種することで、たくさんある定期予防接種や任意接種も含めて、効率よく予防接種を受けることができます。また、病院へ連れていくママなど保護者の負担を減らすことができます。小さな赤ちゃんのおでかけは、1回1回が大変ですよね。

 

その他、同時にいくつもの接種を済ませることができるので、接種忘れも減らすことができるでしょう。同時に接種しても、予防接種の効果が薄れることもありません。

 

【同時接種のデメリット】
同時接種は世界中の小児科医が推奨しており、デメリットはありません。副反応が出た際にどの予防接種での副反応か分からず、困るのでは?と心配される方もいますが、副反応については単独接種の場合と差はないと言われています。

 

また、同時に何本も小さい赤ちゃんの腕に打つなんてかわいそうと思われる方もいるかもしれませんが、さまざまな病気から赤ちゃんを早期に守るには効率よく接種することの方が大切です。部位は右上、右下、左上、左下など変えて打ってくれる場合が多いでしょう。副反応が気になるという方は、打った部位を母子手帳などにメモしておくといいですね。

まとめ

0歳代の赤ちゃんの予防接種は、定期接種のものだけでも種類がたくさんあります。スケジュールを組むだけでも大変ですが、同時接種を考慮の上、しっかりと忘れずに受けていきましょう。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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