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離乳食の1さじとは?

離乳食の1さじとは?

はじめての離乳食作りは楽しみな反面、緊張するというママもいるのではないでしょうか。

大人の食事とは違ってなにもかもが勝手が違い、戸惑うことも多いですよね。

今まで母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんが口にするものには、慎重になってしまうものです。

 

離乳食の進め方では「はじめての食材は1さじから」というのが基本になっています。

でもこの1さじ「いったいどういう意味?」「なぜ1さじからはじめるの?」と疑問に思いますよね。

 

そこで今回は、離乳食の1さじについて考えてみました。

具体的にはどのくらいの量なのか、1さじからはじめる理由など、離乳食における1さじの疑問にお答えします。

併せてよくある勘違いのパターンもご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

 

離乳食の1さじとはどのくらいの量?

離乳食の1さじとは、料理に使う計量スプーンの小さじ1杯程度のことを指している場合が多いようです。

日本では、よく小さじのことを1さじと表現します。

そのため離乳食における1さじも、小さじ1杯程度のことだといって良いでしょう。

 

小さじ1杯は5gですが、離乳食を食べさせる時に使う赤ちゃんスプーンは、それよりも小さいものが一般的。

離乳食の1さじ(小さじ1杯程度)を赤ちゃんスプーンで与えると、約3~4杯になります。

 

【離乳食の1さじには少しという意味も】

しかし離乳食の本やインターネットの情報、栄養士からの指導で、1さじを赤ちゃんスプーン1杯としているものもあるようです。

1さじ=小さじの考え方が多いとはいえ、小さじと赤ちゃんスプーン、どちらが正しいのか悩んでしまいますよね。

 

離乳食の1さじには「ほんの少しからはじめましょう。」という意味も含まれています。

赤ちゃんの食べる量には個人差があるので、すぐに1さじで量るには足りなくなる場合もあれば、1さじも食べない赤ちゃんもいるでしょう。

小さじ1杯とははじめて離乳食を作るママたちに向けただいたいの目安であり、あまり神経質になる必要はありません。

「小さなスプーンで1さじからはじめ、少しずつ増やしていく」と考えると、赤ちゃんスプーン1杯でも間違えではないかもしれませんね。

 

小さじ1杯か赤ちゃんスプーン1杯か、自分の赤ちゃんの食欲や食べものへの興味によって、使い分けるというのも方法のひとつでしょう。

 

なぜ離乳食は1さじからはじめるの?

大人から見ると、離乳食の1さじはほんのちょっと。

はじめてとはいえ「こんな量で良いの?」と思ってしまいますよね。

離乳食ではじめての食材を1さじから与えるのには、主に3つの理由があります。

 

【食べもの自体に慣れていないため】

赤ちゃんにとって、食べものは未知の世界です。

まず母乳やミルク以外のものを飲み込むのも大変なことであり、赤ちゃんによっては異物と感じるかもしれません。

 

大人にとってはほんの少しでも、赤ちゃんには大仕事。

少しずつ様子を見ながらあげるには、1さじ程度が良いでしょう。

 

【食べものを消化、吸収するのに慣れていないため】

赤ちゃんの消化吸収能力は、まだまだ未発達。

離乳食をはじめたからといって一度にたくさん食べさせてしまうと、消化不良を起こしてしまう可能性があります。

 

食べものを消化するのは、赤ちゃんの体にとって負担がかかるもの。

体調を崩したり下痢をしたりしないよう、少量ずつ与えて食べものに慣れさせてあげてくださいね。

 

【食物アレルギーを防ぐため】

赤ちゃんは生まれてから口にしているのは母乳かミルクしかないため、離乳食は生まれて初めて口にするものばかりです。アレルギーがあるかどうかわからないため、離乳食開始後ははじめて食べる食材は1さじから与え、アレルギー反応が出ないかチェックをし、反応がなければ少しずつ増やします。

 

もしもアレルギー反応が出ても、1さじであれば最低限の症状で済む場合が多いでしょう。

しかし最初から気にせず大量に食べていたらアレルギー反応が強く出て、重篤な状態に陥ってしまう恐れがあります。

 

大切な赤ちゃんに苦しい思いをさせないよう、きちんと1さじずつ与えて様子を観察しましょう。

 

離乳食の1さじのよくある勘違い

離乳食の1さじについて、よくある勘違いのパターンをご紹介します。

 

【1さじ=大さじ1杯?】

離乳食の1さじを、小さじではなく大さじだと思っていたママは多いようです。

小さじ1杯5gに対し、大さじだと15gと違いがあります。

 

【食物アレルギーが多い食べものも1さじから】

卵は1さじではなく、耳かき1杯程度からはじめるのが基本です。

その他のアレルギー反応が出やすい食材も、心配なら1さじの半分からなど工夫をすると安心ですよ。

 

まとめ

離乳食の1さじは、基本的には小さじ1杯のことです。

しかしこれはだいたいの目安であって、アレルギーが心配な食材以外は、そこまで神経質にならなくても大丈夫でしょう。

少しずつ、赤ちゃんの様子を見ながら進めれば良いですよ。

 

はじめての離乳食は、わからないことだらけで不安なもの。

悩んだ時はかかりつけ医や栄養士、先輩ママなどに気軽に相談してくださいね。

不安を解消してママが明るい気持ちでいれば、赤ちゃんも安心して離乳食を食べてくれるかもしれませんよ。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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