赤ちゃんのお七夜はする?しない?
赤ちゃんが産まれ、退院した後、生後7日目の日に行われることの多い「お七夜」。
お七夜は無事に生まれてきたことを祝う、赤ちゃんにとって最初の行事であることが多いですね。
昔は産後すぐに命を落とす赤ちゃんも多かったため、すぐには名前を付けず、この生後7日目を節目とし、名前を付けていたことから、この日に命名式を行う風習が残っています。
現代では医療も発達していることもあり、名前は妊娠中に決めたり、候補を絞っている方も多いので、生後7日目を待たずに決めて出生届を出す方も多いですね。
また、生後7日目というと、病院で出産される方はまだ退院していないか、退院直後であることが多い時期。
そんな中、お七夜をする必要はあるのか、と考える方もいることでしょう。
今回はお七夜をしないという選択肢もありなのかどうか、一緒に考えてみましょう。
赤ちゃんのお七夜をしない人もいる?
赤ちゃんのお七夜をするのかどうか悩み、実際しなかった先輩ママももちろんいます。
どのような理由から、お七夜をしなかったのでしょうか。
お七夜をしなかった理由として、多いものは次のようなものがあるようです。
・生後7日目はまだ退院していなかった
・体調がすぐれないのでしなかった
・退院直後であるため準備ができなかった
・お七夜をするつもりがなかった
・お七夜を知らなかった
など。
まず、生後7日頃は退院していない場合もありますよね。
退院をしていても、退院直後でもあるため、赤ちゃんやママの体調がすぐれなかったり、お祝いの準備が整わない場合もあるでしょう。
産前からある程度の準備を行っていないと、産後に全てのお七夜の準備をするのは大変です。
また、最初から退院直後であることを考え、するつもりがなかったという方も。
わざわざ忙しい時期にする必要はないと判断し、お祝いはお宮参りや百日祝いの時に改めてする方もいます。
その他にも、お七夜という行事を知らなかったからしなかった、という方もいるようです。
赤ちゃんのお七夜をしないとどうなる?
赤ちゃんのお七夜はしないといけないものなのでしょうか。
結論から言うと、お七夜は絶対にしなければいけないものではありません。
単なるお祝いごとなので、しなかったからといって、不都合なことが起こるなど、どうにかなるものではないのです。
出生届は、原則赤ちゃんが産まれて14日以内に提出するように定められていますが、名前を付けることと、お七夜(命名式)は直接的に関係もありません。
命名式と言っても形だけで、名前は妊娠中から決めている場合も多く、その最終的に決めた名前を親戚に披露したり、お祝いをするだけという場合が多いからです。
そのような形だけのお祝いであれば、産後すぐのママや赤ちゃんの体調も考えて、「しない」という選択をする方もいるでしょう。
赤ちゃんのお七夜をしない場合
お七夜をするかしないかは、できれば産前に、夫婦で話し合っておきましょう。
その上で、両親、義両親など身近な家族にも、産前に相談しておくことが大切です。
お七夜をするかどうかは夫婦で決めることではありますが、お祝い事なので「したい」「するもの」と他の家族が思っていれば、夫婦の意見との食い違いが起こってしまいますね。
出産後バタバタしている中で、そのようなことで揉めてしまうのは産後のママにとっては負担になってしまうことも。
できれば赤ちゃんが産まれる前に、どうしてお七夜をしないつもりなのか、もしお祝いをするのであれば産後〇ヶ月頃を考えているということを相談しながら、希望を伝えておきましょう。
もし退院できていなければしない、体調が悪ければしないと言う場合でも、事前にそのことを伝えておくと、産後の揉め事が少なくなるかもしれません。
簡易的にお七夜をお祝いするという選択も
最近では身近な家族を呼んでお祝いするほどのものではなくても、夫婦と赤ちゃんで写真を撮るだけなど、簡単にお七夜をお祝いする家庭も増えています。
インターネットで検索すると、かわいらしい命名書のテンプレートを無料でダウンロードできるサイトも多いので、ダウンロードして印刷したものに赤ちゃんの名前を書き、写真を撮って楽しむパパママも多いです。
お祝いの仕方も家族それぞれ。
形式にこだわらず、自分たちのできる範囲で、お祝い事を楽しむのもいいでしょう。
まとめ
赤ちゃんにとってお七夜は最初のお祝い行事ではありますが、必ずしなければいけないという行事ではありません。
しかし、お祝いごとなので、ママやパパがしないと決めても、両親や義両親など、身近な家族がしなければいけない、したいと言う場合もあります。
産後直後の時期ですし、退院してすぐであるの可能性も高いため、お祝いの準備が整わなかったり、赤ちゃんとママの体調がすぐれないこともあるかもしれません。
無理はしない程度に、できれば産前にお七夜をするかしないかを夫婦で話し合っておき、そのことを身近な家族にも伝えておきましょう。