身長・体重
パパもママも家族みんなで、1歳になるわが子のめでたいお誕生日を感激して祝っていることでしょう。産まれて初めて抱いた時を思い出して、どんなに大きくなったか実感しているのではないでしょうか。
生後12ヶ月の赤ちゃんの身長と体重は、次のようになります。生まれたときの身長・体重や離乳食の進み方などで、どうしても個人差が出てしまいますので、あくまで目安としてご参照ください。
男の子:身長70.3~79.6cm 体重7.7~11.0㎏
女の子:身長68.3~77.8cm 体重7.2~10.5㎏(※)
平均値で12ヶ月の間に身長は生まれたときの約1.5倍、体重は約3倍にまで育ちます。体型も赤ちゃん体型から幼児体型へ変化してきて、見た目も引き締まった感じになります。運動量が増えていくこれからは、身長は高くなりますが、体重はあまり増加しない状態が続いていくでしょう。
※データ参照:厚生労働省『平成22年乳幼児身体発育調査』
手先の発達
手の動きは脳を活性化して、よい刺激を与えます。右手から左手に積み木を渡すように、左右の手の連携した動きができるようになるこの時期は、複雑な手先の動きがどんどんできるようになり、さらに脳を発達させます。
生後12ヶ月になると、ペンやクレヨンをグー握りで持って、紙に書くことができるくらい手先が発達してきます。文字や形がはっきりしたものではありませんが、赤ちゃん画伯が何かのアートを生みだし始めるころです。 赤・青・黄色などの色の識別ができる視力も備わっているので、いろいろな色のペンやクレヨンを渡して、色彩も楽しんで絵を描けるようにしてあげましょう。
まだ、お口にものを入れようとする癖が残っているので、誤嚥事故などが起きないように、そばであたたかく見守ってあげることも必要です。
言葉の発達
ママやパパの言葉を真似るオウム返しだった発声が、意味のある言葉に変わってきて、「ママ」「パパ」「マンマ」などと話すことができるようになります。
これは脳神経が発達してきて、言葉と意味が一致してきている証拠です。理解して言っているので、ママを指して「ママ」、車のおもちゃを指して「ブーブー」とお話しを始めます。
言葉を話すのには個人差があり、ボディランゲージが好きな子もいますので、わが子があまり話さないからといって、心配しすぎないようにしましょう。
ひとり歩き
生後12ヶ月になると、2~3歩くらい歩けるようになる子もでてきます。つたい歩きをしているのなら、もうじきかもしれません。
素敵なファーストシューズを用意して、ひとり歩きができることを心待ちにしているパパやママも多いのではないでしょうか。1歳3ヶ月くらいまでに歩ける子が多いようですが、それ以上かかる子もいるので、焦らず成長を見守ってあげましょう。
ただ、1歳6ヶ月以上経っても歩けないようであれば、病院に相談に行くことも検討してみてください。 また、心配な時は、その前に1歳の時に受ける予防接種がありますので、一度聞いておきましょう。