持ち運びできるチャイルドシートはあるの?
車でのお出掛けに必須のチャイルドシート。
車に設置するとなかなか取り外す機会はありませんが、持ち運びができたらいいのになと思ったことはありませんか。
赤ちゃんが寝てしまった時にそのまま起こさずに家へ運びたい、タクシーやレンタカー、両親の車などに乗る機会がある場合にチャイルドシートが欲しい…など。
実は持ち運びのできるチャイルドシートはあるんです。
今回は、持ち運びができるチャイルドシートとはどのようなものか、メリットやデメリットも紹介するので参考にしてくださいね。
持ち運びできるチャイルドシートってどんなもの?
持ち運べるチャイルドシートとはどのようなものなのでしょうか。
【①新生児から1歳頃まで使える】
申請時から使える持ち運び可能なチャイルドシートは、トラベルシステムと呼ばれています。
トラベルシステムは、以下のような様々な使い方ができる機能がありますよ。
・チャイルドシート
・システム対応のベビーカー
・キャリー
・バウンサー
・チェア
自宅や病院で赤ちゃんを乗せ、車へ運んだら、車に装着すればチャイルドシートに早変わり。
その他、お出かけ時には車から降ろしてベビーカーに装着したり、おうちにいる時はキャリーやバウンサー、チェアとして使えます。
【②1歳から使える】
1歳から使えるチャイルドシートは、座面が折り畳みできて持ち運び可能なものもあります。
また、肩ベルトの高さ調整ができるものもあるので、1歳から7歳まで使用でるものもあります。
【③3歳以降に使えるもの】
3歳頃から使用可能になるチャイルドシートはジュニアシートと呼ばれ、持ち運びも簡単。
11歳頃まで長く使用できるものもあります。
重さも2㎏以下のものが多く、別の車に簡単に付け替えることができます。また、携帯型のジュニアシートは鞄の中に収納できるほど、小さく折り畳めるものもあります。
持ち運びできるチャイルドシートのメリット
持ち運びができるチャイルドシートのメリットは、何より軽い、持ち運びが簡単というのがメリットです。
折り畳み式や軽量タイプなら、タクシーやレンタカー、友人の車、祖父母の車で出掛ける際でも持っていけるものも。
その他、新生児から使えるトラベルシステムのメリットには次のようなものがあります。
【①寝ていても移動できる】
持ち運びできるチャイルドシートの最大の特徴は、車での移動中に赤ちゃんが寝てしまっても、抱っこ紐などに移さずに移動することができるところです。
赤ちゃんの体勢を変えずに移動することができるので、赤ちゃんの眠りを妨げることもなく買い物や食事を楽しむことができます。
【②バウンサーの代わりになる】
トラベルシステムは、バウンサーとしても使用できるので、お出掛け先で寝てしまった際の寝る場所にも使用できます。
自宅でもママが家事をしている間、バウンサーとして近くに置いておくこともできます。
また、外食に行く時や、友人や祖父母の自宅に行く時、ピクニックにも赤ちゃんの居場所として使用することができるのもメリットではないでしょうか。
【③夏場もシートが熱くならない】
チャイルドシートは、夏の暑い車内の中に付けっぱなしなのでシートが熱くなり熱中症の心配もあります。
その点、トラベルシステムであれば、赤ちゃんが乗っているシートごと買い物などへ運べるので、シート自体が熱くなることはありません。
持ち運びできるチャイルドシートのデメリット
持ち運びできるチャイルドシートのデメリットを解説していきます。
【①使用期間が短い】
持ち運びできるチャイルドシートは、使用期間が限定的なものもあります。
特にトラベルシステムは1歳頃までと決められていますが、6歳までチャイルドシートを使用する義務があるので、使用できる期間を過ぎれば他のチャイルドシートへの買い替えをしなければなりません。
【②持ち運べるけど重たい】
新生児から使用できる持ち運びできるトラベルシステムは、メーカーによって異なりますが最低でも3㎏ほどあります。
そこに、3㎏の赤ちゃんも乗せると最低でも6㎏になります。
子どもが大きくなると、その分重たくなるので長距離を運ぶのが大変になることもあるでしょう。
【③シートベルトでの固定が大変】
持ち運べるのは便利ですが、シートベルトで正しく固定をすることを1回1回意識しなければいけないことも。
きちんと固定ができていないと、事故にあった時に赤ちゃんが怪我をする可能性があります。
慣れるまでは、どこにシートベルトを通すのかなど説明書などを確認しながら、正しく車への装着を行うことが大変だと感じることもあるでしょう。
まとめ
持ち運びできるチャイルドシートは、取り付けタイプによって着脱の簡単さが変わってきます。
しかし、カーシェアやレンタカーをよく利用する方には、持ち運びができるチャイルドシートは便利なのではないでしょうか。
新生児から使用でき、家の中でも車でも使用できるトラベルシステムも魅力的ですね。
今回紹介した持ち運びできるチャイルドシートの、メリット・デメリットを参考に購入を検討してみて下さいね。