赤ちゃんとパパの父子帰省はアリ?
年末年始やお盆など、長期の休み期間中に赤ちゃんとパパだけで帰省することを「父子帰省(ふしきせい)」と呼びますが、それってアリなのでしょうか?
例えばこれが赤ちゃんとママだけの帰省と考えると、ごく一般的なことのように思えますよね。
それなら、赤ちゃんとパパだけの父子帰省も断然アリではないでしょうか。
ですが、普段ママよりも赤ちゃんに接している時間が短い分、ちょっと心配になる方もいるでしょう。
そこで今回の記事で、父子帰省について考えてみましょう。
赤ちゃんとパパの父子帰省のメリット
まず、赤ちゃんとパパだけの父子帰省にはどんなメリットがあるのかみていきましょう。
【ママの一人時間ができる】
普段は赤ちゃんのお世話で、なかなかゆっくりできないママがほとんどではないでしょうか。
そのため、産後で一番欲しいものは「時間」と考える方も多いようです。
赤ちゃんとパパだけで帰省をしてくれると、その期間はママは自由気ままに家でゆっくり過ごすことができますね。
これは最大のメリットと言えるのではないでしょうか。
【義理の両親とママがお互い気を使わなくて済む】
義理の両親にはやはり気を使うものですよね。
また、逆に義理の両親もママに対して気を使います。
もっと孫と遊びたいけど、ママがいることによってセーブしているかもしれません。
父子帰省をすると、ママと義理の両親ともに気を使わずに済みます。
【夫も地元で友人と遊ぶことができる】
家族で帰省をすると、別々に行動することが難しくなりますよね。
帰省ということは、パパにとっての地元なので会いたいけどなかなか会えなかった友人もいるかもしれません。
パパも、ママに気を使わず地元の友人と会う時間を作ることができます。
【父親と赤ちゃんの親密度がアップする】
普段は仕事が忙しくて、なかなか赤ちゃんと過ごす時間が少ないパパ。
父子帰省をすることで、移動中などは二人だけでの時間を過ごすことになります。
そのため、赤ちゃんとの親密度がアップし、今後の子育ての関わり方にも生かせるのではないでしょうか。
父子帰省の際の注意点
メリットの多い父子帰省ですが、普段赤ちゃんとしっかり接していないと、ちょっと心配な面もありますよね。
どんな点に注意すれば良いのかみていきましょう。
【移動中の安全面】
移動手段によりますが、例えば車の場合は、ママがいないとちゃんとチャイルドシートに乗ってくれない、いつまでも泣き止まないということもあるかもしれません。
父子帰省の場合、パパが運転すると赤ちゃんはその時間一人で過ごすことになります。
ぐずったり泣き止まなくても、気にしすぎると運転に集中できなくなるため、そのような場合の対処法を決めておくと良いでしょう。
【赤ちゃんのアレルギー】
義理の両親の家に帰省すると、かわいがってくれるのはいいものの、離乳食中などになんでも食べさせようとする場合もあるかもしれません。
ママが食べさせたことのないものを勝手に食べさせる、なんてことのないようにパパにしっかり伝えておきましょう。
【赤ちゃんのお世話全般】
パパと赤ちゃんだけで過ごすことが今まであまりなかった場合、入浴、入浴後のケア、ミルク、オムツ替えの頻度、寝かしつけ、夜泣きの対応など分からないことだらけかもしれません。
いきなりパパと赤ちゃんだけになると、赤ちゃんが不安を感じるのも無理はないですよね。
帰省をいきなりするのではなく、事前に、パパと赤ちゃんだけで過ごす日を意識的に作って、慣らしておきましょう。
父子帰省の際のチェックリスト
父子帰省はメリットもあれば、注意しないといけない点もたくさんあります。
そこで、父子帰省をする際にチェックしておきたい項目を挙げていきます。
□持ち物
いつも一緒にいるママなら把握できている持ち物も、パパはどこに何があるか分からないことも。
必ず携帯するもの・移動中に必要なもの・義理の実家で必要なもの、大きく3種類に分けてピックアップしてみましょう。
移動中に少しでも楽にするため、お家でしか必要のないものは持参せず、義理の実家に用意してもらっておくと助かります。
□1日のスケジュール
ママはなんとなく頭に入っている赤ちゃんの1日のスケジュール。
朝から晩まで赤ちゃんがどのように過ごしているのか、スケジュールを書き出して伝えておきましょう。
例えば、夕方赤ちゃんがぐずった時も、何も理由が分からないと対処が難しいですが、スケジュールを把握しておくと、「眠たいだけかな?」と判断することができます。
□アレルギー
1番怖いのはアレルギーの症状が出てしまうことですよね。
・今までアレルギーがでたもの
・食べられる食材のリスト
・いつも食べている離乳食レシピ
などをまとめて書き出しておくと良いでしょう。
まとめ
赤ちゃんとパパだけの帰省、「父子帰省」はママの一人時間が確保できたり、義理の両親とお互い気を使わなくて済む、というメリットがたくさんあります。
その反面、心配な点や注意したい点もあるので、ぜひチェックリストを作ってパパとシェアしておきましょう!