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産休前の有給消化の悩み

産休前の有給消化の悩み

産休前の有給消化について「忙しくてなにも考えていない」「よくわからないから、とりあえず取っておこう」というママは多いようです。

 

妊娠すると体調不良や定期的な健診などで、有給を使う機会が増えるのではないでしょうか。

思ったより多く残っていると「なんとなく取っておこう」「多い方が今後役に立つかも」と思ってしまいますよね。

また「バタバタして結局消化できなかった」という場合もあるでしょう。

しかし残った有給をすべてそのままにしておくと、もったいないことになる可能性があるのです。

 

そこで今回は、産休前の有給消化について調べてみました。

産休や育休中は仕事を休んでいる分、金銭面が不安になるもの。

有給は頑張って仕事をしてきたママの権利なんですから、有効に使いましょう。

 

産休前は自分の有給について確認しよう

産休前には、自分の有給についてしっかり確認するのがおすすめです。

 

・現在の残り有給日数

・有給付与日と付与日数

・復帰した際に保有している有給日数を予想

 

まずは、今ある有給日数を把握します。

会社によって有給が付与される日は異なるので、復帰後の計画を立てるために付与日も確認しましょう。

勤続年数によって付与日数も変わるので、それも調べておくと良いですよ。

 

また、産休前に有給を使いきると復帰後に困るのでは?と思いますよね。

実は産休・育休中でも、規定通り有給休暇は付与されるのです。

その上で復帰後の有給日数を予想し、どのくらい使うと良いか、どのくらい残しておけるかを考えましょう。

 

よくわからなければ上司や総務部、人事部など、有給休暇を管理している所に相談してみてくださいね。

 

期限が近い有給は消化するのがおすすめ

産休前に残っている有給は、基本的に使い切っても問題ありません。

もちろんママが産前でも元気に働けていれば、復帰後のために有給を残しておくのも方法のひとつです。

しかし妊娠中につわりや体調不良が長引くと、仕事を休む日も多くなってしまいますよね。

 

仕事は気になりますが、ママと赤ちゃんの健康が1番です。

上司と相談しながら、調子が悪い日は有給の消化に充てましょう。

 

継続勤務年数や会社の規則、雇用形態にもよりますが、正社員などで長く勤めていた場合、一般的には有給の保持日数は最大で35日間になります。

また、有給休暇自体は付与された年の翌年にも繰り越せますが、保有上限は2年と決まっており、付与日から2年を過ぎても消化していない有給は消滅してしまうのです。

今ある有給は、付与日によっては復帰後に消えている可能性も。

 

大切にとっておいても使わずに消えてしまうのは、もったいないですよね。

そのため復帰予定日によっては、期限が近い有給は産休前に使ってしまうのが良いでしょう。

 

産休前に有給消化できなかったら?

産休前に引継ぎでバタバタしたり、仕事が忙しくて休めなかったりと、有給消化できずに産休に入ってしまうこともあるかもしれません。

その場合、産休を有給休暇で置き換えることもできます。

 

産休は、通常出産予定日より6週間前から取得可能ですが、きっちり6週間前でなくてもタイミングはママ次第。

つまり6週間前から仕事は休むけれど、実際は有給消化に充てることができるのです。

 

産休中は一般的に会社からの給料は出ませんが、その代わりママが加入している健康保険から出産手当金が支給されます。

しかしこの出産手当金は、おおまかに基本給の2/3程度といわれており、基本給が支払われることの多い有給休暇を使う方が、貰える額が多くなります。

 

産休を有給休暇で置き換えると、もちろん出産手当金は減りますが、その方がお得な場合もあるのです。

有給消化できずに産休に入りそうなら、復帰予定日までに消滅してしまう分だけでも、この方法で取得しておくと良いですね。

 

復帰後を考えて計画的な有給消化を

育休後に復帰しても子どもの体調不良で仕事を休むことが多く、思うように働けないのはよくあること。

働くママの1番の悩みでもあるでしょう。

 

子どもが風邪で保育園を休む時は、おじいちゃんおばあちゃんや病児保育に預けられる場合を除き、ママとパパが交代で休むことになります。

それでもどうしてもママが休むことが多くなり、出産前では考えられないくらい一瞬で有給がなくなってしまうことも。

 

そのためママの体調が良く産休前に有給消化をしなくても済めば、消滅しない分はしっかりと残しておくのも方法のひとつです。

少しでも有給の日数が多いと、助かりますよね。

前述のように産前は自分の有給について把握し、復帰後に困らないように今から考えておきましょう。

 

まとめ

仕事復帰後は、子どもの体調不良で休んだり早退したりと、有給はすぐになくなってしまいます。

産休前に使い切ることもできますが、復帰後に備えてある程度取っておくのも良いでしょう。

 

しかし有給には使用できる期間や保持できる日数が決められており、復帰していざ使う前に消滅してしまう可能性も。

そのようなことにならないよう、産休前には自分の有給について調べてみるのがおすすめです。

 

せっかくの権利、できる限り無駄にしたくないですよね。

妊娠中の今、ママの体調と相談しながら復帰後のライフスタイルをイメージし、計画的に有給を使いましょう。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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