育児に夫が協力してくれない!なぜ?
最近は、「イクメン」という言葉も時代錯誤だと言われるほど、パパも育児をして当然!という風潮もありますが・・・
それでも育児に非協力的であるパパ(夫)はまだまだいるようです。
相手はもう大人なので、変わってもらうことはとても難しいですが、やはり2人の子どもですから、育児を一緒に行っていきたいですよね。
今回は非協力的な夫の態度を、少しずつ変えていくための方法を一緒に考えてみましょう。
育児に夫が非協力的な理由
まずは育児に夫が非協力な理由を探ってみましょう。
【何をしていいか分からない・何かすると足手まといになると考えている】
まず非協力的な夫に多いのが、育児に関して「何をしていいのか分からない」というものです。
何からしていいのか分からないから不安、また以前怒られたことがあり何かすると邪魔になるのではと思っているパパもいます。
育児はママも初めてのときは分からなかったですよね。
やりながら学んでいき、そして慣れていくものですが、まだ学ぶ前の状態で、パパは止まっているのかもしれません。
また、やりたい気持ちはあっても、以前にやり方を怒られたなどの経験から、「何もしない方がいいのでは」と思ってしまっている可能性もあります。
【父子の関係が分からない】
夫自身が子どもの頃、父親と関わったことがなく、父親と子どもがどのような関係なのか分からないというケースも見られます。
育ってきた環境から、育児は母親がメインでするもの、という考え方から抜け出せないのかもしれません。
【周りも非協力的な人が多い】
職場や友達などに「育児はママに任せきりだった」という人や未婚の人が多かったりし、父親が育児に参加することに対する理解が低く、それに影響されているということもあるでしょう。
そういう環境で過ごしていると、育児を理由に仕事を調整したり、友だちとの約束を調整することで、会社や友達間での肩身が狭くなる…と考える夫もいるかもしれません。
【コミュニケーション不足】
夫婦間のコミュニケーション不足が、非協力的になっている場合もあります。
「協力してって言われなかったから必要ないのかと思った。」と思ってしまう、受け身パパもいるようです。
【仕事のストレス・疲労】
夫が仕事でのストレスや、体力的な疲れを感じている場合、育児に割くエネルギーや時間が限られてしまうことがあります。
家では休むことを優先したいと思っているのかもしれません。
【ただのわがまま】
一番厄介なタイプでもあるのが、ただのわがままタイプです。
結婚して子どもが産まれても自分の趣味や好きなことを優先したいというタイプだと、育児・家事は二の次。
まだ大人になりきれていない、夫なのかもしれません。
非協力的な夫に育児を協力してもらうには
夫の育児への非協力的な態度を変える第一歩は、まずコミュニケーションをとること。
お互いによく話し合い、具体的で、かつポジティブに要望を伝えることで、夫の育児への価値観を変えてもらいましょう。
【ママの気持ちを素直に伝える】
まずはお互いが話し合うために、ママが普段不満に思っていること、つらいことなどの気持ちやストレス度合いを夫へ共有しましょう。
何に困っているかを明らかにすることで、この状況をどうにかしたいと考えていることを夫に伝えます。
【夫の話を聞く】
気持ちを伝えたうえで、夫にはなぜ協力的でないのか、その理由を尋ねてみましょう。
夫自身の視点を理解することで、なぜ協力体制が整わないのか、問題点を明らかにしてみましょう。
【具体的な要望を伝える】
どのようなことを夫にして欲しいのか、具体的に要望を伝えてみましょう。
「育児にもっと協力してもらいたい」だけでは伝わりません。
「仕事が休みの日は、子どものための時間をとって欲しい。」
「朝ごはんを食べさせてほしい。私が家事をしている間、おむつを変えたり、ミルクを上げたりして欲しい」
など、いつ、どんなことをして欲しいのか、できる限り具体的に伝えます。
【ポジティブに伝える】
要望を伝える時には、「なんでしてくれないの?」「他のパパはみんなやってる」などと攻撃的な言葉や、周りとの比較は避けます。
「やってくれるとすごく助かるよ!」「協力してくれたら、もっとスムーズに家事が回ると思う!」などポジティブに伝えることで、衝突が避けられ、夫にママ自身の気持ちを共感してもらいやすくなるでしょう。
【協力計画表を作る】
視覚的にどのように育児を協力してやっていくか分かるようにするため、計画表を作ってもいいでしょう。
決めたことを表にするのは、夫婦2人にとって理解が深まりますし、一度約束したことの証拠にもなります。
上手くいかないときには見直しも一緒に行ってみましょう。
【2人の時間も作る】
たまには子どもを預けて、デートの時間を作るのもいいでしょう。
お互いのコミュニケーションを深め、お互いを理解し、尊重することが、普段からの協力にも繋がるからです。
まとめ
育児に非協力的な夫を、急に変えるのは難しいですが、少しずつ話し合いを重ねることで、変わってもらえるかもしれません。
それでもうまくいかない場合は、夫婦カウンセリングを受け、専門家からのアドバイスをもらうのも方法の1つ。
夫婦でまずはよく話し合ってみてくださいね。