生後7ヶ月でお座りしないのは大丈夫?
生後7ヶ月の赤ちゃんが、
・お座りをしない
・お座りが安定しない
・お座りさせようとしたら嫌がることが多い
など、お座りに関して気になることがあると、成長の個人差や個性があるとは分かっていても心配になってしまう場合もありますよね。
一般的に、生後6ヶ月~7ヶ月頃になると、手を前についてお座りできるようになる子が増えてきます。
離乳食を食べる時にも座って食べることが多いですね。
そのため、まだお座りができないのは発達に問題があるのでは?と気になるママもいるようです。
しかし、結論から言うと、多少不安定でも手をついて座ることができるのであれば、大きな心配は必要ないことが多いです。
また、お座りができないわけではないけれど、お座りを嫌がる子もいるでしょう。
中には嫌がって椅子から抜け出そうとする子もいるかもしれません。
今回はそんな生後7ヶ月頃の赤ちゃんの「お座り」について見ていきましょう。
生後7ヶ月のお座りはどんな感じ?
赤ちゃんがお座りができるようになるまで、次のようなステップを踏みながら成長していくことが多いようです。
ステップ1.背中が丸まり、手を前について少しの間だけ座れるようになる
ステップ2.前に手をついて5分程度座れるようになる
ステップ3.手を前につかなくても背筋を伸ばして座れるようになる(まだまだ倒れることはある)
ステップ4.お座りが安定して、自分の周りのおもちゃを手で取ることができる
ステップ5.お座りしているところから姿勢を変えても、またお座りに戻ることができる
生後7ヶ月くらいだと、ステップ1に入ったくらいから、ステップ3くらいができるようになる子もいます。
ただし、先述もしたように個人差が大きいので、しっかりお座りが完成している子もいれば、まだお座りができそうな前兆もない子もいるでしょう。
また、ステップ1からステップ5に進むまでのペースも、個人差が大きいです。
お座りがしっかりできるようになるためには、背中や腰の骨・筋肉が十分に発達していることが重要なので、その体の発達のペースも赤ちゃんによってそれぞれだからです。
お座りを嫌がるのはなぜ?
お座りはある程度できるけれども、お座りを嫌がる赤ちゃんもいます。
その理由はなんでしょうか。
【体勢がつらい】
お座りのステップにもあったように、最初は背中を丸めた姿勢で、手を前についた形のお座りから始まることが多いです。
そのため、背中が丸まってお腹が苦しかったり、手も使えませんし、手を床から離すと体が倒れて怖いなどということから、お座りをしたがらない子もいます。
【動きたい】
お座りより先に、寝返りができるようになる子も多く、またずりばいやはいはいで移動できるようになる子もいます。
寝返りと寝返りがえりを繰り返して器用に移動したり、ずりばいやはいはいで移動できるようになれば、それが楽しく、じっと座っているよりも動くのが楽しいと感じているのかもしれません。
寝返りやずりばいによっても、背中やお腹の筋肉がついてきて、しっかり座る筋肉をつけています。
食事の時に動かれるのは困りますが、そうでないときには無理にお座りをさせるのではなく、動きたい気持ちを優先して遊んであげられるといいですね。
お座りの練習の方法は?
生後7ヶ月でお座りしないからといって、無理に練習させる必要はありません。
特にお座りするのを嫌がるようなら、まだしたくない時期だとも考えられます。
「座って遊びたい」という気持ちが出てきたら、自然にお座りの姿勢をとるようになることもあるので、まずはスキンシップの一環で次のように目線を変えて遊んでみるといいかもしれません。
【ママのお膝の上でお座り】
ママの膝の上に座らせて、スキンシップを楽しみながら座る姿勢で遊ぶこと、目線が変わることを楽しませてあげましょう。
ただし、何らかの理由で首がしっかりすわっていない場合、座る姿勢が赤ちゃんの体への負担になることがあります。
そんな時はママの体に寄りかからせる姿勢で座らせてあげるといいですね。
※7ヶ月で首がしっかり座っていない時は、必ず小児科を受診するようにしましょう。
【周りを何かで支えてあげ、座った姿勢で一緒に遊ぶ】
首が据わったら、周りを授乳クッションや柔らかいクッションで囲んであげたところに座らせ、目の前におもちゃを置いたり、絵本を読んであげたりしながら一緒に遊ぶのもいいでしょう。
座って遊ぶ楽しさを感じてくれるかもしれません。
最初は短い時間から始め、嫌がったらねんねの姿勢に戻したり、抱っこしてあげるなど、少しずつやってみましょう。
まだお座りが安定しないときは、必ず危なくないスペースで座らせ、赤ちゃんから目を離さないようにしてください。
まとめ
生後7ヶ月でしっかりお座りをするかどうかは、赤ちゃんによって異なります。
生後6~7ヶ月は乳児健診の時期でもあるので、気になることがあれば健診の際に医師に相談するといいでしょう。
問題ないと言われたのであれば、そればかり気にし過ぎないことも大切。
運動発達だけでなく、赤ちゃんは毎日少しずつ、いろんな部分が成長しているので、それを見守っていきましょう。