新生児の抱き癖は良くないの?

新生児の抱き癖は良くないの?

新生児期の赤ちゃんは泣くのがお仕事。

不安や不快な症状を、泣くことで一生懸命訴えています。

赤ちゃんが泣いていたら、手を止めて抱っこをしてあげたくなりますよね。

しかし抱っこをしすぎると「抱き癖がつくのでは」と心配しているママもいるのではないでしょうか?

 

今の育児では抱き癖は悪いことではなく、気にせずたくさん抱っこをするように勧められています。

抱っこしすぎる、ということはありません。

しかし「抱き癖」と言うと、なんだか良くない言葉のようにも聞こえるかもしれませんね。

初めての育児に試行錯誤する中、この言葉を言われたら不安になってしまうママもいるでしょう。

 

今回は「抱き癖ってなに?」「抱き癖はつけた方が良いの?」など、新生児の抱き癖について考えてみます。

調べてみると赤ちゃんを抱っこしてあげることには、たくさんのメリットがありました。

「抱き癖」に悩んでいるママは、是非読んでみてくださいね。

 

新生児の抱き癖とは?

新生児の抱き癖とは、泣いたら抱っこを繰り返すことで、抱っこですぐに泣き止むようになることです。

赤ちゃんが泣いていれば、抱っこをしてあやしてあげたくなりますよね。

しかし一昔前の育児では、

 

・抱き癖がつくと、ずっと抱っこをしていないといけなくなる

・抱っこしないと泣き止まないと、今後の育児が大変になる

 

などの理由から抱き癖をつけないよう、泣いてもすぐに抱き上げない方が良いという考え方が主流でした。

またこの考えは、赤ちゃんの自立心を育てるという、当時注目を浴びた育児書の影響とも言われています。

 

人によって考えはさまざまですが、おばあちゃん達が育児をしている時代は、抱き癖をつけない育児が当たり前だったようです。

そのため今も「赤ちゃんは抱っこしすぎない方が良い」という話を聞くことがあるのでしょう。

 

赤ちゃんが泣いているのに放っておくの?と不安になるママもいますよね。

しかし、このアドバイスは、子育ての大変さを知っている先輩ママ達が、初めての育児に奮闘する新米ママの育児が少しでも楽になることを願ってのことです。

そういう考え方もあったんだな、と1つの意見として捉えると良いかもしれません。

 

【新生児の抱き癖】今はつけた方が良い?

前述のように、新生児の抱き癖は現在の育児では悪いことではありません。

赤ちゃんが抱っこを求めるのは自然な欲求であり、健全に育っている証拠とも言えるでしょう。

安心感や信頼感が生まれたり、発達面で良い影響があったりと、今はできるだけ抱きしめてあげた方が良いとの考えが多いようです。

出産した病院でも、赤ちゃんが泣いたらしっかり抱っこをするよう勧められたのではないでしょうか。

 

育児の「当たり前」や「常識」は、時代によって変化します。

抱き癖の心配はせず、赤ちゃんの要求には抱っこをして応えてあげるのが、今の育児法でしょう。

抱き癖についてのアドバイスにも、今のやり方を説明して上手に返答したいものですね。

 

新生児の抱き癖にはメリットがたくさん

新生児期に抱き癖を気にせずたくさん抱っこをしてあげることは、赤ちゃんにとってさまざまな良い影響があるようです。

 

【安心し、情緒が安定する】

抱っこでしっかりと愛情を感じると安心し、赤ちゃんの情緒も安定します。

心が落ち着いていてご機嫌な時間が多いと、ちょっとしたことで泣いたり怒ったりすることも減るかもしれません。

 

【子育てがスムーズになる】

泣いている時に抱っこで欲求に応えてもらえた赤ちゃんは、落ち着いて泣き止むのも早いようです。

 

すぐに泣き止んでくれると、ママもホッとしますよね。

たくさんの抱っこでママへの安心感や信頼感が芽生えると、その後の育児もスムーズになるでしょう。

 

【自立心を促す】

泣いたら抱っこを繰り返すことで生まれたママへの安心感や信頼感は、赤ちゃんの自立心を育てます。

ママという絶対に安心できる存在があることで、新しいことへチャレンジする勇気が湧くのです。

 

【スキンシップが増える】

肌と肌が触れあう抱っこは、赤ちゃんにとって1番のスキンシップでしょう。

スキンシップをすると、幸せホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」が分泌されます。

オキシトシンは愛着を深め成長を促すだけでなく、情緒を安定させたりストレスへの耐性を高めて体を健康にしたりといった、多くの効果が期待できるようです。

 

