育児中の香水の使用はOK?
香水は、香りによる癒し効果だけでなく、ボトルそのもののデザイン性が高いものも多いため、コレクションをする人もいるのではないでしょうか。
しかし、いざ妊娠をすると、つわりなどもあり香水から遠ざかってしまうママも多くいます。
出産を終え、赤ちゃんとの生活に慣れてくるとお気に入りの香水をつけたいな、と感じるママもいるかもしれません。
とはいえ、育児中に香水をつけても良いものなのかと悩むママもいることでしょう。
そこで今回は、育児中の香水の使用について、以下で詳しくご紹介します。
香水は赤ちゃんに影響があるの?
育児中に香水を使用するにあたって、ママが最も気になるのは「赤ちゃんへの影響」ではないでしょうか。
香水の香りそのものは、赤ちゃんにとって健康上での大きな影響はありません。
しかし、赤ちゃんの月齢が低いうちは、使用を避けた方が良いとも言われています。
その理由は、赤ちゃんの嗅覚にあります。
赤ちゃんの嗅覚は、ママのお腹の中にいる間に完成します。
そして、生まれてきてまだまだ視力が完成していない段階では、その嗅覚で母乳を探し当て、ママを認識しているとも言われているのです。
実際、ママ以外の人に抱かれて泣いている赤ちゃんでも、ママが抱っこをしたとたんに泣きやむということは珍しくないですよね。
もちろんママの声やぬくもりで安心を得ているということもありますが、ママのにおいによって安心を得ていることもあるのです。
そんな中でママが香水をつけると、ママのにおいがかき消されてしまい、赤ちゃんが不安になってしまうこともあります。
そのため、特に赤ちゃんの低月齢のうちは香水の使用は避けた方が良いかもしれません。
また、香水の成分が赤ちゃんの肌に直接ついてしまうと、肌荒れを引き起こすこともあります。
赤ちゃんの肌は大人よりの非常にデリケートなため、赤ちゃんの肌が触れる可能性がある部分への使用は避けるようにしましょう。
育児中の香水との付き合い方
赤ちゃんが幼いうちは基本的には香水の使用を避けていたとしても、気分転換としてたまには使用したいと思うママもいるかもしれませんね。
以下で、育児中の香水との付き合い方をご紹介します。
【赤ちゃんと一緒にいない時に使用する】
ママが赤ちゃんと一緒にいない時のみに限定して使用するという方法があります。
例えば、ママの美容院や、リフレッシュのための外出など、あまり頻度は高くないかもしれませんが、ママが一人で外出できる時間があるのならばその時に使用しても良いですね。
【量や場所を工夫する】
香水をつける量や場所を工夫してみましょう。
香水は、首筋や手首につけるというイメージもあるかもしれません。
しかし、首筋や手首というのは抱っこされる赤ちゃんの顔に非常に近い場所でもあります。
そのため、首筋や手首といった部分の使用は避けましょう。
おすすめなのは、足首につける方法です。
また、1プッシュだと多いこともあるため、半プッシュ、もしくは3分の1プッシュを目安にすると良いでしょう。
【小物に使用する】
香水をママ自身につけるのではなく、小物に使用するという方法もあります。
例えばハンカチなどだったら、育児中だとしてもバッグからサッと取り出して香りを楽しむこともできますよね。
育児中に香水を使用する際の注意点
【保管場所に注意】
香水が入っているボトルは、デザインに工夫がされているものが多く、赤ちゃんにとっては魅力的に見えることが多いです。
そのため、赤ちゃんが自由に動き回れるようになったら特に、保管場所には注意が必要です。
必ず手の届かない場所にするというのはもちろんのこと、棚や箱の中など、赤ちゃんの目につかない場所にするというのもポイント。
香水を赤ちゃんが誤飲してしまう危険もありますが、香水瓶の破損によるケガの危険性もあるため、十分に注意しましょう。
【TPOをわきまえる】
香水を使用する際は、TPOをわきまえることを忘れないようにしましょう。
特に産婦人科など、香りに敏感であろう人がいる場所へは、赤ちゃんがいる・いないに関わらず使用は避けるようにすると良いでしょう。
また、支援センターや児童館、保育園など、他のママや赤ちゃんが集まる場所の使用も避けた方が無難です。
ママにとっては「ほんの少し」「良い香り」と感じているものでも、他人にとっては不快に感じることもあります。
価値観も人それぞれで、「赤ちゃんがいるのに香水なんて」と感じる人も少なくありません。
そのようなトラブルを避けるためにも、多くのママが集まる場所での香水の使用は最低限にした方が良いかもしれませんね。
まとめ
ママによっては大きな癒し効果がある香水。
赤ちゃんへの影響などを考えると使用を躊躇してしまうかもしれませんが、使い方によっては楽しむこともできますよ。
赤ちゃんを妊娠してからは、様々な制限が多く窮屈に感じているママも多いはず。
すべてをやめてしまうわけではなく、上手に付き合いながらママの楽しみも見つけて、育児の中に癒しを見つけてくださいね。