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授乳中に赤ちゃんにおっぱいを噛まれるとき

授乳中に赤ちゃんに噛まれてしまう

母乳で赤ちゃんを育てているママは、授乳中に噛まれてしまうことが、珍しくありません。

赤ちゃんとはいえ、立派な歯が生え揃う時期です。

噛まれてしまうと痛みを伴ったり、中には傷ができてしまったりするママもいますので、悩ましい問題ですよね。

 

赤ちゃんはどうして、授乳中におっぱいを噛んでしまうのでしょうか。

原因や対策を、一緒に見ていきましょう。

 

授乳中に赤ちゃんに噛まれてしまう原因

授乳中に赤ちゃんがおっぱいを噛んでしまうのには、以下の原因が考えられます。

 

【遊び飲みをしている】

お腹が空いていない時や、授乳に集中できない環境だと、赤ちゃんは遊び飲みをすることがあります。

おっぱいをカミカミして楽しんだり、ママの気を引くためにわざと噛んで反応を楽しむこともあるようです。

中には、おっぱいを噛む前に、ニヤニヤするなどのリアクションを見せる赤ちゃんもいるようです。

 

 

【母乳が飲みにくい】

ママが乳腺炎などの母乳トラブルを抱えている時は、母乳が詰まったりしていて、赤ちゃんも母乳が飲みにくくなっている可能性が挙げられます。

赤ちゃんが思うように飲めないことで、母乳を噛んでしまうことがあります。

 

 

【歯が生えてきている】

赤ちゃんは、歯が生えてくると歯茎にむず痒さを感じていますが、それを解消するために色んなものを噛むことがあります。

ママのおっぱいも、歯茎のむず痒さを解消するために噛んでいるのかもしれません。

 

 

【浅吸いをしている】

赤ちゃんがおっぱいをしっかり咥えこまず、浅く吸っている状態で授乳を行っていると、母乳の出が悪くなり、噛んでしまうことがあります。

 

授乳中に噛まれてしまう時の対策

授乳中に赤ちゃんに噛まれると痛いですし、傷ができてしまうとそこから母乳トラブルに発展する可能性もあります。

赤ちゃんが授乳中に噛む時には、どのような対策が効果的なのでしょうか。

 

【お腹が空いている時に授乳する】

赤ちゃんがお腹が空いていると、遊び飲みでおっぱいを噛むよりも、お腹を満たすことを優先しますよね。

母乳は欲しがった時に与えても構わないものですが、噛まれることに悩んでいる時期は、お腹が空くように間隔をあけてから授乳を行うのがいいでしょう。

空腹が満たされると、遊び飲みを始める赤ちゃんもいます。

噛みそう!と思ったら、早めに授乳を切り上げてもいいでしょう。

 

 

【環境を整える】

赤ちゃんが授乳に集中して遊び飲みをやめられるよう、部屋の環境を整えてあげましょう。

テレビは消して、静かな環境にしてあげてください。

おもちゃなども、目に入る所からは避けておくといいですね。

また、ママも授乳に集中していないと、赤ちゃんも気が散ってしまうものです。

赤ちゃんの顔に目を向けて、飲むことに集中させてあげましょう。

 

 

【歯固めを与える】

赤ちゃんが歯の生え初めで歯茎がむず痒くなっている時は、歯固めのおもちゃを与えてあげると、気持ちよく過ごすことができます。

むず痒さを解消しつつ、空腹時や環境を整えた状態で母乳を与えてみるなど、工夫をしてみてください。

 

 

【しっかり咥えさせる】

赤ちゃんがおっぱいを浅く噛んでいる場合は、大きな口を開けさせてしっかり咥えられるようにしてあげましょう。

赤ちゃんは舌を使って啜るように母乳を吸います。

深く咥えこんでいる時の口の動きでは、おっぱいを噛むことが難しくなるのです。

正しい飲み方をしている時、赤ちゃんの口はアヒル口のような、横に広がった口の形になっているので、正しい飲み方をしているか、確認してみましょう。

 

授乳中にもしおっぱいを噛まれたら?

授乳中に赤ちゃんにおっぱいを噛まれてしまった時には、すぐに赤ちゃんに対して以下のアクションを取るようにし、噛まないで欲しいことを伝えていくことが大切です。

 

【ダメ!としっかり伝える】

赤ちゃんはママのおっぱいを噛んだ時に、痛がるリアクションを楽しむことがあります。

ママが痛いこと、辞めて欲しいことはしっかり伝えていきたいですね。

まだ赤ちゃんではありますが、ママがいつもと違う様子だということは、伝わっています。

 

「噛んだら痛いよ。ダメだよ!」

ということは、噛まれた時にその都度、低い声でゆっくりしっかりとした口調で教えてあげてください。

 

月齢の高い赤ちゃんは、噛む前にニヤニヤしたりと何らかのリアクションをみせることがあります。

噛まれそう、と思ったら、噛みつく前に止めてあげるといいですね。

 

 

【おっぱいを口からすぐに外す】

赤ちゃんとは言え、噛んでいる時の力はかなり強く、痛みを伴うものです。

すぐに外すようにしましょう。

赤ちゃんの下あごを持ち、下にずらすようにしてあげると、口を開きやすくなり、痛みを伴わずに外すことができます。

赤ちゃんの口の中に指を入れて、それ以上噛まないようにしてから、おっぱいを外す方法もあります。

 

まとめ

赤ちゃんが授乳中におっぱいを噛むのには、様々な理由が考えられます。

対策をしつつ、赤ちゃんが集中して母乳が飲めるようにしてあげたいですね。

 

もし、噛まれてしまった時は、赤ちゃんに「ダメだよ」ということをしっかり伝えて聞くことが大切です。

乳首から血が出るなどのトラブルが発生した場合は、早めに病院を受診しましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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