出産祝いに贈るとNGなものはある?
友人や親せき、職場の同僚や上司など、出産祝いを贈る場合に気を付けたいのが、プレゼントの内容ですよね。
何でもいいというわけにはいきませんから、贈る側も、プレゼント選びに悩んでしまうと思います。
出産祝いに贈るプレゼントに、特別「贈ってはいけないもの」はありませんが、出産祝いは、あくまで「お祝い事」ですから、縁起の悪いことを連想させるような品物は避けなければなりません。
そこで今回は、おめでたい出産祝いに贈ると失礼に当たる「NGなプレゼント」についてまとめました。
出産祝いを選ぶ際の参考にしてくださいね。
NGな出産祝いのプレゼント
では早速、贈ると失礼に当たるかもしれないNGな出産祝いのプレゼントについてご紹介します。
【カフェインやアルコール類】
妊娠中はもちろん、産後も母乳で育てているママは、カフェインやアルコールの摂取を控えていることが多いです。
相手がコーヒーが好きだから…お酒が好きだから…と言っても、やはり配慮に欠けてしまうため、出産祝いのプレゼントで贈るのは避けた方が無難でしょう。
【日本茶】
お茶ならば誰もが好むし、貰っても困らないかな…と思って日本茶を選ぶ方もいるかもしれませんが、実は日本茶というのは、香典返しで贈るイメージが強いため、あまり縁起の良いものとは言えません。
出産祝いとしてプレゼントするのは避けた方が良いでしょう。
【ハンカチ類】
ハンカチは実用性抜群なようですが、実はこれもおめでたい出産祝いのプレゼントには適さないと言われています。
ハンカチは、涙をぬぐうためのもの=「お別れ」や、手切れ=「絶交」をイメージすることから、お祝いの品としてはNGとされていますので気を付けましょう。
ただし、赤ちゃん用のおくるみやバスタオルなどは、あっても困らないものなので、出産祝いとして贈ってあげてもいいかもしれませんね。
【包丁など刃物類】
包丁や赤ちゃんの離乳食用のハサミ、爪切りなどの刃物類もNGなプレゼントです。
刃物=「縁が切れる」というイメージが強いからだと言われています。
ただし、場合によっては「悪いものを断ち切る」という解釈もされるため、人によって受け取り方は様々なようです。
【塩】
料理好きな相手に、特別な海水塩や岩塩などを贈りたい…という場合もあるかもしれませんが、実は塩も、お清めの儀式や葬儀を連想させるため、出産祝いなどのお祝い事に贈るプレゼントには不向きとされています。
【脂っこい食べ物】
疲れを癒してくれる甘いお菓子や、ちょっと贅沢なお肉の詰め合わせなども出産祝いに選ばれやすいですが、これらは産後のママにとっては食べられないことがあります。
甘いものや脂っこい食べ物は、産後ダイエットの妨げになるだけでなく、乳腺炎を引き起こす原因にもなるからです。
贈る場合は、少量に留め、ママの息抜きの時間に食べてもらうようにしましょう。
【靴下】
靴下や靴は、目上の人に贈るプレゼントに不向きと言われています。
「足で踏む」「踏んづける」などのようなイメージから、嫌う人もいるそうです。
赤ちゃん用のベビー靴下やベビーシューズなら問題ないでしょう。
お金を贈る際もNGがある!
出産祝いに現金を贈る方も多いと思いますが、お金も4=「死」、9=「苦」などを連想させる数字は避けるようにしましょう。
金額だけでなく、お札の枚数にも注意してくださいね。
もちろん、一人であげる場合だけでなく、職場など連盟であげる場合も同じです。
また同様に、割り切れる数字(偶数)の金額やお札の枚数はNGとされています。
割り切れる=縁が切れるという意味を連想させてしまうためだと言われています。併せて覚えておきましょう。
出産祝いのメッセージにもNGがある!
出産祝いのプレゼントに添えるメッセージにもNGワードがあるので注意しましょう。
基本的には、縁起の悪い「忌み言葉」がNGとされていますが、それ以外にも下記のように出産にまつわるNGワードもあるので気を付けてくださいね。
「ながれる」=流産を連想させる
「みじかい」=短命を連想させる
「頑張って」=頑張っているママにとってプレッシャーになる
「早く大きくなって」=赤ちゃんが小さい場合に不安になってしまう
など。
産後のママは、ホルモンなどの影響で心も体もデリケートな状態にあります。
お祝いの気持ちを添える場合も、十分に配慮し、言葉を選ぶようにしましょう。
まとめ
出産祝いのプレゼントには、意外と知らないNGがたくさんあることに驚いたママもいるかもしれませんね。
出産祝いを贈る際は、相手の立場に立ち、どんなものが喜ばれるのかを考えながら選ぶのが一番です。
どうしても選べない場合は、周囲の人に、実際にもらって嬉しかったプレゼントや、逆にもらって困ったプレゼントなどについて情報収集しておくといいかもしれませんね。
今回ご紹介したようなお祝い事にNGなプレゼントやNGな言葉なども踏まえて、素敵な出産祝いを贈るようにしましょう。