赤ちゃんは麦茶をいつから飲んでいい?
気温が高くなり汗をかく時期には、体内の水分が不足しがちになります。そのため、水分補給が大切ですよね。
大人であれば水や経口補水液といった水分を摂取すれば良いですが、赤ちゃんの場合にはどうすればいいか悩んているママも多いのではないでしょうか。
赤ちゃんでも飲める水分は、ミルクや母乳以外には白湯や麦茶です。麦茶は生後1ヶ月頃から飲ませることができますよ。
そこで今回は、赤ちゃんが麦茶を始めるタイミングや、飲んでよい量についてご紹介していきます。加えて、麦茶を飲ませる際に気になる注意点についても詳しく見ていきましょう。
赤ちゃんの麦茶デビューのタイミング
基本的に、離乳食や母乳・ミルクでの成長に問題がなければ、麦茶は飲まなければならないものではありません。
赤ちゃんが嫌がったり、母乳などで水分補給が足りていたりするようであれば、積極的に勧めなくても良いでしょう。
生後7~8ヶ月頃になると、コップ飲みの練習を始める子もいますから、そのころから麦茶をコップに入れて飲ませるということを始めても良いかもしれません。
無理に急いで始める必要はありませんので、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に与えていくという感覚で問題ありませんよ。
赤ちゃんが麦茶を飲んでいい量は?
赤ちゃんが飲んでいい麦茶の量は、1回の離乳食に10~20mlです。
外で遊びまわって、汗をたくさんかいて熱中症などが気になったときに、10ml程度飲ませてあげましょう。
麦茶をたくさん飲んでしまうと、赤ちゃんの成長に大切なミルクや母乳が飲めなくなってしまうことがあります。そのため、飲ませる麦茶の量に注意してくださいね。
赤ちゃんに麦茶を飲ませる時のポイント
では、赤ちゃんに麦茶を飲ませるときに気を付けておきたいポイントについて、詳しくお話していきます。
【初めはスプーン1杯から】
麦茶を初めて飲ませる場合は、離乳食と同様にスプーン1杯から始めましょう。麦茶の主成分である大麦に反応して、アレルギーが出る場合があります。ちなみに小麦アレルギーとは別物になります。
そのため、小麦アレルギーがなくても麦茶でアレルギー反応が起きる可能性があります。初めて飲ませる際には、体調の変化に注意してください。
アレルギー反応がないことを確認出来たら、哺乳瓶やストローマグを使って飲ませてあげましょう。
【麦茶の温度に注意】
赤ちゃんに飲ませる際には、麦茶の温度に気を付けましょう。熱すぎるとヤケドをしてしまうことがありますので、与える際は、必ずママが確認してからにしてくださいね。
また、外が暑いからと冷たくしてしまうと、下痢をしてしまうことがありますので注意しましょう。
【赤ちゃんの麦茶は薄めに入れる】
大人が飲んでいる麦茶は、赤ちゃんにとって味が濃く苦みが強いものです。もし自宅でお茶のパックで麦茶を作る際には、大人のものよりも2~4倍程度に薄めましょう。
薄める際は湯冷ましやウォーターサーバーの水を使うと良いですよ。
【麦茶は日持ちしにくい】
麦茶は抗菌成分が入っていないため、傷みやすいお茶です。そのため、冷蔵庫に入れていたとしても日持ちがしにくいため、その日に飲み切れる量を作るのがベターです。
【ベビー用の麦茶を活用するのもおすすめ】
ベビー用の麦茶は、主にドラッグストアやベビー用品店で売られています。
赤ちゃんが飲みやすいように苦みが抑えられ、一般的な麦茶よりも少し薄めに作られているものです。
麦茶は日持ちがしないため、少量入れるのが難しい場合は、このようなベビー用の麦茶を購入して見ても良いかもしれません。
粉末タイプや、ペットボトル、100mlの紙パックなどさまざまな種類があるので、ご家庭に合わせたものを使うと便利ですよ。
【作るときは沸騰させた水を使う】
麦茶を作れるものにはさまざまあり、便利な水出しタイプもありますよね。もし自宅で麦茶を作る際、水出しのものを使う場合でも水は一度沸騰させましょう。
水道水に含まれる残留塩素が、赤ちゃんの消化管に負担をかけてしまうことがあります。
水は15分程度沸騰させてから使いましょう。
まとめ
今回は赤ちゃんの麦茶について、詳しくお話していきました。
麦茶と言うと安全な飲み物のように感じられますが、まれに麦茶アレルギーが現れることもあるので、初めは注意が必要です。
また、低月齢の時に無理に飲ませる必要はありません。
もし麦茶を飲ませたい場合は、生後7~8ヶ月頃からコップ飲みの練習としてスタートしてみるといいかもしれませんね。
夏の暑い時期には水分以外にもミネラルが不足してしまいがち。
ミネラルが豊富に含まれている麦茶は、夏の熱中症予防対策にも良い飲み物です。
離乳食を始めている赤ちゃんには、外遊びでたくさん汗をかいた後にミネラル補給として麦茶を飲ませてあげると良いかもしれませんよ。
赤ちゃんに麦茶を飲ませるときは、上記でお伝えしたことに気を付けながらあげてくださいね。