生後5ヶ月の赤ちゃんの離乳食には悩みがいっぱい
そろそろ離乳食をスタートさせようというママも多い、生後5ヶ月頃。
どのようにスタートさせればいいのか、スタートさせたものの上手く進まないなど、離乳食についての悩みは様々ですが、何かしら悩みがあるというママが多い時期です。
そこで今回は生後5ヶ月頃の離乳食をスタートする前、またスタートしたばかりというママが抱えやすい離乳食の悩みについてまとめました。
《生後5ヶ月の赤ちゃん》よくある離乳食の悩み
生後5ヶ月頃の赤ちゃんを育てるママによくある、離乳食の悩みについてみていきましょう。
【1.スタートのタイミングが分からない】
まず、そもそも離乳食をいつスタートさせるかは、大きな問題ですよね。
なんとなく周りが始めたから、離乳食教室にも参加したから、生後5ヶ月を迎えたから…と始める方もいますが、大きく個人差のある時期なので、赤ちゃんの様子を見て、始め時かどうかチェックしてみましょう。
よく言われる離乳食をスタートさせるタイミングの目安は、
・首がしっかり据わっている
・支えてあげると座れる
・大人の食べ物や食べる様子に興味を見せる
・食べ物を見せると口をもぐもぐさせたり、よだれを出したりする
・スプーンを口に入れても舌で押し出さない
などです。
ただ、これらの全ての様子が赤ちゃんに見られる=離乳食を順調に始められるというわけではなく、始めてみないと分からないこともあります。
また、離乳食を作る側の準備も整っていることが大切です。
忙しいときや体調を崩しているときなどは避け、気持ちや時間に余裕が持てる時期に始めるのがいいでしょう。
【2.進め方が分からない】
離乳食は少しずつ食べられる食材を増やしたり、食材のかたさや大きさを変えたりしながら進めていきます。
始めたばかりの時はどのくらいのかたさがいいのか、どのタイミングで食材を増やしていくといいのかなど、悩むことも多いでしょう。
目安となる進め方は、離乳食の本やサイトなどに詳しく書かれていますが、順調に進められるとは限りません。
進め方に悩んだら、赤ちゃんの様子を見て固さや大きさ等を調節したり、離乳食教室や小児科で進め方を相談してみるといいでしょう。
【3.離乳食を食べてくれない】
離乳食を食べてくれないという悩みを持つママも多いようです。
そんな時はまず口の動きを観察してみましょう。
ただ食べたくなさそうなのか、上手く食べられないから口から出ているだけなのかを観察します。
食べたくなさそうな様子であれば、たまたま気分が乗らない時間帯だったり、お腹が空いていないのかもしれません。
時間帯を変えてみるなど、赤ちゃんの機嫌のいいときに再挑戦してみるのもいいですね。
また、まだ食べ物自体に興味がなく、離乳食をスタートするタイミングではない可能性もあるので、数日から1週間程度休憩し、また再開するという方法もいいですよ。
上手く飲み込めず、口から出てしまっている場合もあります。
わざと口から出しているわけではないので、そんな時は1口1口、ゆっくり様子を見ながら食べる練習をしましょう。
赤ちゃんが口を開けたら、舌の上に食べ物をそっと乗せ、上手に飲み込めたらたくさん褒めてあげましょう。
この時期の離乳食はあくまで食べることに慣れる、食べる楽しさを覚えるのが目的。
栄養は母乳やミルクがメインなので、絶対決められた量を食べさせないといけないということはないので、難しく考えすぎず、ゆっくり「食べる練習をしている」という感覚で赤ちゃんとママのペースを大切にしながら挑戦してみてください。
【4.嫌がる食材がある】
特定の食材を嫌がったり、見るだけで食べないと言った反応をすることがあります。
この時期は本格的に味の好き嫌いが始まるというよりは、以前食べたときの舌触りや熱さが嫌だったため食べない、という可能性もあります。
日にちを開けたり、舌触りをなめらかにするためにとろみを加えるなどすると、食べるようになることもありますよ。
また、使用するスプーンの大きさや感触の好き嫌いも関係している場合もあります。
他のスプーンで挑戦してみるのもいいですね。
【5.アレルギーが心配】
食物アレルギーが心配で、離乳食開始前にアレルギー検査を希望するママもいますが、検査をしてもアレルギーがあるかどうかはわからなことがほとんどです。
そのため、この時期は新しい食材に挑戦することが多いですが、必ず初めての食材は1さじずつあげるようにしましょう。
そして、離乳食を食べた後は赤ちゃんの様子も観察してみてください。
何か症状があればかかりつけの小児科に診察に行けるよう、小児科の診察時間に離乳食を食べさせるようにするといいですね。
まとめ
離乳食を始めたばかりの頃は、特に悩みが多く、迷うこと、戸惑うことも多いものです。
しかし、初めてなのはママだけではありませんよ。
赤ちゃんはミルクや母乳ではなく、初めて食べ物を食べるのです。
ママ以上に赤ちゃんは離乳食に戸惑っている可能性もあるため、最初から上手くいかないのは当然のこと。
スムーズに進められればラッキーと考え、ママと赤ちゃんのペースで、時には立ち止まって休憩も入れながら、少しずつ進めていきましょう。