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母乳育児はいつまで続けたらいい?

母乳育児はいつまで続けたらいい?

母乳はいつまで必要?

母乳育児で頑張っているママは、いつまで飲ませたらいいのか考えたことはありませんか。

 

赤ちゃんがおっぱいを吸うと、ママの体には「プロラクチン」と「オキシトシン」というホルモンが分泌され、母乳が出る仕組みとなっています。
つまり、赤ちゃんがおっぱいを吸っているうちはママの体からは母乳が出続けるというわけです。

 

母乳は赤ちゃんの成長にとって必要ですが、いつまで飲ませるのがいいのでしょうか?

 

【生後6ヶ月までの赤ちゃん】
離乳食が始まる前の赤ちゃんは、母乳からのみ栄養をとります。
そのため、この時期は母乳をきちんとあげましょう。

 

ただし、ママの体質によっては母乳の出が悪い・赤ちゃんが母乳を飲んでくれないなどと言ったこともありますよね。そのような場合は、母乳育児にこだわらず、ミルク育児に切り替えても構いません

 

【生後9ヶ月までの赤ちゃん】
離乳食を食べるようになったものの、栄養の面では食事だけではまだまだ不十分です。母乳育児を続けましょう
しかし離乳食を食べるようになると自分から卒乳してしまうという赤ちゃんもいます。

 

その場合は無理に母乳を続ける必要はありません

【生後1歳ごろの赤ちゃん】
離乳食から幼児食に移行する時期。
しっかり食べられているようなら卒乳や断乳を検討してみても良いですが、無理にする必要はありません

 

授乳はママと赤ちゃんの大切なスキンシップの時間。赤ちゃんがおっぱい大好きでしたら、まだ続けていてもいい時期です。

 

【それ以降の赤ちゃん】
母乳から栄養が必要な時期ではありませんが、スキンシップや精神安定、寝かしつけのために授乳は続けていても大丈夫。
無理に与える必要はありませんが、欲しがるようならあげましょう

 

3~4歳ごろになったら虫歯の心配や幼稚園への入園もあるので、卒乳や断乳を検討してもいいかもしれませんね。

母乳をやめるタイミング

赤ちゃんが欲しがっていたら与え続けたい母乳ですが、いつかは辞める時がやってきます。
どんなタイミングで卒乳・断乳するケースが多いのでしょうか。

 

【1歳ごろをめどに】
子どもがしっかりご飯を食べて母乳が必要なくなる1歳ごろに辞めるというケース。
ママの体力が落ちてきて授乳が大変だったり、ちょうど育児休暇が明けるタイミングだったりと様々な理由があります。

 

【2人目を考えたのをきっかけに】
授乳中は産後の生理の再開が遅くなる傾向があります。
また、授乳中は子宮が収縮するので、ママが妊娠すると授乳を控えるよう言われることがあります
2人目の妊娠を考え、断乳を決意するママもいるようです。

 

【ママの仕事復帰のタイミングで】
ママが仕事に復帰するタイミングで断乳をするケースもあります。

 

【ママの病気をきっかけに】
ママが病気をし、投薬が必要になったり、入院して授乳が困難になるために、思い切って断乳したというケースもあります。
ほかにも、乳腺炎などのおっぱいのトラブルが続くためにやむなく断乳を決意したママもいます。

母乳育児を続けるメリット

母乳育児には、スキンシップ以外にも様々なメリットがあると言われています。

 

【免疫成分がある】
母乳には、赤ちゃんを感染症から守ってくれる免疫成分があります。
できれば生後1ヶ月くらいは、母乳育児ができるのが好ましいです。母乳の量が少なければ、混合育児でももちろん構いません。

 

【親子のスキンシップ】
授乳でママと赤ちゃんがスキンシップを取ることによって、より親子の絆が深まると言われています。

 

【精神的に安定する】
授乳中は赤ちゃんが精神的に安心する時間。
3歳までにたっぷりと甘える時間を作ることで、大人になっても精神的にゆらぐことが少なくなるそう
また、イヤイヤ期などで精神的に揺らぐ時期にも、おっぱいの安定剤が役に立つケースもあるようです。

 

【乳がんのリスク低下】
母乳育児を長く続けているほど、乳がんにかかる確率が低下することが分かっています。

 

【更年期障害のリスク低下】
授乳を3年以上続けた人は、更年期の症状が低下したという報告も。
無月経の期間が長くなるので、子宮を休ませることができるためだそうです。

「いつまで」にこだわらなくても大丈夫

周囲の赤ちゃんの卒乳や断乳が早いと、「うちの子もそろそろ…」なんて思ったり、もしかしたら周囲にも「まだ飲ませてるの!?」なんて言われることもあるかもしれませんね。
でも、そんな意見に流されて、ママと赤ちゃんの大事なスキンシップの時間を奪ってしまってもいいのでしょうか?

 

今回紹介した母乳育児の期間はあくまで目安。
赤ちゃんによっておっぱいが大好きな度合いも違えば、家庭のライフスタイルも様々です。

 

「いつまで」にこだわらず、ママと赤ちゃんに無理のないペースで母乳育児を楽しみましょう
母乳育児をする期間は、終わってみればあっという間。
今のこの時期をぜひ大切に過ごし、赤ちゃんとの絆を深めてくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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