赤ちゃんの室内事故で多いものはなに?
赤ちゃんの頃は大人が予想もしない行動も多いため、家の中にいても不慮の事故が起こってしまう可能性が高い時期。
そんな赤ちゃんの室内事故を防ぐために、まずは赤ちゃんに多い事故は何なのかを知っておき、できる限りの対策をしておきませんか。
今回は赤ちゃんの月齢や年齢別に、赤ちゃんに多い室内事故を紹介していきます。
【月齢・年齢別】赤ちゃんに多い室内事故
0~2歳までの赤ちゃんに起こる可能性の多い室内事故とはどんなものがあるでしょうか。
【ねんね期(1ヶ月~4ヶ月頃)】
・布団で窒息
足をバタバタしている間に、布団が顔にかかってしまい自分で布団をのけ切れずに窒息する事故もあります。
また、何かの拍子で寝返りをし、重たい自分の頭を支えきれずふかふかの布団やまくら、そばにあったぬいぐるみで窒息してしまう可能性もあります。
赤ちゃん用の硬めの敷布団を使用し、ぬいぐるみは枕元に置かないようするなどの対策をしましょう。
・転落
寝返りを始めるまでは赤ちゃんを寝かせる場所を特に意識しない方もいるかもしれませんが、ふとした拍子で寝返りし、ソファーやベッドから転落する事故も多いです。
転落の可能性のある所には寝かせない、ベビーベッドは柵を必ず挙げておくなどの対策が必要です。
・周りの不注意による事故
赤ちゃんとの生活にまだ慣れていない時期、また大人の疲れが出やすい時期でもあるため、周りの不注意による事故も多いです。
赤ちゃんの上から物を落としてしまった、抱っこしていて何かをしていたら赤ちゃんを落としてしまった、熱い飲み物を飲んでいたらバランスを崩して赤ちゃんの上にこぼしてしまったなどの不注意に気を付けましょう。
【お座り期(5ヶ月~7ヶ月頃)】
・転倒転落
おすわりがまだ安定していない時期は、後ろにごろんと転倒し、頭を打ってしまうこともあります。
後ろに頭に当たると危ないものがあると大変危険です。
赤ちゃんをおすわりさせているときは、すぐに手で支えてあげられる位置に居るようにしたり、クッションなどで周りを囲んで転倒の際のリスクを少なくしてください。
また、転落の可能性のある場所には引き続き、赤ちゃんを寝かせないようにしましょう。
・袋で窒息
ビニール袋のカサカサする音が好きな赤ちゃんも多いため、ビニール袋で遊ばせるという方もいますが、誤って頭に被ってしまい窒息することもあります。
赤ちゃんの近くにビニール袋を置かない、ビニール袋で遊ばせるときには目を離さないようにするといいですね。
【はいはい期(8、9ヶ月頃)】
・誤飲
赤ちゃんは、目に入ったものを何でも口に入れて確認をします。
たばこや電池、洗剤などが多いので赤ちゃんが見える、手に届く場所に置かないように注意しましょう。
トイレットペーパーの芯を通る大きさのものは誤嚥の可能性があります。
・やけど
はいはいができるようになると、行動範囲も広がるため、移動中に目についたストーブ、炊飯器や加湿器の蒸気などを触ってしまいやけどをする事故が増えます。
ストーブには、ストーブガードを付け、炊飯器や電気ポットが置いてあるキッチンに入れないようにベビーガードを設置するなど対策を打ちましょう。
また、テーブルクロスをひっぱり、大人が飲んでいたコーヒーやお茶などをかぶってしまい、やけどにつながることもあります。
赤ちゃんのいる家庭では、テーブルクロスを敷かない、飲み物はテーブルの端に置かないなど気を付けましょう。
・転落
目を離したすきに、ソファーなどから転落する事故も増える時期。
また、自宅に階段があるお家では、はいはいをして上り階段から転落する可能性もあるので注意が必要です。
短時間でもソファーの上に寝かせず、階段など高さのあるところへ近づけないように柵などで対策をしましょう。
【つかまり立ち期(10、11ヶ月頃)】
・転倒
つかまり立ち、伝い歩きをし始めた頃は、足元もたどたどしいため転倒することも。
転倒した際に机や棚の角に頭をぶつけて怪我をする、顔をぶつけて口を切る怪我も多いです。
家具や机の角にコーナーガードや、柔らかい素材のものを付けておきましょう。
・お風呂での事故
水遊びが好きな赤ちゃんはお風呂場で遊んで事故につながることも。
赤ちゃんは、水深数センチでも溺れてしまう可能性があるのでバケツの水でも溺れてしまう可能性があります。
はいはいができるようになったら、お風呂場に一人で入り込んでしまうことも。お風呂に近づかないよう、お風呂に鍵をかけるなどの対策を。
【1歳以降】
・感電
手先も器用になった1歳以降に多いのが、コンセントの穴にヘアピンや鍵などの金属を差し込んで遊び、感電する事故です。
赤ちゃんは、よだれなどで手が濡れていることが多いので感電しやすいです。
コンセントカバーやコンセントキャップを付けましょう。
・指を挟む
歩き始めると、ドアに指を挟む事故も増えてきます。
開けっ放しにしていたドアを子どもが自分で締めようとして指を挟んだり、後ろにいるのに気づかずに大人が扉を閉めて指を挟んでしまうことも。
開けっ放しにしない、ドアストッパーなどを付ける対策をしておきましょう。
・窒息
離乳食も完了期を迎える頃ですが、しっかりと噛めていないとお菓子や豆類などの食べ物が喉に詰まって窒息する事故も増えます。
食べ物を食べている時は、歩かせない、必ず隣で大人が見守るのがいいでしょう。
また、1歳にもなると手先も器用になっているので、鼻や耳にラムネや豆類などを入れて取れなくなる事故も増えてきます。
誤飲などの対策と同じく、窒息の可能性のあるものは赤ちゃんの手の届かないところに置きましょう。
・転落
歩けるようになると、ベランダに置いてある椅子など高さのあるものによじ登り、外を見ている拍子に転落する大変危険な事故の可能性も増えます。
ベランダには物を置かない、また赤ちゃんが外に出られないようにする対策を。
まとめ
赤ちゃんは、好奇心も旺盛で大人の予想外の行動をとることがあります。
今回紹介した赤ちゃんに多い室内事故を参考に、自宅でも対策を考えてみてください。