レンタカーでもチャイルドシートは必要
行楽の季節や帰省の時期など、必要に応じてレンタカーを利用することもあると思います。
子どもをレンタカーに乗せる場合には、チャイルドシートの手配を忘れないようにしましょう。
6歳未満の乳幼児のチャイルドシート使用は道路交通法で義務付けられており、レンタカーも例外ではないのです。(※)
違反した運転者は「幼児用補助装置使用義務違反」となり、罰則も与えられます。
では、レンタカーを利用する際、どこでチャイルドシートを手配すればよいのでしょうか。
今回は、レンタカー利用時のチャイルドシートについてまとめましたのでご覧ください。
※引用元:電子政府の総合窓口HPより 「道路交通法~第71条の三項3~」
参照(https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=335AC0000000105#674)
レンタカー会社で手配する場合
レンタカー会社では、オプションとしてチャイルドシートも一緒に借りることができます。数に限りがある場合もありますから早めに予約を入れておきましょう。
レンタカー会社で借りる場合、こんなメリットがあります。
【車種に合ったチャイルドシートが揃っている】
チャイルドシートを取り付ける場合、適合車種かどうか気になりますよね。
レンタカー会社のチャイルドシートの場合、安全基準に則り、その車種に合ったチャイルドシートが揃っています。普段使っているチャイルドシートを持ち込んで「使えなかった」という失敗がなくて済みます。
【レンタル料金が安い】
レンタカー会社のメイン商品はあくまでもレンタカーです。
チャイルドシートはオプション扱いなので、比較的安い料金で利用できることが多いようです。
また、会員になると割引や無料になるサービスを実施しているところもあります。
レンタカー会社では、リピーター獲得のために会員制度を取っているところがほとんどです。
チャイルドシートの料金も馬鹿になりません。今後も利用予定がある場合は、会員特典を確認してみるのも良いですね。
レンタカー会社以外で手配する場合
レンタカー会社以外で借りたチャイルドシートを持ち込む場合は、借りる車に取り付け可能かどうか、事前確認が必要です。
どんなところからチャイルドシートを借りることができるのかご紹介します。
【レンタル専門店】
ベビー用品専門のレンタルショップで借りることが可能です。
ベビー用品専門のお店なら、人気モデルのチャイルドシートが揃っていることも多いので、こだわりがある場合はチェックしてみましょう。
数ヶ月間など長期レンタルになれば割安ですが、1日や2日のレンタルの場合は割高になる傾向があります。
【交通安全協会や自治体で借りる】
交通安全協会や、自治体の窓口でもチャイルドシートのレンタルを行っているところがあります。
レンタルショップなどで借りるよりも、比較的に安価な料金設定のところが多く、なかには無料のところもあるようです。
ただし、別途クリーニング代が必要であったり、貸出台数が少なかったり、種類が少なかったりと、制限があることも多いようです。まずは、お住まいの地域の交通安全協会や自治体の窓口に問い合わせてみましょう。
なお、交通安全協会でレンタルする場合は協会への加入が必須となりますので、ご注意ください。
自分のチャイルドシートを持ち込む場合
普段は自家用車で使っているチャイルドシートをレンタカーに持ち込むのももちろん可能です。
赤ちゃんもいつものチャイルドシートだと安心できるかもしれませんね。
この場合も、借りる予定の車に取り付けることができるか、事前に確認しておきましょう。チャイルドシートの取扱説明書やブランドの公式サイトに、取り付け可能な車種の一覧が掲載されているはずです。
チャイルドシートを借りる際の注意事項
レンタカー利用時にチャイルドシートを借りる際は次のような点に注意が必要です。
【年齢や体格に合ったものを選ぶ】
チャイルドシートは、対象年齢によって大きく3種類に分けられます。
安全のためにも、年齢や体格に合ったものをレンタルしましょう。
・ベビーシート:新生児~1歳頃(体重13kgくらいまで)
・チャイルドシート:生後9ヶ月頃~4歳頃(体重9~18kgくらいまで)
・ジュニアシート:3歳~7歳頃(体重16㎏~36㎏くらいまで)
【自分で取り付ける】
チャイルドシートの取り付けは、基本的に自分で行う必要があります。
レンタカー会社で借りる場合スタッフが手伝ってくれる場合もありますが、装着点検、安全点検はパパやママがしなければなりません。
進行方向に対して後ろ向き、前向きなど取り付け方向が決まっています。
また、座席によっては取り付けられない席もあります。取扱説明書などで必ず確認しておきましょう。
【レンタカーは余裕を持ったサイズを】
たとえばパパママと子供3人の家族の場合。5人乗りコンパクトカーを選ぶことがあると思います。
しかし、3人分のチャイルドシートを取り付けると後部座席の真ん中に大人が座ることになり、左右をチャイルドシートに囲まれて乗り降りがとても不便ですよね。
レンタカーのサイズはワンランク余裕のあるサイズがおすすめです。
まとめ
駅や空港の近くで借りたり乗り捨てたりできるレンタカーは、赤ちゃん連れの家族旅行に便利ですよね。
レンタカーであっても、赤ちゃんの命を守るためにチャイルドシートの利用は必要です。チャイルドシートを正しく使用し、安全で快適なお出かけを楽しみましょう。