節分とは
2月3日は節分。
立春の前日、季節の節目の日に、悪いもの(鬼)を追い払うためとして、豆まきが行われます。
鬼に扮したお面を付けて、「鬼は~外、福は~内」と叫びながら家じゅうに豆をまき、鬼を追い払うのです。
鬼を追い払った豆には福が宿ると考えられており、年齢の数だけ豆を食べて、体に福を取り込みます。
そして、その年の恵方の方角を向きながら恵方巻を食べる…願い事をしながら無言で食べると、その願いが叶うとも言われていますよね。
一般的な家庭での節分の楽しみ方はこのような感じですが、お家に赤ちゃんがいると、誤飲の可能性がある豆をまいたり、怖い鬼がやってきたりというのは抵抗があるものです。
しかし、せっかくの行事ですから、赤ちゃんと一緒に楽みながら思い出にのこるものにしたいですよね。
赤ちゃんがいる家庭でも工夫次第で節分を楽しむことができます。 アイディアや注意点もご紹介しますので、さっそく見てみましょう。
赤ちゃんとの節分の楽しみ方
赤ちゃんと節分を楽しむポイントは以下の通り。注意点もありますので、押さえておきましょう。
【豆をまくなら工夫をしよう】
一般的には家のあちこちに悪いものを追い払うという意味で豆をまきますが、赤ちゃんがいると拾ってしまったり、誤って口に入れてしまうかもしれません。
赤ちゃんが小さいうちは豆はまかないのが無難ではありますが、もし豆をまくのでしたら、赤ちゃんがいない方向へ気持ち程度にまくだけにとどめましょう。
まいた豆はすぐに拾うことも重要です。
赤ちゃんはベビーサークルや大人の抱っこなどで離れて見て楽しむのも良いかもしれませんね。
豆の誤飲が心配でしたら、小さな大豆はまかずに、個包装になっている豆をまくと良いでしょう。
これなら赤ちゃんが口に入れても飲み込むことはできませんし、衛生面でも安心です。
赤ちゃんが成長するまでは、節分の雰囲気を楽しむだけと考えるといいでしょう。
【かわいい写真を撮って楽しむ】
節分には、赤ちゃんを鬼の格好に変装させたかわいらしい写真を、SNSなどでよく見かけます。
ねんねの時期の赤ちゃんではお昼寝アートなどで楽しめますし、お座りやあんよができている赤ちゃんは鬼のパンツやお面をつけて写真に残してもかわいらしいですね。
赤ちゃんなので、普段身に着けないお面やパンツなどは嫌がるかもしれません。
写真加工ができるアプりを使えば、節分など行事限定のフレームが配信されているので、そちらを利用しても楽しいでしょう。
赤ちゃんの時にしか見られないかわいらしい姿を写真に残しても、初めての節分の良い思い出になります。
【お面の着用には気を付ける】
赤ちゃんなりに、鬼の怖い顔というのは理解できる子もいます。
大好きなママやパパが怖いお面で顔を隠したら…鬼の恐怖ももちろんですが、赤ちゃんは別の意味でもショックを受けるかもしれません。
パパやママなど身近な大人がお面をかぶる場合には、配慮が必要です。 赤ちゃんが小さいうちは頭にお面を付ける程度にして楽しむのがいいでしょう。
【豆の代わりのたまごボーロ】
節分には年齢の数だけ豆を食べますよね。
しかし、赤ちゃんは豆は固くて食べられないし、誤飲の可能性もあります。
たまごボーロは生後7ヶ月ごろから食べられるので、豆の代わりにそちらをおやつとして与えてもいいですね。
ただし、アレルギーのある子の場合は注意してください。
赤ちゃんの節分メニュー
豆まきや記念撮影を楽しんだら、節分のメニューも楽しみたいです。
炒った豆はさすがに食べられませんが、大豆でしたら離乳食中期の7~8ヶ月ごろから食べられます。
柔らかく煮込んだ大豆をすりつぶして食べてみると良いでしょう。
ちなみに、見た目はかなり変わってきますが大豆を原料とした豆腐であれば、離乳食初期の5~6ヶ月ごろからでも食べられます。 大豆はアレルギーもある食材なので、様子を見ながら与えましょう。
【節分にちなんだ離乳食メニュー】
せっかくですから離乳食も、大豆を原料とした食事を用意してみたり、ご飯や豆腐、野菜のペーストなどを使って鬼に見立ててプレートに飾り付けてあげても楽しそうですね。
【恵方巻を楽しむ】
離乳食も後期に入り軟飯を食べられるようになっていて、手づかみ食べをしているようでしたら、恵方巻を作ってあげても楽しいですね。 海苔の代わりに薄焼き卵で巻いてあげるなど工夫をしても良いでしょう。
まとめ
赤ちゃんに豆を与えても上手くかみ砕くことができないため、もし節分の豆まきを楽しみたいのでしたら、豆が噛み砕ける3歳くらいが目安となります。
その時期のお子さんの様子を見て、もしまだ豆を食べるのは難しいそうだと思ったら無理はしないでください。
赤ちゃんが大きくなると節分の由来についても理解を深めるようになります。
日本の伝統行事とも言える「節分」。
まだ豆を食べたりまいたりすることはできませんが、雰囲気だけでも楽しめるよう、ママやパパも工夫をしてみてくださいね。