育児休暇後の仕事復帰は不安がいっぱい
育児休暇中のママが、いざ仕事復帰をするとき、「休む前のように仕事ができるか」「仕事と育児との両立ができるか」など、不安がいっぱいですよね。
女性が社会進出をするのが当たり前となった今、妊娠出産を経て職場復帰をする女性は多数います。
しかし、育児中のママを取り巻く職場環境はまだまだ改善されていないところも多く、子どもの急病や学校行事などで休んだり、遅刻早退をすることを好ましく思っていない職場もあるようです。
少しでも、働くママがストレスなく働くためにはどうすれ良いのでしょうか。
そこで今回は、育児休暇後の仕事復帰に向けてできる事前準備について詳しくご紹介します。できるだけスムーズに職場復帰するために、計画的に進めていきましょう。
①職場と事前に打ち合わせしておく
仕事復帰する日程が決まったら、職場と事前に打ち合わせをしておくことが大切です。
電話でもできますが、休んでいる間の社内や業務の変化などがあるかもしれませんので、できれば会社へ行き、復帰の挨拶も兼ねて上司と顔を合わせて話しをしましょう。
【面談する内容】
・就業時間
・業務内容(または配属先の変更の有無など)
事前の打ち合わせでは、上記のような内容について上司と話し合うようにしましょう。
遠慮せずにしっかりと希望を伝え、無理のない職場復帰の環境を整えておくことが大切です。
②保育園入園に向けて準備する
保育園入園に向け、しっかりと準備することも大切なことです。
具体的なスケジュールが決まったら、以下のようなポイントをおさえ、計画的に進めていきましょう。
【①断乳・部分断乳を検討してみる】
まだ授乳中の場合、部分断乳または断乳を検討してみましょう。ただし、1歳未満の赤ちゃんの場合、離乳食でしっかり栄養がとれていること、おっぱい以外の方法で水分補給ができていることが必須条件となります。
生後4~5ヶ月など月齢がまだ低い赤ちゃんの場合は、赤ちゃんの心と体の負担を考えて、完全に断乳するよりは部分断乳がおすすめです。日中はミルク、帰宅後夜間のみ授乳するという方法です。
どちらにしても、おっぱいをやめるというのは、赤ちゃんにとって不安がいっぱいなものです。無理なく計画的にスケジュールをたて進めていきましょう。
もし完全に断乳をするという場合は、当日はどんなに赤ちゃんが欲しがってもママは絶対あげてはいけません。それくらいの覚悟でしっかり行わなければならないため、赤ちゃんの様子を見ながら、母子ともに無理のないスケジュールで行ってくださいね。
【②慣らし保育を始める】
突然、ずっと一緒に過ごしていたママと離れ、見知らぬ環境に預けられる赤ちゃんは、パニック状態になってしまいます。
そのため、事前に赤ちゃんにも保育園へ行くことを伝え、短時間の慣らし保育からスタートさせましょう。人見知りや場所見知りが激しい子は、なかなか思うように慣らし保育が進まないこともあります。
担当の先生と連携をとって、赤ちゃんが楽しく保育園に通えるようにしましょう。ママも赤ちゃんを預ける時は笑顔で送り出すようにしてください。
【③入園準備をする】
入園説明会などで、事前に準備しておくものを確認しておきます。
足りないものがあれば、早めに購入しておき、持ち物すべてに名前付けを行いましょう。文字の読めない赤ちゃんでもわかるように、赤ちゃんの好きなキャラクターのシールなどを名前と一緒に貼り付けておくと目印になります。
③家事分担についてパパと話し合う
育児休暇明けに最もママを悩ますのが「仕事と家事の両立」です。
ママの家事の負担が重すぎると、仕事復帰後すぐに体を壊したり、イライラしたりすることになりかねません。
そうならないためにも、事前にパパと家事分担についてしっかり話し合うようにしましょう。
【パパと家事分担について話し合うポイント】
パパと家事分担について話し合うポイントは以下の通りです。
・保育園の送迎
・食事の支度と片付け
・お風呂掃除とお風呂
・洗濯
ママが仕事復帰をすると、朝と夕方の時間はとても忙しくなります。
なるべく負担が偏らないように、パパが早く帰宅できる時は保育園のお迎えに行ってもらったり、ママが夕食の準備をしている間にパパはお風呂を掃除し、そのまま赤ちゃんをお風呂に入れるなど、上手に分担するようにしましょう。また、効率よく家事がこなせるように、洗濯乾燥機や食洗機などの便利な家電の購入も検討してみましょう。コストはかかりますが、洗濯物を干す、食器を洗うなど、家事の手間を少しでも減らせるメリットは大きいです。
本格的に仕事復帰する前に、これらのことは夫婦でシミュレーションすることをおすすめします。
保育園のお迎えで手間取ってしまったりして、赤ちゃんを不安にさせることがないようにしたいですね。
パパと家事を分担する場合、やり方にあれこれ口出ししたり、やり直したりすることはしないようにしましょう。
自分の思った通りにならないとイライラすることもありますが、感謝の気持ちを表現し、お互い気分良く家事や育児ができるように心がけてみてください。
まとめ
育児休暇明けの仕事復帰は、想像以上に負担が大きいものですが、仕事復帰をするメリットもたくさんあります。
無理せず、すべて完璧にこなそうとしないことが、仕事と家事育児を両立するコツですよ。
働くママは子どもからも、輝いていてかっこよく見えるでしょう。大変なことも多いと思いますが、今回ご紹介した事前準備をしっかり行い、胸を張って職場復帰を果たしてみてください。