ベビーマッサージのメリットデメリットを知ろう
赤ちゃんとママ、どちらにも良い影響を与えるとされているベビーマッサージ。
いい影響を与えるなら取り入れたいけれど、デリケートな赤ちゃんの体をマッサージするにあたり、不安になるママもいるかもしれませんね。
この記事では、ベビーマッサージに興味はあるけど少しだけ不安を感じているママに、ベビーマッサージの具体的なメリットとデメリットをご紹介します。
メリットデメリットをあらかじめ知ることで、普段のお世話に取り入れやすくなると思いますよ。
ベビーマッサージのメリット
まずはベビーマッサージに期待されるメリットです。
ベビーマッサージのメリットは、大きく分けて3つあります。
【1.マッサージをすることで血行促進】
ベビーマッサージは、ママの手で赤ちゃんの肌に触れ、オイルなどを使ってマッサージをすることです。
「母親の手は魔法の手」、患部に手を当てて治療する「手当て」などは昔から言われていること。赤ちゃんをママの手でマッサージすることで赤ちゃんの気持ちを安らげ、呼吸、循環、消化、排泄などの機能を安定化させると言われています。
具体的には、赤ちゃんが夜ぐっすり寝てくれるようになったり、便秘が解消されたり、感覚的・身体的な成長や発達を促したり、体調を整えてくれたりなどの効果が見られるようです。
【2.ママと触れ合うことでの心の通い】
2つ目は、心のつながりを強くすることです。
肌と肌が触れ合うことで赤ちゃんのママへの信頼が増し、ママはより愛情を感じるようになります。ママの手のマッサージが心地よいと感じれば、ママの手、ひいてはママの存在が赤ちゃんに大きな安心を与えます。
母子の絆がより強くなるでしょう。
赤ちゃんの柔らかな肌に触れることで、ママの気持ちも安らぎますよね。育児に追われるママの気持ちも落ち着きます。赤ちゃんの気持ちに寄り添えるようになり、育児に自信が持てたママも多いようです。
【3.赤ちゃんの状態の観察ができる】
3つ目は、赤ちゃんのデフォルトを確認できることです。
オイルマッサージであれば、赤ちゃんはオムツ一丁のほとんど裸で行います。目視でも触診でも、赤ちゃんのいつもの状態をママが把握できるので、少しの変化にも気づいてあげやすくなります。
湿疹ができていたり、赤みがあったり腫れを見つけたりと、異変にいち早く気づいてあげれば対処も迅速にできますよね。ベビーマッサージで培ったママの手の感覚が、赤ちゃんを守ることにつながるでしょう。
ベビーマッサージのデメリット
いいことばかりに見えるベビーマッサージですが、デメリットもあります。
それぞれのデメリットに対する対処方法もご紹介します。多くのメリットのあるベビーマッサージですから、ご家庭に合う方法を探してベビーマッサージを取り入れてみてください。
【1.知識不足による命やケガのリスクがある】
まだ未発達、発達段階の赤ちゃんには、触ってはいけない場所もありますし、強い力をかけてはいけません。
知識がないままなんとなくやったり矯正しようと力をかけてしまうと、ケガをさせてしまうことも。
首の座らないうちにうつぶせにしたり、関節の曲げる方向を考えずに動かしたりすることなど、場合によっては赤ちゃんに大きな危険が及ぶことも。
スクールやオンラインプログラムなど、一度しっかりと知識のある人からやり方を学ぶと正しくマッサージを施すことができるでしょう。
【2.オイルや摩擦による肌トラブル】
オイルを使うと滑りが良くなるので余計な力を入れるなく安全にマッサージを行えます。
また、保湿効果も得られるのでおすすめです。
しかし、赤ちゃんの肌は薄くて敏感。合わないオイルを使ってしまうと、かえって肌荒れを招くこともあります。
ごく小さいうちや冬などは、衣服を脱がせずに服の上から優しく撫でるだけにしたり、赤ちゃんの肌に使用できるオイルを厳選して使ったりするようにしましょう。
発疹が出たらすぐに使用をやめ、皮膚科を受診してください。
【3.赤ちゃんの冷えに注意】
ベビーマッサージは、おむつのみ履かせた状態で肌に直接触れながらマッサージしますから、風邪をひかないよう、特に冷えには注意してあげましょう。
冬場は、部屋の温度に気を付け、バスタオルやおくるみですぐに赤ちゃんを巻いて温められる環境がベストですね。
夏場も冷房の効きすぎに注意しましょう。
ベビーマッサージのリスクを避けるには
ベビーマッサージは、首が座ったころから始められるメリットたくさんのママとのスキンシップです。赤ちゃんが嫌がるまでずっと続けても問題はありません。
ただ、飲食後や注射の前後、調子が悪そうな時は刺激となってしまうのでベビーマッサージは控えた方が良いでしょう。
まとめ
ベビーマッサージのメリットはたくさんある一方で、正しいやり方で行わないと赤ちゃんへの負担もかかってしまうもの。
とはいえ、親子のスキンシップには非常に効果を発揮してくれるはずですから、ママと赤ちゃんの負担にならない程度に、お風呂上りやおむつ交換時にやってみてください。