出産祝いの断り方は?
赤ちゃんが産まれると、いろんな方からありがたいことに出産祝いをいただきますよね。
お祝いの気持ちは嬉しいものではありますが、あまりにもたくさんいただいてしまうと、気持ちとしても負担になったり、お返しの品で悩んだり。
そのため、1人目の時はいただいたけれど2人目以降は出産祝いを断っている、遠くに住んでいる方からわざわざ贈ってもらうのは断っているというママもいるようです。
しかし、断りたいと思っていても、なんといって断れば良いのかも悩むことでしょう。
お祝いの気持ちはありがたく受け取りながらも、品を贈っていただかなくても大丈夫という気持ちを伝えるには、どのような断り方をすれば良いのでしょうか。
出産祝いを断るタイミング
出産祝いを断る時には、まず断りたいことを伝えるタイミングが大切です。
出産祝いは、基本的に赤ちゃんが産まれて生後7日から1ヶ月内に贈るようにするのが一般的だとされています。
そのため、断るタイミングが遅くなると、もうすでに出産祝いを用意しているということになりかねません。
断るタイミングは、もし出産前に「産まれたら出産祝いを贈りたい」と言われたり、「出産祝いは何がいい?」などと聞かれたら、そのタイミングで断ると良いでしょう。
また、出産して数日内に無事に産まれた報告をした際に「贈りたい」と言われたら、断りを入れるのが良いでしょう。
出産祝いの上手な断り方
出産祝いを断る際には、どのように断ると良いのでしょうか。
角が立たず、相手のお祝いしたい気持ちは受け取りながらも、上手に断るには次のポイントを押さえておきましょう。
【相手のお祝いの気持ちを受け取る】
まずはお祝いを断る前に、
「お祝いしていただき、ありがとうございます。」
などと、相手の気持ちを素直に受け取ったことを伝えるようにしましょう。
そのあとで、
「お気持ちだけで大変嬉しいです。」
「気を遣わせてしまうのは申し訳ないです。」
などと伝えて断りましょう。
また、出産の近い友だちや兄弟などの場合は、
「お互い様だから、気を遣い合わないようにしよう。」
と断るのも良いでしょう。
もし断りづらい相手であったら、
「産後、体調が良くなく、申し訳ないのですが、お気持ちだけ受け取らせていただけるとありがたいです。」
と伝えると、角が立ちにくいです。
体調が悪い相手に贈って、色々と気遣いさせると申し訳ないと思い、辞退しようと考えてくれるかもしれません。
【2人目の場合は何度も申し訳ない気持ちを伝える】
2人目の場合は出産祝いを辞退する方も少なくありません。
「何度もいただくのは申し訳ないです。」
「一通り育児の道具は揃っているので、お気持ちだけ受け取らせてください。」
など。
2人目の出産祝い品を選ぶのは悩まれる方も多いので、そのように伝えると、相手も育児用品が揃っているなら大丈夫かな?とお祝いを辞退してくれるかもしれません。
【今後もお付き合いしたい趣旨は伝える】
出産祝いは断ったものの、今後のお付き合いに影響が出るのは避けたいですね。
お祝いは断ったけれど、
「育児が少し落ち着いたら、赤ちゃんをお披露目しに遊びに行かせてください。」
「また今度ご飯でも一緒に行きましょう。」
などと約束をし、今後も仲良くしていきたいことを伝えるとさらに良いでしょう。
出産祝いのNGな断り方
NGな断り方は、自分の気持ちだけを伝える断り方です。
「お返しが面倒だから、受け取りたくない」
「必要なものはもうないから断りたい」
「忙しいから受け取っている暇はない」
など、これが本音であったとしても、それをそのまま相手に伝えるのは失礼です。
相手は自分のことを思って、出産祝いを贈ろうとしてくれています。
そのお祝いの気持ちを受け取りながら、角の立たないように断るようにしてください。
目上の人からのお祝いは断ることが失礼になることも
出産祝いを辞退するということは基本的に問題ない行為ではありますが、会社の上司やパパの親戚など、なかなかお祝いの申し出を断りきれないこともあるかもしれません。
また、断ること自体が失礼だと思われることもあります。
そんな時はお言葉に甘えて、お祝いを受け取り、内祝いは悩みすぎず定番のものを返すようにしましょう。
カタログギフトやお菓子などであれば、どんな方に対しても定番で喜ばれやすいので、パパに手配してもらうと良いでしょう。
まとめ
出産祝いは嬉しいものの、たくさんいただくと、産後間もなく、赤ちゃんのお世話で忙しい時期には負担となる場合もありますよね。
そんな時はお祝いの気持ちだけでも十分嬉しいことを伝え、上手に断るということも選択肢の1つとして考えてみましょう。
ただし、目上の方からのお祝いは、受け取らないこと、断ること自体が失礼になる場合もあります。
相手との関係なども考慮することが大切です。
お祝いをする側も、お祝いしてもらう側も相手のことを思いやりながら、お互いが納得のいく方法でこれからもお付き合いできると良いですね。