月経の再開
産後7ヶ月経つと、ママの中にはそろそろ月経が再開する人もいます。ただ、母乳で育てていると、ホルモンの関係で月経の再開が遅れる傾向にありますので、この頃に月経が無かったからと言って焦る必要はありません。母乳だけで育てているママの中には、1年以上も月経が再開しなかったママもいます。
月経が再開してすぐは、ホルモンの分泌が安定していないので、今までのようにきちんとした生理がこないこともあります。少量の出血が続いたり、周期が不定期だったりすることもあります。少量の出血は、無排卵月経の可能性が高いですが、膣部びらんやポリープ、子宮頸がんの可能性も否定できません。原因不明の出血が続く場合は、早めに産婦人科を受診するようにしましょう。
また、月経が再開すると、避妊しなければ妊娠する可能性も出てきます。計画的な子づくりのためにも、出来る限り基礎体温を測ったり生理周期を記録するなどして自己管理に努めましょう。月経の再開と共に、ホルモンバランスの乱れからイライラやストレスが溜まりやすくなる時期です。無理をせず、体調を崩してしまう前に、家族のサポートを受けるようにしましょう。
腰痛・腱鞘炎
生後7ヶ月の赤ちゃんは、離乳食もスタートし、これまでよりも体重が増えていきます。また、赤ちゃんによっては人見知りが始まるため、ママが抱っこする回数も増えてくるでしょう。これにより、腰痛や腱鞘炎といったトラブルが発症しやすくなります。なるべく体に負担のかからないよう、抱っこの仕方を変えてみたり、骨盤ベルトなどを使用して腰の負担を和らげるようにしましょう。
人見知りの激しい赤ちゃんの場合、ママでなければ嫌と泣き叫ぶ子もいます。より一層、ママの負担が増えてしまいますので、ママでなくてもできる家事などは、パパや家族にお願いして休める時間を少しでも作るように工夫しましょう。人見知りそのものは成長と共に落ち着いてくることが多いので、あまり気にせず過ごすようにしましょう。
便秘
赤ちゃんのお世話に追われることで、ゆっくりトイレに入る時間もなくなります。特に母乳育児のママは、水分がとられることで便秘になりやすくなりますので注意が必要です。便秘解消のためには、1日1.5~2ℓの水分摂取を目指し、食物繊維の多い食事を摂るなど工夫しましょう。
朝起きて冷たい水を1~2杯飲んだり、毎日同じ時間にトイレに行く習慣をつけるなど排便リズムを整えることも大切です。それでもなかなか解消されない場合は、早めに産婦人科へ行き、薬を処方してもらうと良いでしょう。