生後7ヶ月の赤ちゃんの身近に起こる事故
ずりばいが始まると、赤ちゃんの行動範囲が広がり、スピードも一気に早くなります。
物をつかむ、引っ張るなど、時にはいたずらをすることも。
一瞬目を離すと、はっとするような事故が起こる危険性があります。
事故を未然に防げるように、対策を万全にとっておきましょう。
今回は、生後7ヶ月の赤ちゃんに起こりやすい事故について紹介します。
生後7ヶ月の赤ちゃんの誤飲事故
赤ちゃんは、トイレットペーパーの芯を通るものは飲み込んでしまうため、誤飲事故には注意が必要です。
【誤飲事故を防ぐ環境づくり】
赤ちゃんが誤飲しそうなものは床や手の届くところに置かないことには、十分に気を付けてきたかと思いますが、今後は物を引っ張ったり、これまでつかめなかったようなものを手に取ってしまうことも。
引き出しにはストッパーを装着し、赤ちゃんが自分で戸棚を開けられないような工夫をしましょう。
赤ちゃんが入ってきてほしくないスペースには、ベビーサークルや柵を設置するなどの対応も必要です。
この時期は特に、
・テレビの台の中
・床置きのゴミ箱
・タンスなどの引き出し
などに手をかけられないような対策を。
生後7ヶ月の赤ちゃんの転落事故
動きが活発になってきた赤ちゃんは、転落事故にも注意が必要です。
【おむつ交換台からの転落】
高さのあるおむつ交換台は、赤ちゃんは身をよじって逃げ出そうとしてしまうことがあります。
ベルトはしっかり装着し、赤ちゃんから目を離さないよう注意をしましょう。
【ベットからの転落】
短時間でもベビーベットから離れる時は、必ず柵を上げるようにしてください。
大人用のベットを使っている家庭では、ずりばいが始まった赤ちゃんをベットの上で遊ばせるのは危険です。
赤ちゃんを寝かせたくなる時もあるかもしれませんが、落ちてしまうこともあるので、やめましょう。
【椅子からの転落】
離乳食用のハイチェアで食事をする場合、必ずベルトは装着しましょう。
ハイローチェアやバウンサーがお気に入りという赤ちゃんもいるかもしれませんが、自分で勢いを付けて自在にゆらゆらと楽しめるようになってくる時期です。
ベルトをしっかり装着し、大人が見守る中で転落やケガに気を付けながら、楽しみましょう。
生後7ヶ月の赤ちゃんの窒息事故
寝返りも自在にできるようになり、布団での窒息事故が減少してくる時期ではありますが、油断はできません。
【布団による窒息事故】
赤ちゃんが眠っている時は、うつ伏せ寝や、顔にタオルや布団が被って苦しくなってしまうという事故に気を付けなければなりません。
苦しくなると自分で寝返りを打つこともありますが、眠っている間はうまくいかないことも考えられるため、うつ伏せでの寝かしつけは絶対に行わないようしましょう。
幼児用の中綿枕はこの時期はまだ使えません。タオルも、顔回りには置かないよう注意しましょう。
【食べ物による窒息】
赤ちゃんの離乳食は、月齢や進みに合った食べ物を気を付けて与えているかと思いますが、大人と一緒の食卓に並ぶ時には注意が必要です。
赤ちゃんは気になるものに手を伸ばしてしまいますし、大人が口に入れている姿を見ると、赤ちゃんも口に入れてしまう可能性があり、のどを詰まらせてしまうことも考えられます。
手が届かないようしっかり気を付けて、一緒に食事を楽しみたいですね。
生後7ヶ月の赤ちゃんのケガ
行動範囲が広がった赤ちゃんのケガは、以下のような場面で起こります。
【ぶつける】
テレビの台や家具の角など、赤ちゃんがぶつかる可能性がある場所は多くあります。
赤ちゃんの目線で今一度部屋を見渡し、危険な箇所にはガードを装着、床はカーペットやショイントマットなど、クッションになるものを敷いてあげるといいでしょう。
【指を挟む】
赤ちゃんが興味を持って開けてしまう引き出しは、指を挟む危険性もあります。
ストッパーを装着し、開けられないような対処を。扉やサークル、柵などを閉める時には、赤ちゃんの手が挟まらないか、気を付けてあげてください。
【ヤケド】
赤ちゃんは、家具の配線が大好きですが、特に気を付けたいのが、ケトルやポットなど、お湯を扱う家電の配線です。
配線を引っ張り赤ちゃんがお湯をかぶるというヤケドの事故は、ずりばいが始まった赤ちゃんに多くみられる事故です。
赤ちゃんの生活スペースでは置かないように気を付けましょう。
他にも、大人のお茶や食卓に並ぶ汁物、熱くなったお皿に手をかけて火傷をすることも。
赤ちゃんと一緒の食卓に並ぶ時や、ママがお茶を飲む時なども、熱いものは特に気を付けて手が届かないところに置くようにしてください。
【感電】
コンセントは、ちょうど赤ちゃんの目線と同じ位置にあります。
穴が開いているとつい指を入れたくなってしまうことも。
コンセントカバーはしっかり装着しましょう。
携帯電話の充電器は挿したままにしている人が多いですが、赤ちゃんが先端を舐めてしまう危険性があるため、片づけましょう。
まとめ
赤ちゃんの行動範囲が広がり、思わぬところに危険が潜んでいることがあります。
赤ちゃんの目線になって、今一度部屋の環境を見直しておきましょう。