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出産内祝いを手渡しする場合
出産祝いのお返しとして「内祝い」を贈る場合、相手に直接手渡ししたいということもありますよね。
相手側も、健康に育っている赤ちゃんの様子を見ることができるので、喜んでくれることでしょう。
ただし、内祝いを手渡しする際にも、相手側に失礼のないようマナーを守って行うことが大切です。
今回は、出産内祝いを手渡しする場合に心得ておきたいマナーについてご紹介します。
1.必ず前もってアポイントをとる
出産祝いの内祝いを直接手渡しする場合は、必ず事前にアポイントメントをとりましょう。
どんなに親しい間柄でも、突然の訪問は相手を困らせてしまいます。
いつ、何時ごろ伺っていいのか、事前にメールや電話などで確認をしてから行くようにしてくださいね。
2.早く着き過ぎるのはNG
当日は、早く着き過ぎるのも、遅くなり過ぎるのも、実はマナー違反。
まだ迎えられる準備が整っていない可能性もあるので、あまりにも早く到着してしまった場合は、近くで時間を潰してから行くようにしましょう。
ビジネスマナーとは違い、約束の時間より5分程度遅れて行くくらいがちょうどいいですよ。
3.品物は紙袋に入れて持って行く
内祝いの品物を持参する場合は、必ず風呂敷に包むか、紙袋に入れて持って行きましょう。
品物が相手側から丸見えの状態はマナー違反に当たるので注意してくださいね。
4.紙袋のままを渡わない
意外と知らない人も多いと思いますが、内祝いの品物を紙袋に入れて持参する場合、紙袋に入れたまま渡さないようにしましょう。
一般的には手渡しする際に、紙袋や風呂敷から出して品物だけを渡すのがマナーです。
もし、玄関先ではなく、室内に招待された場合は、中に入ってから品物を渡し、紙袋などはそのまま自分で持って帰るようにしてくださいね。
5.「お返し」と言わない
内祝いの品物を渡す際は、「出産祝いのお返しです」などのように”お返し”という言葉は使わないようにしましょう。
「お返し」というと、相手側に「かえって気を遣わせて申し訳ない…」という気持ちにさせてしまうので注意してくださいね。
基本的には、「お返し」というよりは、出産祝いをいただいた「感謝の気持ち」という意味合いが強いので、ひと言添える場合は、下記のような言葉を使うのがおすすめです。
~挨拶例~
先日は素敵なお祝いをいただきまして、ありがとうございました。
ささやかですが、感謝のしるしです。どうぞお受け取りください。
今後も、新しい家族共々、宜しくお願い致します。
必ずしも上記のようにかしこまった言葉でなくても構いませんが、目上の人や職場の上司などに内祝いを手渡しする場合は、感謝の気持ちをしっかり伝えておくことが大切です。
今後のお付き合いにも関わってくるかもしれませんので、きちんとご挨拶をしておくと心象も良いでしょう。
6.手渡しの内祝いは「外のし」で
内祝いを手渡しする場合は、何のお礼の品物なのかひと目で相手に分かるよう、「外のし」にするのが一般的です。
渡す際は、必ず相手側にのしの正面が向くようにして、両手でしっかり持って差し出すようにしましょう。
ちなみに、郵送で内祝いを贈る場合は、外のしではなく「内のし」が一般的です。
間違えやすいので覚えておくといいですね。
7.基本は「玄関先」で渡すのがマナー
出産内祝いを手渡しする場合は、相手との関係性にもよりますが、基本は「玄関先」でお礼の挨拶をするだけ…と捉えておきましょう。
もちろん、相手側から「どうぞ」と室内に招き入れてもらった場合は、お邪魔しても構いませんが、あまり長居をしないように気を付けてくださいね。
出産内祝いを手渡しする時期は?
出産内祝いを贈るタイミングは、基本的には産後1ヶ月を目安に行います。
どうしても時間がとれない場合は、遅くてもお祝いをもらってから2ヶ月以内には贈るようにしましょう。
出産内祝いを手渡しするメリット
出産内祝いを手渡しするメリットは、やはり直接相手側に感謝の気持ちを伝えられるということがあります。
ほかにも、親しい間柄であれば、赤ちゃんとママの様子を見てもらえるというメリットもありますよね。
相手に良い印象を与えることで、今後のお付き合いがより深まるかもしれません。
出産内祝いを手渡しできない場合は?
出産内祝いを手渡しできない場合は、もちろん郵送などで送っても構いません。
すべての人を訪問し、直接手渡しすることは難しいでしょうから、送る手配をすること自体は失礼には当たりませんよ。
ただし、送る場合も直接手渡しするのと同様に、感謝の気持ちを込めたメッセージを添えておくといいでしょう。
赤ちゃんの名前や、現在の母子の様子など近況を簡単にお知らせすると喜ばれるかもしれませんね。
まとめ
出産内祝いを手渡しする場合は、相手側に失礼のないよう、しっかりマナーを守ることが大切です。
ただし、親しい友人などに渡す場合は、そこまで堅苦しく考えなくても良いでしょう。
内祝いの準備は、出産前にある程度品定めをしておくと、スムーズに進めることができます。
事前の準備も含め、誰に手渡しをするか、よく考えておくといいかもしれませんね。