パパの子育ての悩みと向き合おう
ママが日々、赤ちゃんのお世話に奮闘している傍らで、パパも密かに子育てに悩んでいることがあると言います。
パパの子育ての悩みは、ママとはまた違った悩みであることが多いため、夫婦であっても気が付きにくいのが特徴です。
ママからしてみれば、パパは赤ちゃんと向き合う時間が少ないのになぜ?…と思ってしまうかもしれませんが、パパの気持ちに寄り添い、一緒に解決していくようにしていきましょう。
今回は、パパが抱く子育ての悩みとはどんなものがあるのか、ご紹介します。
パパの悩み①子どもに嫌がられてしまう
1日のほとんどをママと過ごしてきた子どもにとって、パパよりもママの存在の方が大きかったり、ママの方が安心したりすることはよくあることです。
子どもによっては、”パパ見知り”が始まるなど、パパに懐いてくれないこともあるでしょう。
パパが抱っこしようとしたら泣いてしまう、パパの声を聞くだけでもダメ…という子も。
パパなりに、わが子のために頑張っているのにショックですよね。
せっかく子育てを手伝いたいのに、子どもから拒否されてしまっては、どうしていいのか分からず悩んでしまうこともあるでしょう。
【対処法】
パパとの距離感を徐々に近づけるため、ママが間に入ってあげることが大切です。
ママがそばにいる時に、パパに赤ちゃんを抱っこしてもらったり、離乳食を与えてもらったりすると良いでしょう。
仕事で家を不在にすることの多いパパであれば、お部屋にパパの写真を貼って、パパの存在を赤ちゃんに伝えるのもいいかもしれません。
また、ママもパパに対し、なるべく笑顔で接するようにし、赤ちゃんに「パパは安心できる人なんだ」と思ってもらうようにするといいですね。
パパの悩み②思うようにお世話ができない
赤ちゃんが生まれる前は、育児なんて簡単!…と思っていたパパもいるかもしれませんね。
しかし、実際に子育てが始まってみると、「おむつ替え」という1つのお世話さえもスムーズにいかず、失敗ばかりということもあるかもしれません。
思い描いていた子育てライフとはかけ離れていて、悩んでしまうパパもいるでしょう。
【対処法】
パパは、ママに比べると赤ちゃんをお世話している時間が圧倒的に少ないため、ママと同じレベルを求めてしまわないように気を付けましょう。
その上で、少しずつ簡単なお世話からお願いしてみるといいかもしれません。
ママよりも手際よくできなくても、イライラせずに「ありがとう」という気持ちで任せてみるといいですね。
おむつ替えも授乳も、何度もやっていくうちにパパも慣れていきます。
ママが最初、赤ちゃんのお世話に戸惑っていたように、パパもまだ勉強中。
慣れてくれば、パパも自信がついてくるので、積極的に赤ちゃんのお世話をしてくれるようになるかもしれません。
そうなれば、ママも大助かりでしょうから、最初のうちは温かく見守ってあげましょう。
パパの悩み③相談相手がいない
ママが子育ての悩みを抱えていても、ママ友や自分の親、小児科の医師など様々な相談窓口が存在しますよね。
しかし、意外とパパの悩みを相談できる場所というのがないため、1人で悩みを抱えてしまうことも多いようです。
【対処法】
もしパパが1人で悩んでいるようであれば、夫婦のコミュニケーションの時間をとり、パパの悩みを聞いてあげるようにしましょう。
「大丈夫?」という声かけだけでも構いません。
また、近所に仲の良いママ友がいるのであれば、家族ぐるみのお付き合いをしてもいいかもしれませんね。
ママ友だけでなく、”パパ友”を作ってもらうことで、パパ特有の悩みを解消することができるでしょう。
パパ同士で愚痴を言い合ったり、息抜きをしたりして、上手に子育ての大変な時期を乗り切ってもらうのもおすすめです。
パパの悩み④子どもと過ごす時間が少ない
日本では、まだまだ男性の育児休業取得の割合が少なく、物理的にパパが子どもと触れ合う時間が少ないというのは実情です。
子どもと触れ合う時間が少ないことで、お世話になかなか慣れなかったり、子どもがパパに慣れないなど、様々な問題を引き起こしてしまうため、パパも仕事をセーブして早く帰ったり、もっと融通の利く職場に変えたりしたほうがいいのかな?…と悩んでしまうこともあると思います。
しかし、現実的には社会全体が変わらなければ、この問題を解決することはできませんよね。
根本的な解決にはならないかもしれませんが、パパもママも、子どもと触れ合う時間の「量」を重んじるのではなく、「質」を大切にするように考え方を変えていくと良いでしょう。
お休みの日は、赤ちゃんとたくさん触れ合うという意識を持っていれば、必ず赤ちゃんもパパのことを好きになってくれるはずですよ。
まとめ
子育てに対する悩みは、ママだけでなくパパにもあります。
それはママとは違う視点の悩みであることが多いのですが、どんな問題に対しても夫婦でしっかり向き合い、解決していくことが大切と言えるでしょう。
赤ちゃんとの遊びも、パパにしかできないようなダイナミックな遊びというのもたくさんあります。
パパにはパパなりのやり方で、楽しく子育てをしてもらうようにママもサポートしてあげてくださいね。