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赤ちゃんの卒乳後の水分補給

赤ちゃんの卒乳後の水分補給はどうする?

赤ちゃんは母乳やミルクを飲んでいれば、無理に水分補給を行う必要はありません。

しかし、離乳食が始まると授乳量が徐々に減っていき、卒乳する頃には水分は赤ちゃんが自分で飲んで補給していかなければなりません。

母乳やミルクを飲んでいた赤ちゃんが、水やお茶を飲んで水分補給を行うためには、練習を行う必要があります。

赤ちゃんが卒乳した後の水分補給に付いて、詳しく見ていきましょう。

 

赤ちゃんの卒乳後の水分補給には練習が必要

授乳中の赤ちゃんは、ママのおっぱいや哺乳瓶の感触に慣れてしまっていますし、母乳やミルクの味を好んで飲んでいることでしょう。

いきなり水や麦茶を飲ませようとしても、感触や味を嫌がってしまうことが珍しくありません。

 

赤ちゃんが卒乳をした時に、母乳やミルク以外の水分を嫌がってしまうと、水分補給ができずに大変なことになってしまいます。

水分補給は前々から少しずつ練習して慣れていき、卒乳までには自分で飲めるようにしておきたいですね。

離乳食が始まると授乳量が減りますが、食事から様々な新しい味にも慣れていく時期でもあります。

生後6ヶ月頃になって離乳食に慣れてきたころに、授乳以外の水分補給の練習も始めていきましょう。

 

赤ちゃんの卒乳時の水分補給には何を飲ませる?

赤ちゃんの水分補給には

 

・湯冷まし

・赤ちゃん用の水(軟水)

・麦茶

 

などを飲ませるようにしましょう。

 

赤ちゃん用のジュースには、砂糖が多く含まれています。

経口補水液は、嘔吐や下痢など脱水が疑われる時に利用すると良いものです。

甘味に慣れてしまうと、薄味の他の水分を嫌がってしまうことがあるため、水分補給としてあえて飲ませる必要はありません。

特別な時にたまに取り入れる程度でしたら飲んでも大丈夫ですが、初めて飲む時には水でハーフアンドハーフで薄めて味に慣れさせてから徐々に濃くしていきましょう。

 

赤ちゃんの卒乳に向けた水分補給の取り入れ方

赤ちゃんの水分補給には練習が必要ですが、段階を追って少しずつ進めていく必要があります。

 

【①スプーンで飲ませる】

生後7〜9ヶ月ごろから少しずつスプーンで練習をすると良いでしょう。

期限が良い時を見計らって、湯冷しなどをスプーンですくい、すすって飲む練習を始めます。

最初からはできないので、ママやパパがやってみせると良いでしょう。

最初はスプーンを掴んでしまったり、飲めずにブーブーしてしまっても全然大丈夫です。

すすって飲む時に大事なことは、赤ちゃんの顎が上を向かないようにすること。顎をひいた状態ですすって飲めるようにしていきましょう。

 

【②コップ】

スプーンの飲み物をすすって飲めるようになったら、コップで挑戦してみましょう。

コップは小さいものの方が、コップのカーブが赤ちゃんの口にフィットしやすいのでおすすめです。

例えば、おちょこや、ベビー用のコップなどがいいでしょう。

 

【③ベビースパウト】

飲み口が幅広の乳首のようになっている赤ちゃん用のコップです。

後にストロー飲みに進むための練習になり、赤ちゃんが自分でベビースパウトを持ってて飲むことができるものです。

 

【④ベビーマグ】

スパウトの飲み口がストローになり、赤ちゃんが自分で吸って飲む練習をするためのコップです。

スパウトとマグは、飲み口を交換するだけで切り替えができる商品があるので、それを使うと便利です。

白湯や麦茶を嫌がるようでしたら、ミルクで練習してみて使い方に慣れていきましょう。

ストローを使う時は、ストローを舌で巻き込み、母乳や哺乳瓶から飲む時のような吸い方になっていないか注意が必要です。

深くストローをくわえこませず、浅くストローを唇で挟んで飲めるようにしましょう。

 

【⑤紙パックジュースなどのストロー飲み】

外出時には、ストロー付きの紙パックの麦茶を持ち歩くと大変便利です。

上手に水分補給ができるようになったら取り入れてみてもいいでしょう。

 

どのタイミングで水分補給をさせたらいいの?

赤ちゃんの水分補給はどんな時に行うと良いのでしょうか。

以下は一例ですが、機嫌が良さそうな時にやってみましょう。

 

【寝起きに】

赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、寝ている間にたくさんの汗をかきます。

また、寝起きはおしっこも出やすい時間帯です。

水分が体から少なくなりがちで喉も乾いているので、水分を補給行うといいでしょう。

母乳やミルク以外の味に慣れていない赤ちゃんも、寝起きに水分を欲しがり飲んでくれることがあります。

卒乳後は特に水分補給を意識して行っていきたいので、飲ませてあげてくださいね。

 

【たくさん遊んだら】

赤ちゃんが楽しく遊んだ後は、水分補給を行いましょう。

汗をかいていないようにみえても、夢中で体を動かした後は疲れているものです。

特に、お外に出た後は体の水分が奪われがちです。

寒い季節でも、脱水症状になることがあるため、意識して水分補給を行うようにしましょう。

 

【お風呂上りに】

体温が高めの赤ちゃんがお風呂に入ると、ママが思っている以上に汗を多くかいています。

喉も乾いているので、水分補給を行うことでゴクゴク飲んでくれると思います。

 

【離乳食と一緒に飲む】

食事と一緒に水分を出してあげると、食も進みやすくなりますね。

ただし、離乳食と一緒に与えると、水分ばかり欲しがって食事が進まない子もいます。

状況をみながら、食後に水分を与えるなど工夫をしてみましょう。

 

まとめ

赤ちゃんは卒乳後、白湯や麦茶などの水分を自分で飲まなければなりませんが、母乳やミルクの味に慣れているため、いきなり飲ませても嫌がってしまうことがあります。

上手に水分補給ができるよう、離乳食の開始時期を目安に、水分補給の練習もスタートしていきましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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