しかもこのホルモンは赤ちゃんだけでなく、ママやパパも分泌されます。

スキンシップが増えるとオキシトシンもたくさん分泌され、穏やかで楽しい気持ちで子育てができそうですよね。

 

まとめ

新生児期には抱き癖の心配はせず、たくさん抱っこをしてあげることで赤ちゃんの心身は健康に育ちます。

一昔前では良くないとされていた抱き癖も、現在の育児では赤ちゃんの健全な発達に良い影響を与える、大切なものとして認識されているようです。

 

もちろん泣いたからといって、必ず抱っこしなければいけないことはありません。

ママの無理のないように、が大前提です。

大変な時は周りの安全を確認したうえで声掛けをし、少しくらい泣かせていても大丈夫ですよ。

 

子どもを思いっきり抱っこできるのは、人生の中のほんの数年です。

今だけの貴重な時間を大切に、たくさん抱きしめてあげたいですね。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

この記事もおすすめ

int(8)

【生後0~3ヶ月】寝相アートで月齢フォト撮影

寝相アートで月齢フォトを撮影しよう 生後0~3ヶ月頃のねんね時期の赤ちゃんは、...

赤ちゃんの名前の決め方

赤ちゃんの名前 赤ちゃんにどんな名前をつけてあげようか、お腹の中にいるときから...

新生児の夜泣きに注意したい4つのこと

新生児の夜泣きに注意したい4つのこと

新生児特有の「夜泣き」とは? 赤ちゃんが生まれたら、今までと同じように好きな時...

新生児の赤ちゃんの体の成長

身長・体重 産まれたばかりの赤ちゃんは、パパやママの想像以上に、身長・体重の個...

赤ちゃんの名前占いについて

赤ちゃんの名前占い 赤ちゃんの名前を決める際に、多くのママやパパが気にするのが...

【生後0ヶ月】働くママの悩み

【生後0ヶ月】働くママの悩みとは? 産休に入り、無事出産を終えたばかりのママ。...

ニューボーンフォトに使う小物は?

ニューボーンフォトの小物は何が必要? ニューボーンフォトとは、生まれたばかりの...

新生児ニキビの原因とケアの方法

新生児期に表れるニキビ 生まれたばかりの赤ちゃんの肌はツルツルできれいなイメー...

生後0ヶ月の赤ちゃんへのプレゼント

0ヶ月の赤ちゃんへプレゼントを贈ろう 待ちに待ったわが子の誕生はとても喜ばしく...

赤ちゃんの笑顔が見られる時期は?

赤ちゃんの笑顔が見られる時期は?

赤ちゃんの笑顔はいつから見られる? 寝ているだけでもかわいい赤ちゃん。そんな赤...

お七夜

お七夜・命名式とは お七夜とは、赤ちゃんが生まれてから7日目の夜のことを言いま...

赤ちゃんがミルクを飲み過ぎる時

赤ちゃんはミルクを飲み過ぎることがある? 新生児期の赤ちゃんは、ミルクを飲んだ...

新生児の赤ちゃんの注意すること

睡眠環境 今までママのお腹の中の羊水に浮かんで、守られて育ってきた赤ちゃんは、...

新生児の抱っこのポイント

新生児の抱っこのポイント

新生児の抱っこの仕方 生まれたばかりの新生児は小さくて柔らかくて、首がすわって...

生後0ヶ月の赤ちゃんの体重

生後0ヶ月の赤ちゃんの体重について 「赤ちゃん」と聞くと、まるまるとした肉付き...

新生児なのに泣かないのは大丈夫?

新生児なのに泣かないのは大丈夫? 赤ちゃんは泣くのが当たり前、と思っている方が...

新生児の生活にかかるお金

家計の支出の増加に注意 家族が増えると、これから始まる新しい生活にドキドキワク...

赤ちゃんのおしりの蒙古斑の原因は?

赤ちゃんのおしりの蒙古斑の正体は?

赤ちゃんのおしりの蒙古斑って何? 赤ちゃんのおしり、またはおしりから背中にかけ...

新生児の赤ちゃんとのふれあい方

新生児の赤ちゃんとのふれあい 赤ちゃんとふれあうことが大切だとは分かっていても...

赤ちゃんの名づけ・命名

赤ちゃんの名付けとは 赤ちゃんを授かったら、最初に悩み、考えることと言ったら名...

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php